ユナイテッドが4発快勝で首位キープ! B・フェルナンデスが2ゴールの躍動《CL》

2020.11.25 07:17 Wed
Getty Images
チャンピオンズリーグ(CL)・グループH第4節、マンチェスター・ユナイテッドvsイスタンブール・バシャクシェヒルが24日にオールド・トラッフォードで行われ、ホームのユナイテッドが4-1で勝利した。
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グループ本命のパリ・サンジェルマン(PSG)、RBライプツィヒとの直接対決を制したユナイテッドだが、グループステージの前半戦最後の試合ではイスタンブールBBSKにクラブ史上初のCL白星を献上。3連勝での折り返しに失敗したものの、苦戦が想定された中で首位をキープしている。
また、直近のリーグ戦でも2連勝を飾り復調気配が漂う中、昨季トルコ王者とのリベンジマッチではWBA戦から先発2人を変更。マティッチとマタに代わってファン・デ・ベークと、加入後初先発のカバーニが起用された。

開始2分にラッシュフォードが見事なドリブル突破からいきなりゴールに迫るなど、アグレッシブな入りを見せたユナイテッド。すると、その勢いのままゴールをこじ開ける。7分、左CKの場面でキッカーのテレスが入れたボールをニアのDFが触ってペナルティアーク付近にこぼれると、これをブルーノ・フェルナンデスが豪快な右足のミドルシュートでゴール右上隅を射抜いた。

幸先良く先制に成功したユナイテッドは、以降相手の反撃に遭いヴィスチャらにフィニッシュまで持ち込まれるが、最後のところではきっちり身体を張ってゴールを許さない。すると、19分には左サイド深くでテレスが入れた何でもないクロスをGKギュノクがキャッチミス。ゴール前でこぼれ球に反応したB・フェルナンデスが無人のゴールへ難なく流し込んだ。
相手の信じがたいミスからリードを広げたユナイテッドはここからきっちりゲームをコントロール。基本的には相手の攻撃を受ける形となるが、そこからスピード自慢のアタッカー陣を生かしたロングカウンターが嵌る形に。

そして、35分にはボックス内に抜け出したラッシュフォードがDFムボンボのファウルを誘い、PKを獲得。これを自ら決めて3点目を奪った。その後、デンバ・バらの決定機をきっちり凌ぎ余裕を持って試合を折り返した。

後半は立ち上がりから攻勢を仕掛けるイスタンブールBBSKに押し込まれるユナイテッドは、50分にヴィスチャにゴール左下隅を狙った決定的なシュートを打たれるが、ここはGKデ・ヘアの好守で凌ぐ。

このピンチを凌いでイーブンな展開に持ち込んだユナイテッドは60分、ラッシュフォード、ブルーノ・フェルナンデス、ワン=ビサカと主力3選手を下げてダニエル・ジェームズ、グリーンウッド、ブランドン・ウィリアムズを一気に投入。この交代でマルシャルがセカンドトップにポジションを移した。

この交代により、グリーンウッドを起点に決定機の数を増やしていくユナイテッドだったが、なかなか4点目を奪えずにいると、徐々にイスタンブールBBSKに流れが移っていく。

そして、75分にはボックス手前で与えたFKの場面でデニス・トゥリュチに壁のギリギリ上を越す左足のシュートを打たれると、GKデ・ヘアが何とかボールを弾き出したが、すでにゴールラインを割ったとの判定でクリーンシートを逃がす。さらに、勢いづいたアウェイチームに押し込まれ続けると、80分にはヴィスチャにあわや2失点目というクロスバー直撃のシュートを許した。

この劣勢を受けてスールシャール監督はマルシャルに代えてマティッチを投入し、逃げ切りを意識した戦い方にシフト。この交代でようやく試合を落ち着けると、試合終了間際の92分にはファン・デ・ベークのスルーパスに抜け出したグリーンウッドのボックス内でのプレゼントパスをダニエル・ジェームズが押し込んで勝利を決定付ける4点目を奪い切った。

そして、前回対戦で敗れたトルコ王者にリベンジを果たしたユナイテッドがグループステージ3勝目を挙げて首位キープに成功した。

マンチェスター・ユナイテッド 4-1 イスタンブールBBSK
【マンチェスター・ユナイテッド】
ブルーノ・フェルナンデス(前7)
ブルーノ・フェルナンデス(前19)
ラッシュフォード(前35[PK])
ダニエル・ジェームズ (後47)
【イスタンブールBBSK】
デニズ・トゥリュチ(後30)

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