フィルミノの重要性を強調するクロップ「彼は12種類の楽器を奏でられるような選手」

2020.11.25 16:02 Wed
Getty Images
リバプールのユルゲン・クロップ監督は、批判も見られるブラジル代表FWロベルト・フィルミノを全面的に擁護している。クラブ公式サイトが伝えた。
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フィルミノは今シーズン公式戦13試合に出場しており、高い献身性と巧みなチャンスメイクなどで大きな貢献を果たしているが、ゴール数は「2」とやや物足りない数字になっている。
今夏にチームへ加入したFWジオゴ・ジョタが公式戦12試合で8ゴールを決めていることもあり、メディアからはフィルミノをベンチとし、ジョタを3トップの一角に据えることを提言する声が多く聞かれていた。

しかし、クロップ監督はそうした声に惑わされることはなく、フィルミノがチームにとってどれだけ貴重な存在であるかを語っている。

「ボビー(フィルミノの愛称)にとって得点は常に重要だが、それがなくても彼は完璧な選手さ。フットボールはオーケストラのようなものなんだ。大きな音で演奏する人がいる一方、それほど大きくない音で演奏する人もいる。だが、そういうプレイヤーだってリズムを取るためには不可欠なのだ」
「ボビーは信じられないほど重要な存在であり、我々のオーケストラにおいて12の楽器を演奏していると言っていい。彼は我々のリズムに欠かせない存在だよ。ありがたいことに、彼がいなくても演奏は可能だが、ピッチに彼がいる方が良い。試合出場数を見れば、私がボビーを気に入っているのは明らかだね」

また、クロップ監督はフィルミノがプレミアリーグ第9節のレスター戦で得点した際、ピッチ上のほとんどのチームメイトが祝福したことにも言及。チームの態度を称賛している。

「ボビーについて私は何も心配していないが、ゴールを決めるのは時々助けになることがある。そして、(レスター戦の)ゴールはとても重要なものだった」

「私がこのゴールで一番気に入ったのは、セレブレーション時の選手たちの反応だね。選手たちは新聞などを読み、(フィルミノに)批判があると知っていた。だから、彼らはボビーがゴールを決めたことを本当に喜んでいたし、絶対に正しいことだと感じていたんだよ」


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