上田綺世&エヴェラウド弾は勝率100%!鹿島が4発で浦和を一蹴《J1》

2020.11.29 16:58 Sun
©︎J.LEAGUE
29日、明治安田生命J1リーグ第30節の鹿島アントラーズvs浦和レッズが県立カシマサッカースタジアムで行われ、4-0で鹿島が快勝を収めた。

前節はホームに柏を迎えて1-4の大敗。カウンターにハマり失点を重ねてしまった。2位確保に向けて負けられない鹿島は、スタメンを1名変更。奈良竜樹に代わり町田浩樹が入った。
対する浦和は前節ホームでガンバ大阪に逆転負け。そのG大阪戦と同じ11人をピッチに送り出した。大槻毅監督が今季限りで退任することが決まり、残り試合で意地を見せたい。

思いは違えど、互いに勝利を目指して臨む一戦。立ち上がりからペースを握ったのはホームの鹿島だった。

まずは3分、左サイドを土居がドリブルで仕掛けると、ボックス左からクロス。これをボックス中央で上田が滞空時間の長いヘッドで合わせるが、わずかに枠を外れる。
さらに9分、土居からの中央へのパスをトーマス・デンが触れず、ボックス内の上田へ。上田は反転してシュートも槙野がブロックする。これで得たCKからボックス内で混戦となると、最後は犬飼がシュートも決まらない。

さらにその流れのCKからは右からのクロスをニアサイドで山本がフリック。ファーサイドに町田が飛び込むが、わずかに届かない。

立て続けにシュートチャンスを作っていた鹿島だったが、11分に先制する。ボックス左で橋岡と対峙したエヴェラウドがクロス。これに飛び込んだ上田が槙野の前に入りヘッド。これが決まり、鹿島が先制する。

鹿島がポゼッションを高め、左サイドを中心に攻撃の形を作っていく。一方の浦和はボール奪取から両サイドをうまく使って鹿島ゴールを目指していく。

カウンターからレオナルドやマルティノスが決定期を迎える浦和だが、最後のところがわずかに合わず、決定機は作れない。

鹿島は前線の上田とエヴェラウドを上手く使ってプレー。ファン・アラーノ、土居がそこに絡んで浦和ゴールに迫る。

そんな中浦和は44分に左CKから山中がクロス、橋岡がフリックしたボールをニアで興梠がヘッドで合わせるが、これはわずかに枠を越えていく。

45分にも浦和は決定機、レオナルドが潰れるも汰木がボールを拾い右サイドを上がるマルティノスへパス。これをマルティノスがダイレクトで左足シュートも、左ポストを叩いてしまう。

さらに波状攻撃は止まらない。46分には裏へのパスに反応した長澤がボックス内でシュート。しかし、前に出たGK沖が体でセーブする。

鹿島1点リードで迎えた後半は互いに交代なし。すると46分、三竿からのスルーパスがファン・アラーノに通ると、GKと一対一の局面でシュート。しかし、GK西川がセーブ。これで得たCKから最後はエヴェラウドがシュートも、DFがブロックに入る。

それでも50分に上田が魅せる。三竿、ファン・アラーノと繋ぐと、パスを受けた上田がボックス手前から右足一閃。強烈なシュートはGK西川の手を弾いてポストを叩きそのままネットを揺らした。

リードを2点に広げた鹿島は52分、スローインの流れから浮き球のパスを三竿がダイレクトで折り返すと、ボックス中央でエヴェラウドがダイレクトシュート。しかし、GK西川がなんとかセーブする。

その後も攻め手を止めない鹿島は64分にミスを突いて追加点を奪う。ハーフウェイライン付近で青木からの横パスが短くなるとファン・アラーノが奪い裏へパス。エヴェラウドへのパスをトーマス・デンがカットに入るが届かず、独走するとそのままゴールを奪い切った。

