C大阪が横浜FCにウノゼロ勝利! 2連勝で上位争いに踏みとどまる《J1》

2020.11.29 17:17 Sun
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明治安田生命J1リーグ第30節のセレッソ大阪vs横浜FCがヤンマースタジアム長居で行われ、1-0でC大阪が勝利した。

ロティーナ監督が今季限りで退任することが発表されたC大阪は、1試合消化が少ない中でACL出場圏内の2位ガンバ大阪を6ポイント差で追う4位に位置。1-0で勝利を収めた直近の大分トリニータ戦と同様のメンバーをスタメンで起用した。
一方、下平隆宏 監督の新型コロナウイルス濃厚接触者疑いによる自主隔離を試合前に発表した横浜FCは増田功作ヘッドコーチが代行指揮。1-3で敗れた前節の清水エスパルス戦からスタメンを5名入れ替え、GK六反、マギーニョ、袴田、手塚、斉藤光を送り出している。

立ち上がりから積極的なプレーを見せた横浜FCは3分、齋藤功が敵陣左サイド深くからボックス内にボールを供給すると、ボックス左でボールを受けた袴田が反転してからやや強引に左足シュート。至近距離から狙ったが、相手DFのブロックに遭った。

10分を過ぎたあたりから持ち直したC大阪は13分、左サイドを突破した丸橋のパスを受けた清武がボックス左深くから滞空時間の長いクロスを送る。ファーサイドに待ち構えていた片山が右足ボレーシュートを放ったが、こちらも相手DFの身体を張ったブロックに遭った。
その後、ミドルゾーンで一進一退の攻防が続く展開となるなか、横浜FCは28分に決定機。敵陣中央右サイドで瀬古が清武に倒されてFKのチャンスを獲得する。キッカーの手塚が質の高いインスイングのクロスを供給すると、ゴール前の田代がヘディングで合わせたものの、GKキム・ジンヒョンのファインセーブに阻まれた。

前半終盤は互いにチャンスを作れず、ゴールレスのまま後半へ。その後半の立ち上がりでC大阪はギアを上げ、セットプレーからチャンスを作っていく。

49分、FKの二次攻撃で右サイドから送られてきた松田のクロスをボックス左の木本が折り返す。最後はゴール前のマテイ・ヨニッチがヘディングシュートまで持ち込んだものの、GK六反に処理された。

51分には清武の左CKからブルーノ・メンデスがゴールに迫ったものの、Gk六反の牙城を崩せなかったC大阪。それでも同じく左CKを獲得した61分、清武がショートコーナーを選択すると、片山が敵陣左サイド深くから右足のクロスを送る。これに反応したブルーノ・メンデスがゴール右にヘディングシュートを流し込んで、C大阪が先制に成功する。

追いかける展開となり、65分に一美を下げて瀬沼を送り出した横浜FCはその直後の66分、敵陣中央左サイドから小林が正確なロングボールをボックス内に供給。斉藤光がDFとDFの間でボールを受けて、決定機を迎えるも、胸トラップが流れてしまい、フィニッシュまで持ち込めなかった。

その後、瀬古を送り出して試合を締めにかかるC大阪に対して、横浜FCは最終ラインからボールを繋いで反撃のチャンスを窺うも堅い守備を崩すことはできず。最終的にC大阪が1-0で逃げ切り、2試合連続のウノゼロで2連勝で上位争いに踏みとどまった。一方、横浜FCは3試合未勝利となっている。

セレッソ大阪 1-0 横浜FC
【C大阪】
ブルーノ・メンデス(後16)
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