上位争いの名古屋が8連勝中のホームで足踏み 大分に攻め手を欠き0-0ドロー《J1》
2020.11.28 16:05 Sat
明治安田生命J1リーグ第30節の1試合が28日にパロマ瑞穂スタジアムで催され、名古屋グランパスvs大分トリニータは0-0のドローに終わった。
前節から中6日の名古屋は今節を含めて残り4試合の現時点で2位ガンバ大阪を3ポイントで追う3位。翌日に今節のG大阪にプレッシャーをかけるためにも勝利が求められる大分戦に向け、故障者続出の最前線に阿部とガブリエル・シャビエルを起用するなど、3試合連続で同じメンバーをぶつけた。一方、中2日の大分は11位。2試合ぶりの勝利を目指して前節の先発から5選手を入れ替え、高山、星、高澤、田中、伊佐を送り出した。
試合は2位争いの真っ只中にいる名古屋が8連勝中のホーム戦ということもあり、より高い順位でのフィニッシュを目指す大分を相手にボールの主導権を掴み、攻め手を見いだしにかかる。ただ、自陣にブロックを固める大分も最後のところで突破を許さず、そこからカウンターに出て反攻。名古屋が押し気味に進める試合だが、そのわりにシュートで終わる攻撃が少なく、大分の守りが際立つ展開が続く。
前半の半ば以降も大分のメリハリが効いた戦いに手を焼き、攻め切れぬまま試合を折り返した名古屋はその後半も立ち上がりから押し込む形を作り出すと、50分に自陣高めの位置でボールを奪ってカウンター。ガブリエル・シャビエルからパスを受け。左サイドを縦に突破したマテウスがボックス左から左足クロスでゴール前に猛進した阿部に合わせにかかるが、相手DFにカットされ、フィニッシュに至らない。
すると、守りの時間が続く大分も60分にカウンターからビッグチャンス。敵陣右サイドのスペースでフィードに追いついた田中が素早いルックアップから右足でゴール前にクロスを送ると、ファーサイドの高澤が頭で折り返す。これに反応した星が3人目の動き出しでヘディングシュートに持ち込むが、惜しくもゴール左外。ここまでを通じて最もゴールの可能性を感じた場面だったが、こう着状態を破れない。
その大分が85分に古巣戦の小林と松本を送り込み、テコ入れを図ったなか、最終盤に再び攻めの回数を増やした名古屋だが、頼みの綱のマテウスに良い形でボールが入らない。すると、後半アディショナルタイム3分にバイタルエリア右の岩田が上げた右クロスから三竿が決定的なヘディングシュートを放つが、ランゲラックがファインセーブ。攻勢ムードの大分攻撃陣に名古屋守護神が立ちはだかる。
結局、その後の名古屋のジョアン・シミッチを投入しての攻撃もゴールに繋がらず、ゴールレスドローで終了。クラブ記録となる14回目の無失点を達成した名古屋だが、勝てば得失点差の関係でG大阪を抜いて暫定2位に浮上できるチャンスを逃した。
名古屋グランパス 0-0 大分トリニータ
前節から中6日の名古屋は今節を含めて残り4試合の現時点で2位ガンバ大阪を3ポイントで追う3位。翌日に今節のG大阪にプレッシャーをかけるためにも勝利が求められる大分戦に向け、故障者続出の最前線に阿部とガブリエル・シャビエルを起用するなど、3試合連続で同じメンバーをぶつけた。一方、中2日の大分は11位。2試合ぶりの勝利を目指して前節の先発から5選手を入れ替え、高山、星、高澤、田中、伊佐を送り出した。
前半の半ば以降も大分のメリハリが効いた戦いに手を焼き、攻め切れぬまま試合を折り返した名古屋はその後半も立ち上がりから押し込む形を作り出すと、50分に自陣高めの位置でボールを奪ってカウンター。ガブリエル・シャビエルからパスを受け。左サイドを縦に突破したマテウスがボックス左から左足クロスでゴール前に猛進した阿部に合わせにかかるが、相手DFにカットされ、フィニッシュに至らない。
すると、守りの時間が続く大分も60分にカウンターからビッグチャンス。敵陣右サイドのスペースでフィードに追いついた田中が素早いルックアップから右足でゴール前にクロスを送ると、ファーサイドの高澤が頭で折り返す。これに反応した星が3人目の動き出しでヘディングシュートに持ち込むが、惜しくもゴール左外。ここまでを通じて最もゴールの可能性を感じた場面だったが、こう着状態を破れない。
肝を冷やした名古屋は64分に最初の交代枠でガブリエル・シャビエルを下げて相馬を投入して攻撃の活性化を図ろうとするが、同じタイミングで星と伊佐を下げて野村と知念をピッチを送り出した大分が盛り返す展開に。73分に2枚目のカードで阿部と成瀬の交代に動いた名古屋だが、大分は知念や高澤が立て続けにフィニッシュに持ち込んでいき、終盤に差し掛かるなかで攻撃のペースを掴み始める。
その大分が85分に古巣戦の小林と松本を送り込み、テコ入れを図ったなか、最終盤に再び攻めの回数を増やした名古屋だが、頼みの綱のマテウスに良い形でボールが入らない。すると、後半アディショナルタイム3分にバイタルエリア右の岩田が上げた右クロスから三竿が決定的なヘディングシュートを放つが、ランゲラックがファインセーブ。攻勢ムードの大分攻撃陣に名古屋守護神が立ちはだかる。
結局、その後の名古屋のジョアン・シミッチを投入しての攻撃もゴールに繋がらず、ゴールレスドローで終了。クラブ記録となる14回目の無失点を達成した名古屋だが、勝てば得失点差の関係でG大阪を抜いて暫定2位に浮上できるチャンスを逃した。
名古屋グランパス 0-0 大分トリニータ
|
関連ニュース