68分に浦和はボックス手前でFKを得ると、途中出場の伊藤涼が直接狙う。シュートは枠に飛ぶが、GK沖がセーブする。

72分には2ゴールの上田に代えて遠藤康が投入される。すると、75分に右CKを得た鹿島は、ショートコーナーからサインプレー。左に展開すると町田のダイレクトの折り返しをファーサイドで遠藤がダイレクトシュート。しかし、これは右ポストに嫌われる。

浦和は79分に興梠、マルティノスを下げて杉本健勇、宇賀神友弥を投入。興梠のシーズン2桁ゴールはまたしてもお預けに。そして、このタイミングで浦和は3バックにシステムを変更する。

しかし81分に鹿島が4点目を奪い切る。レオ・シルバが持ち出し左の土居へパス。その土居はボックス内で切り返しすと、折り返しをレオ・シルバが落ち着いて流し込み追加点を奪う。

リードを4点とした鹿島は一気に4枚替え。ファン・アラーノ、土居、小泉、エヴェラウドに代えて、永木亮太、松村優太、広瀬陸斗、伊藤翔が入り、こちらもシステムを3バックに変更する。

なんとかゴールを奪いたい浦和は終盤にかけて猛攻。しかし、鹿島も落ち着いて試合をコントロールしそのまま試合終了。鹿島は今季4試合目のクリーンシートで4-0と快勝を収めた。対する浦和は連敗となり、今季の6位以下が決定した。

鹿島アントラーズ 4-0 浦和レッズ
【鹿島】
上田綺世(前11、後5)
エヴェラウド(後19)
レオ・シルバ(後36)
関連ニュース

甲府が鳥栖GKコ・ボンジョを登録ウィンドーの例外適用でレンタル! 「全力で戦いたい」

ヴァンフォーレ甲府は25日、サガン鳥栖から韓国人GKコ・ボンジョ(22)の期限付き移籍加入を発表した。背番号は「32」。加入期間は2024年7月8日までとなる。 今回の移籍登録にあたっては登録ウインドーの例外適用に関する申請をJリーグに行い、適用が承認。規約に則り、負傷中のGK渋谷飛翔を抹消して、コ・ボンジョの登録を申請したという。 コ・ボンジョは2023年に韓国の大学から鳥栖入り。新天地を通じて「ヴァンフォーレ甲府の勝利に貢献出来るよう、努力を惜しまず全力で戦いたいと思います。応援よろしくお願いします」と語った。 一方の鳥栖では「この移籍は自分自身をさらに成長させるための決断です。サガン鳥栖のプライドを持ち、もっと成長した姿で帰って来れるよう全力で戦ってきます」としている。 甲府では渋谷のほか、GK河田晃兵も負傷。直近の明治安田J2リーグ2試合ではGK山内康太の出場が続いている。 2024.04.25 18:20 Thu

札幌がキム・ゴンヒの交通事故を報告…本人に厳重注意、全体で安全運転を再徹底へ

北海道コンサドーレ札幌は25日、FWキム・ゴンヒの交通事故を報告した。 キム・ゴンヒは25日午前の札幌市内にて自家用車で練習場に向かう途中、右折して本線に合流しようとしたところ、右方向から直進の乗用車と接触。事故発生後、速やかに警察等へ連絡して事故処理を行うとともに、相手は救急車にて病院に行き、無事を確認しているという。 クラブは「怪我をされた方の一日も早いご回復をお祈り申し上げるとともに、多大なご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます」とし、キム・ゴンヒへの厳重注意とともに、全選手およびクラブ関係者に安全運転の取り組みを再徹底していくと続けた。 韓国代表としても3キャップのキム・ゴンヒは2022年夏に水原三星ブルーウィングスから完全移籍加入。3シーズン目の今季はここまでJリーグYBCルヴァンカップの1試合に出場している。 2024.04.25 15:55 Thu

