主力多数不在の王者リバプール、今季首位相手に貫録の完勝! リーグ戦ホーム64戦無敗のクラブ新記録樹立《プレミアリーグ》
2020.11.23 06:22 Mon
プレミアリーグ第9節、リバプールvsレスター・シティが22日にアンフィールドで行われ、ホームのリバプールが3-0で快勝した。なお、リバプールのFW南野拓実は89分から途中出場した。
一方、リーグ3連勝で首位に立つレスターは、エンディディ、ソユンク、カスターニュと一部主力を欠くものの、連勝中とほぼ変わらないメンバーを揃え、[3-4-2-1]の前線には絶好調のヴァーディ、バーンズ、マディソンとイングランド産タレントが並んだ。
立ち上がりの2分にミルナーの左CKからマネが際どいヘディングシュートを放つなど、攻勢の入りを見せたリバプールは、以降もボックス付近でC・ジョーンズ、ナビ・ケイタ、ジョタと立て続けにフィニッシュまで持ち込み、GKシュマイケルに襲い掛かっていく。
そして、相手を完全に押し込むことに成功したホームチームはやや幸運な形から先制点を奪う。21分、右CKの場面でミルナーが入れたボールをニアのDFフックスが被る形になると、後方のDFエバンスの後頭部に当たり、これが絶妙なバックヘッドの形でゴールネットを揺らした。
その後も両サイドバックの攻撃参加、前線の流動的な動き出しで相手守備に的を絞らせないリバプールが、[5-4-1]のブロックを敷くレスターを押し込んで積極的に2点目を狙う。対するレスターも幾度か良い形でボールを奪った際はバーンズ、ヴァーディのスピードを生かした攻めで相手を引っくり返す場面を作り出す。
そして、互いに惜しい場面を作り合う中、リバプールの絶好調男が決定的な仕事を果たす。前半終了間際の41分、C・ジョーンズからのサイドチェンジを受けたロバートソンが後手の対応を踏んだオルブライトンを冷静にかわして鋭いクロスを供給。絶妙な斜めのランニングでゴール前に飛び出したジョタが冷静に頭で合わせ、クラブ史上初となるデビューからのリーグ戦ホーム4試合連続ゴールとした。
リバプールの2点リードで折り返した試合は前半の流れを踏襲する形の展開が続く。しかし、54分にはリバプールにアクシデントが発生。右ハムストリングを痛めたナビ・ケイタがプレー続行不可能となり、ネコ・ウィリアムズが緊急投入される。この交代によりウィリアムズが右サイドバック、ミルナーが左のインサイドハーフにポジションを移した。
更なる負傷者を出したことで、少し嫌な空気が漂うかに思われたが、タフなユルゲン・クロップ率いるチームは全く動揺を見せない。交代直後にはルーズボールに反応したミルナーのダイレクトスルーパスに抜け出したマネが決定的な枠内シュート。直後の57分にはC・ジョーンズのお膳立てからジョタ、そのこぼれ球にフィルミノと連続で決定機を作るが、GKシュマイケルのビッグセーブ、右ポストに阻まれて3点目とはならず。
一方、後半に入ってもなかなか流れを変えられないレスターは62分、フックスとバーンズを下げてプラートとジェンギズ・ウンデルを同時投入。この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更した。この交代により、ボールを持つ時間はやや増えたが、相手を脅かすような攻撃を仕掛けるまでには至らず。
後半半ばを過ぎてもインターナショナルマッチウィーク明けの疲労を感じさせないダイナミックなパフォーマンスを継続するリバプールは77分にジョタのお膳立てからフィルミノに3点目のチャンスも、ゴール至近距離からのシュートは左ポストを叩く。さらに、跳ね返りを押し込みに行くが、今度はオルブライトンにゴールライン上でかき出される。
それでも、86分にはここまで2度枠に嫌われてきた背番号9に3度目の正直でゴールが生まれる。右CKの場面でミルナーが入れたアウトスウィングのクロスを打点の高いヘディングで合わせたフィルミノのシュートがゴール左隅に決まった。
これで勝利を確信したクロップ監督は89分に殊勲のジョタとマネに代えてオリジと3戦ぶりの出場となる南野を同時にピッチへ送り込み、このまま試合をクローズ。多くの主力を欠く中、今季首位チームを相手に昨季王者の強さを遺憾なく見せつけたリバプールが、3-0の快勝を収めた。なお、この勝利により、リーグ戦でのホームゲーム64戦連続無敗(53勝11分け)というクラブ新記録を樹立することになった。
