16歳でのCLゴールは生まれるのか?最年少ゴール記録はわずか1年前に更新されたばかり

2020.12.02 16:30 Wed
Getty Images
12月1、2日にかけてチャンピオンズリーグ(CL)グループステージの第5節が行われている。決勝トーナメント進出のチームが徐々に決まりだしている中、注目を集めているのが、ドルトムントのU-20ドイツ代表FWユスファ・ムココ(16)だ。
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11月21日に16歳1日という史上最年少の若さでブンデスリーガデビューを飾った逸材は、24日に行われたグループステージ第4節のクラブ・ブルージュ戦では出場機会がなかったものの、CLでも最年少出場記録を更新する可能性が高い。
◆"神童"アンス・ファティのジュニア時代 久保建英ともプレー

では、出場ではなく得点に目を向けてみるとどうだろうか。

CL最年少ゴール記録が樹立されたのは、今から1年前のこと。昨シーズンのバルセロナでいきなりブレイクを果たしたスペイン代表FWアンス・ファティが17歳40日という若さでゴールを決め、これまでの最年少記録を大きく更新する形となった。

ただ、2004年11月20日生まれのムココは、まだ16歳1カ月にもなっておらず、この先1年以内にゴールを決めることができれば、最年少記録更新となる。
ドルトムントは、グループステージ第4節終了時点で勝ち点9の首位に位置しており、2日に行われる第5節のラツィオ戦に勝利すれば、1位通過が決定する。その場合、第6節のゼニト戦が消化試合になる他、2021年2月以降に行われる決勝トーナメントでも、ムココの出番は訪れるはずだ。

過度な期待は禁物だが、CL初の16歳によるゴールが生まれるだろうか。

◆CL年少ゴール記録(当時所属チーム)
17歳40日:アンス・ファティ(バルセロナ)
2019年12月10日 vsインテル 1-2 ○

17歳195日:ピーター・オフォーリ=クエイ(オリンピアコス)
1997年10月1日 vsローゼンボリ 5-1 ×

17歳216日:マテオ・コバチッチ(ディナモ・ザグレブ)
2011年12月7日 vsリヨン 1-7 ×

17歳218日:セスク・ファブレガス(アーセナル)
2004年12月7日 vsローゼンボリ 5-1 ○

17歳218日:ボージャン・クルキッチ(バルセロナ)
2008年4月1日 vsシャルケ 0-1 ×

17歳241日:マーティン・クレイン(スパルタ・プラハ)
2002年2月27日 vsパナシナイコス 2-1 ×

17歳263日:ブレール・エンボロ(バーゼル)
2014年11月4日 vsルドゴレツ 4-0 ○

17歳300日:アーロン・ラムジー(アーセナル)
2008年10月21日 vsフェネルバフチェ 2-5 ○

17歳322日:カリム・ベンゼマ(リヨン)
2005年11月6日 vsローゼンボリ 2-1 ○

18歳44日:アレックス・オックスレイド=チェンバレン(アーセナル)
2011年9月28日 vsオリンピアコス 2-1 ○

18歳59日:マリヤン・オグニャノフ(レフスキ・ソフィア)
18歳61日:サミュエル・クフォー(バイエルン)
18歳64日:キリアン・ムバッペ(モナコ)
18歳69日:アンドリー・シェフチェンコ(ディナモ・キエフ)
18歳71日:ロケ・サンタクルス(バイエルン)
18歳80日:ナイジェル・デ・ヨング(アヤックス)
18歳85日:マリオ・バロテッリ(インテル)
18歳89日:パトリック・クライファート(アヤックス)
18歳90日:ペール・シルヤン・シェルブレ(ローゼンボリ)
18歳113日:ラウール・ゴンサレス(レアル・マドリー)


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