徳島FW西野太陽が脳震とう&右頬骨骨折と診断 24日に手術

徳島ヴォルティスは25日、FW西野太陽の負傷を報告した。 京都橘高校でのプレーを経て、地元クラブであり、ジュニアユースで過ごした徳島で2021年にプロ入りの西野。今季もここまで明治安田J2リーグ9試合に出場している。 20日に敵地で行われた第11節の藤枝MYFC戦も先発したが、後半アディショナルタイムにピッチを後に。脳震とうおよび右頬骨骨折と診断されたという。 右頬骨骨折に関しては24日に手術を受け、復帰は経過をもっての判断に。脳しんとう脳震とうにおいてはサッカーにおける指針に沿い、段階的プログラムを組んで通常の競技参加を目指すそうだ。 2024.04.25 14:50 Thu

トッテナムが33年ぶり来日! 神戸と対戦、ポステコグルー監督「日本は私がよく知る国」

Jリーグは25日、トッテナムの今夏来日を発表した。 トッテナムはJクラブとヨーロッパの強豪クラブが対戦する『明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo』の出場チームとして来日。Jリーグから出場となる昨年のJ1リーグ王者、ヴィッセル神戸と7月27日に国立競技場で対戦する。 トッテナムを率いるのはかつて横浜F・マリノスを率いたアンジェ・ポステコグルー監督。中心選手は2020―21シーズンのプレミアリーグでアジア人史上初の得点王に輝いた韓国代表FWソン・フンミンで、チームとしてはチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの真っ只中にいる。 トッテナムからもその来日決定がアナウンス。チームとして33年ぶりの来日となるなか、再び日本の地に降り立つポステコグルー監督はクラブを通じてコメントしている。 「この夏、トッテナム・ホットスパーを日本に連れて行き、ヴィッセル神戸とのエキサイティングな試合ができるのを嬉しく思う。この親善試合は2024-25シーズンに向けた準備の新たなステップになる」 「日本は私が指揮を執る頃からよく知る国。熱烈なフットボールファンで賑わっているし、選手たちが国立競技場の雰囲気を味わうだけでなく、文化に触れたり、善意をサポートしたりするのが楽しみだ」 <span class="paragraph-title">【リリース】Jリーグが今夏のトッテナム来日&ヴィッセル神戸との対戦を発表</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">明治安田Jリーグワールドチャレンジ2024 powered by docomo開催決定!<br><br>7月27日(土)<br> ヴィッセル神戸 vs トッテナム ホットスパー<br>国立競技場<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグワールドチャレンジ</a><a href="https://twitter.com/visselkobe?ref_src=twsrc%5Etfw">@visselkobe</a> <a href="https://twitter.com/SpursOfficial?ref_src=twsrc%5Etfw">@SpursOfficial</a><br>詳細はこちら<a href="https://t.co/vPIgEVKuqR">https://t.co/vPIgEVKuqR</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1783332118434885924?ref_src=twsrc%5Etfw">April 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.25 13:04 Thu

磐田が下部組織出身GK西澤翼の来季加入内定を発表、桐蔭横浜大から入団へ

ジュビロ磐田は23日、桐蔭横浜大学からGK西澤翼(21)の2025シーズン加入内定を発表した。 西澤はアスルクラロ沼津U15、磐田U-18を経て、現在は桐蔭横浜大学の4年生。クラブは「サイズを活かしたシュートストップと、リーダーシップを発揮して最終ラインをまとめあげることが最大の長所」が特長とし、紹介を続けた。 「ジュビロ磐田U-18出身で、チームへの愛着・想い入れを強く感じるプレーヤー」とし、「今年度、デンソーカップでは優勝を経験。全日本大学選抜にも選出され、守護神として安定したプレーを披露するなど、目覚ましい成長を遂げている」 来季から磐田でプロ入りが内定し、クラブを通じて喜びの思いとともに、意気込みを語っている。 「2025シーズンよりジュビロ磐田に加入することになりました、桐蔭横浜大学の西澤翼です。ユースのときにお世話になったクラブでプロキャリアをスタートできることを大変嬉しく思います」 「これまで支えてくださった全ての方に感謝し、サッカーを通して恩返しができるよう全力を尽くします。ジュビロ磐田の勝利に貢献し、ヤマハスタジアムでファン、サポーターの皆さんと喜びを分かち合えるよう頑張ります。応援よろしくお願いします」 2024.04.23 18:15 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly