劇的勝利のランパード、勝ち越し狙った姿勢に満足「チームの強さを表している」

2020.11.25 10:43 Wed
Getty Images
チェルシーのフランク・ランパード監督がレンヌ戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。

チェルシーは24日、チャンピオンズリーグ(CL)グループE第4節でレンヌと対戦。24分にカラム・ハドソン=オドイのゴールで先制するも、85分にセール・ギラシーに同点ゴールを決められてしまう。
終盤に追いつかれ、引き分けのまま終了と思われたが、交代で入ったオリヴィエ・ジルーが91分に劇的な勝ち越しゴール。チェルシーが2-1で勝利し、同組2位のセビージャとともにグループ突破を決めた。

ランパード監督は試合後「2試合を残してグループを突破できたことはとても嬉しい」とコメント。試合を振り返った。

「グループ首位を目指して戦ったが、本当にタフな試合だった。レンヌは過小評価されているチームだ。私たちは、大きなプレッシャーの中、良いプレーをしていた。難しい戦いでの勝利だった」
「最初の30分は本当に良いプレーをした。タフな時間帯での選手たちの振る舞い方、大きくフィジカルのあるチームを相手にした中でのディフェンス、そして同点にされた後のリアクション。引き分けも悪くないとわかっていながら、勝ち点を取ろうとした姿勢には本当に満足だ。これはチームの強さを表している。これからも続けていかなければならない」

「インパクトを与えてくれた交代選手たちのおかげで、試合に勝つことができた。これもまた、グループ全体の強化につながってくる」

また、ランパード監督は後半途中から投入され、決勝点を挙げたジルーを絶賛。同じポジションを争うタミー・エイブラハムとの起用問題は嬉しい悩みだと明かした。

「あのゴールは素晴らしかった。またそれだけでなくポストプレーやフィジカルも良かった。いいプレーをしているタミーと、いつもプロ意識を持ってチームに貢献し、信じられないようなリスタートを飾ったオリ(ジルーの愛称)がいるから、メンバー選考の問題がある。嬉しい悩みだ」

「オリは分刻みで出場機会を得るだろうし、スケジュールが忙しいからスタートから試合に出ることもあるだろう。土壇場での決勝点ではなくとも、毎日何かに取り組んでいるオリがゴールを決めれば、このような反応が見られたと思う。そういったことこそ彼がこのチームにとってどのような存在かを意味している」

最後にランパード監督は先制点を挙げたハドソン=オドイについても言及。素晴らしいパフォーマンスを見せていながらもまだ発展途上だと語った。

「彼からは常に改善が見られている。先週のU-21イングランド代表でのパフォーマンスは良かったし、もっと長く出たがっているのも知っていたが、競争相手がいる。もし彼が出場時間を確保できなかったとしても、彼が私に気に入られていないということにはならない。それは確実にないことだ」

「彼はまだ発展途上の選手だ。シュートを放つ前の最初の2つのタッチで見せたクオリティーはトップクラスだった。彼ならできると思っている。カラムには素晴らしい点がたくさんあるし、もっと改善できることも知っている。彼もそれをわかっている」
「彼はチェルシーのビッグプレーヤーであり、私たちと一緒に大きな未来を築くことができる。彼のオールラウンドなプレーは素晴らしかった」
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