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前節、マンチェスター・シティとの優勝候補対決を1-1のドローで終えた3位のリバプールだが、その試合で負傷したアレクサンダー=アーノルドに加え、今回のインターナショナルマッチウィークでは長期離脱のジョー・ゴメス、新型コロナウイルスの陽性判定が出たサラー、軽傷を抱えるキャプテンのヘンダーソンと新たに4人の離脱者を出している。それでも、ファビーニョの復帰に伴い、シティ戦からはミルナー、カーティス・ジョーンズ、ナビ・ケイタと最低限の変更に留まった。立ち上がりの2分にミルナーの左CKからマネが際どいヘディングシュートを放つなど、攻勢の入りを見せたリバプールは、以降もボックス付近でC・ジョーンズ、ナビ・ケイタ、ジョタと立て続けにフィニッシュまで持ち込み、GKシュマイケルに襲い掛かっていく。
そして、相手を完全に押し込むことに成功したホームチームはやや幸運な形から先制点を奪う。21分、右CKの場面でミルナーが入れたボールをニアのDFフックスが被る形になると、後方のDFエバンスの後頭部に当たり、これが絶妙なバックヘッドの形でゴールネットを揺らした。
敵地で先制を許したレスターだが、直後の23分に最初の決定機を作り出す。左サイド深くに抜け出したヴァーディが角度を付けてマイナスに折り返すと、後方から走り込んできたフリーのバーンズが右足のダイレクトシュート。しかし、このシュートは枠の右に外れた。
その後も両サイドバックの攻撃参加、前線の流動的な動き出しで相手守備に的を絞らせないリバプールが、[5-4-1]のブロックを敷くレスターを押し込んで積極的に2点目を狙う。対するレスターも幾度か良い形でボールを奪った際はバーンズ、ヴァーディのスピードを生かした攻めで相手を引っくり返す場面を作り出す。
そして、互いに惜しい場面を作り合う中、リバプールの絶好調男が決定的な仕事を果たす。前半終了間際の41分、C・ジョーンズからのサイドチェンジを受けたロバートソンが後手の対応を踏んだオルブライトンを冷静にかわして鋭いクロスを供給。絶妙な斜めのランニングでゴール前に飛び出したジョタが冷静に頭で合わせ、クラブ史上初となるデビューからのリーグ戦ホーム4試合連続ゴールとした。
リバプールの2点リードで折り返した試合は前半の流れを踏襲する形の展開が続く。しかし、54分にはリバプールにアクシデントが発生。右ハムストリングを痛めたナビ・ケイタがプレー続行不可能となり、ネコ・ウィリアムズが緊急投入される。この交代によりウィリアムズが右サイドバック、ミルナーが左のインサイドハーフにポジションを移した。
更なる負傷者を出したことで、少し嫌な空気が漂うかに思われたが、タフなユルゲン・クロップ率いるチームは全く動揺を見せない。交代直後にはルーズボールに反応したミルナーのダイレクトスルーパスに抜け出したマネが決定的な枠内シュート。直後の57分にはC・ジョーンズのお膳立てからジョタ、そのこぼれ球にフィルミノと連続で決定機を作るが、GKシュマイケルのビッグセーブ、右ポストに阻まれて3点目とはならず。
一方、後半に入ってもなかなか流れを変えられないレスターは62分、フックスとバーンズを下げてプラートとジェンギズ・ウンデルを同時投入。この交代でシステムを[4-2-3-1]に変更した。この交代により、ボールを持つ時間はやや増えたが、相手を脅かすような攻撃を仕掛けるまでには至らず。
後半半ばを過ぎてもインターナショナルマッチウィーク明けの疲労を感じさせないダイナミックなパフォーマンスを継続するリバプールは77分にジョタのお膳立てからフィルミノに3点目のチャンスも、ゴール至近距離からのシュートは左ポストを叩く。さらに、跳ね返りを押し込みに行くが、今度はオルブライトンにゴールライン上でかき出される。
それでも、86分にはここまで2度枠に嫌われてきた背番号9に3度目の正直でゴールが生まれる。右CKの場面でミルナーが入れたアウトスウィングのクロスを打点の高いヘディングで合わせたフィルミノのシュートがゴール左隅に決まった。
これで勝利を確信したクロップ監督は89分に殊勲のジョタとマネに代えてオリジと3戦ぶりの出場となる南野を同時にピッチへ送り込み、このまま試合をクローズ。多くの主力を欠く中、今季首位チームを相手に昨季王者の強さを遺憾なく見せつけたリバプールが、3-0の快勝を収めた。なお、この勝利により、リーグ戦でのホームゲーム64戦連続無敗(53勝11分け)というクラブ新記録を樹立することになった。
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