2位G大阪、攻めるも逆転ならず パトリックの技ありヒールで鳥栖とドロー《J1》
2020.11.29 18:59 Sun
明治安田生命J1リーグ第30節の1試合が29日にパナソニック スタジアム 吹田で催され、ガンバ大阪vsサガン鳥栖は1-1のドローに終わった。
秋から続いた12試合負けなしもあり、上位争いを演じる2位G大阪だが、前節の川崎フロンターレ戦で今季最多5失点の大敗。その敗戦をバネにした戦いが求められる今節は3バックを用いてJ1初先発の川崎と倉田をシャドーの位置に入れ、昌子の代わりに菅沼を最終ラインの一角に配した。一方、14位鳥栖は2試合ぶりの勝利を目指す戦いとなり、前節から4選手を変更。J1初先発の相良を左サイドハーフに入れ、過去7試合で1勝にとどまるアウェイG大阪戦での勝利を目指した。
来季のACL出場権だけでなく、天皇杯出場権もかかる2位の座を守るためにも3ポイントがほしいG大阪だが、久々の3バックだからか、リズムの悪い入りに。そのなかで、鳥栖がセカンドボールを多く回収していき、11分にレンゾ・ペレスが敵陣中央の位置で矢島からボールを奪い切ってショートカウンター。樋口が最終ライン背後を突いた浮き球パスは高尾に対応されるが、こぼれ球を諦めずに追いかけた相良がGK東口との連携ミスも突いて、無人のゴールに沈めた。
4試合連続で先制点献上のG大阪は徐々にアジャストしていき、巻き返す。しかし、34分にパトリックの胸トラップからの絶妙なスルーパスでボックス左のスペースに抜け出した宇佐美の右足フィニッシュは朴一圭が阻止され、右CKのチャンスを獲得した44分に菅沼が放ったヘディングシュートもクロスバーを直撃。さらに、前半アディショナルタイム1分にも右サイド深くの福田からの折り返しに倉田が頭で合わせるが、ここもGK朴一圭が立ちはだかり、生かせない。
試合が進むにつれ、ゴールに襲いかかる場面を増やしたものの、1点が遠かったG大阪はハーフタイム明けから4バックに変更。後半の頭から先制ゴールの相良と内田を下げて小屋松と森下の交代に動き、前半に守勢の時間が続くチームの修正を図った鳥栖を引き続き攻め立てていく。そのG大阪は56分、さらに攻勢を強めようと福田を下げて山本をピッチを送り出すと、続く69分にも川崎に代えて渡邉を投入。再三にわたり、立ちはだかってくるGK朴一圭を崩しにかかる。
互いに次の1点を目指す姿勢が浮き彫りになるなかで、引き続き鳥栖のゴールに迫ったG大阪は幾度かの場面で唐山に決定機が巡ってくるが、いずれもモノにできず、1-1で終了。相良にプロ初ゴールを許して、GK朴一圭の好守に苦しんだG大阪は2試合白星なしとなったものの、パトリックの7ゴール目で最低限の勝ち点1を掴み、勝ち点を「59」に伸ばした。
ガンバ大阪 1-1 サガン鳥栖
【G大阪】
パトリック(後32)
【鳥栖】
相良竜之介(前11)
秋から続いた12試合負けなしもあり、上位争いを演じる2位G大阪だが、前節の川崎フロンターレ戦で今季最多5失点の大敗。その敗戦をバネにした戦いが求められる今節は3バックを用いてJ1初先発の川崎と倉田をシャドーの位置に入れ、昌子の代わりに菅沼を最終ラインの一角に配した。一方、14位鳥栖は2試合ぶりの勝利を目指す戦いとなり、前節から4選手を変更。J1初先発の相良を左サイドハーフに入れ、過去7試合で1勝にとどまるアウェイG大阪戦での勝利を目指した。
4試合連続で先制点献上のG大阪は徐々にアジャストしていき、巻き返す。しかし、34分にパトリックの胸トラップからの絶妙なスルーパスでボックス左のスペースに抜け出した宇佐美の右足フィニッシュは朴一圭が阻止され、右CKのチャンスを獲得した44分に菅沼が放ったヘディングシュートもクロスバーを直撃。さらに、前半アディショナルタイム1分にも右サイド深くの福田からの折り返しに倉田が頭で合わせるが、ここもGK朴一圭が立ちはだかり、生かせない。
試合が進むにつれ、ゴールに襲いかかる場面を増やしたものの、1点が遠かったG大阪はハーフタイム明けから4バックに変更。後半の頭から先制ゴールの相良と内田を下げて小屋松と森下の交代に動き、前半に守勢の時間が続くチームの修正を図った鳥栖を引き続き攻め立てていく。そのG大阪は56分、さらに攻勢を強めようと福田を下げて山本をピッチを送り出すと、続く69分にも川崎に代えて渡邉を投入。再三にわたり、立ちはだかってくるGK朴一圭を崩しにかかる。
後ろに重たい時間が続く鳥栖も72分に林と復帰戦の高橋を送り込み、バランスの修正を試みたが、G大阪の交代策が実を結ぶ。77分、敵陣右サイドの渡邉が自身を追い越す動きでより深い位置を突こうとした高尾にパス。そのままボックス右に侵攻した高尾の折り返しをニアサイドのパトリックが右足ヒールで押し込んだ。ようやく追いついたG大阪は80分に唐山と塚元の若き下部組織出身プレーヤーを投入すると、守りが崩れた鳥栖も81分に豊田という勝負のカードを切る。
互いに次の1点を目指す姿勢が浮き彫りになるなかで、引き続き鳥栖のゴールに迫ったG大阪は幾度かの場面で唐山に決定機が巡ってくるが、いずれもモノにできず、1-1で終了。相良にプロ初ゴールを許して、GK朴一圭の好守に苦しんだG大阪は2試合白星なしとなったものの、パトリックの7ゴール目で最低限の勝ち点1を掴み、勝ち点を「59」に伸ばした。
ガンバ大阪 1-1 サガン鳥栖
【G大阪】
パトリック(後32)
【鳥栖】
相良竜之介(前11)
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