武藤4戦ぶり先発のエイバルがヘタフェとドロー…乾は今季初めて出場なし《ラ・リーガ》

2020.11.23 00:10 Mon
Getty Images
ラ・リーガ第10節、エイバルvsヘタフェが22日にイプルーアで行われ、0-0のドローに終わった。なお、エイバルのFW武藤嘉紀は先発出場し77分までプレー。MF乾貴士は今季初めて出場なしに終わった。
PR
前節、ウエスカ戦をドローで終えた16位のエイバルは3試合ぶりの白星を目指して10位のヘタフェと対戦した。ウエスカ戦で2試合ぶりのフル出場となった乾は今季初めてベンチスタートとなり、武藤が4戦ぶりにスタメンを飾った。
共に[4-4-2]の布陣を採用し、立ち上がりから球際でのデュエルを強調した戦いを見せる両チーム。その中で先に決定機を迎えたのはホームのエイバルだった。

12分、左サイドのブライアン・ヒルを起点にボックス手前でボールを受けたエドゥ・エスポジトがワンタッチパスをゴール前に通す。これに反応したキケ・ガルシアのシュートはGKソリアの好守に遭うも、こぼれ球が再びキケ・ガルシアの足元に。だが、すかさず放った右足のシュートはクロスバーを叩いた。

立ち上がりの絶好機を逸したエイバルだが、その後も左サイドで切れ味鋭い仕掛けを見せるブライアン・ヒルがサイドで優位性を作り出し、キケ・ガルシアが幾度もフィニッシュに絡んでいく。その中で2トップの一角に入った武藤は自ら決定機に絡む場面はないが、前線からの献身的な守備と持ち味のキープ力で上々のプレーを見せる。
前半半ばから終盤にかけてはヘタフェが押し返して中盤での潰し合いが目立つ展開に。その流れの中で40分過ぎにキケ・ガルシア、クチョ・エルナンデスと互いに際どい枠内シュートを打ち合うが、いずれも両守護神の好守に阻まれ、前半は0-0で終了した。

後半は前半以上に動きの少ないこう着状態が続く。互いに攻撃の形はあるものの、相手の守備の集中力の高さに加え、攻撃の精度の低さが目立つ。

そういった中、エイバルベンチは75分過ぎに武藤を下げてセルジ・エンリクを投入。だが、この交代直後の78分にはボックス右に抜け出したハイメ・マタに際どいシュートを浴びるなど、やや劣勢の時間が続く。

その後、87分にはエイバルに後半最大の決定機。ブライアン・ヒルの左クロスをゴール前のセルジ・エンリクが頭で合わすが、これは惜しくも右ポストを叩く。さらに、このプレーの流れでGKに不必要なファウルを犯したキケ・ガルシアが2枚目の警告で退場となってしまった。

これを受けて引き分けやむなしの戦いを見せたエイバルはヘタフェの攻撃を無失点で凌ぐことに成功したが、前後半のチャンスの数を考えれば、悔やまれる0-0のドローとなった。

PR
関連ニュース

なでしこジャパン未招集でも大記録!エイバル一筋MF米井朋香がクラブ通算100試合出場達成

エイバルの女子チームに所属するMF米井朋香(24)が、クラブでの通算100試合出場を達成した。 米井はJFAアカデミー福島の7期生で、同期にはマイナビ仙台レディースのMF高平美憂らがいる。 2018年の卒業後にスペインへと渡った米井は、当初エイバルのBチーム中心でスタートしたが、早期にファーストチームデビューし、出場機会も増加。1部昇格年となった2020-21シーズンは18試合に出場した。 ただ、翌シーズンは開幕前にヒザの前十字じん帯損傷という大ケガに見舞われ、チームも2部へ降格。それでも、復帰を果たしてチームを再び1部へ押し上げ、今季もリーガF(スペイン女子1部)でスタメン10試合を含む17試合に出場している。 13日の第23節、セビージャ戦で77分に途中出場を果たし、エイバル一筋7シーズン目にして通算100試合出場という偉大な記録を達成。試合も3-0で勝利し、節目に花を添えている。 <span class="paragraph-title">【写真】エイバルが米井朋香の100試合出場を祝福!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="eu" dir="ltr"> partida bete ditu Honoka Yoneik talde armaginean!<br><br><a href="https://twitter.com/hashtag/EibarFem?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#EibarFem</a> | <a href="https://twitter.com/hashtag/BetiArmaginak?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#BetiArmaginak</a> <a href="https://t.co/FWf8wv24Ra">pic.twitter.com/FWf8wv24Ra</a></p>&mdash; SD Eibar (@SDEibar) <a href="https://twitter.com/SDEibar/status/1779150236285350241?ref_src=twsrc%5Etfw">April 13, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.15 22:05 Mon

3季ぶりの昇格を目指すエイバルがエチェベリア監督との契約延長を発表

エイバルは21日、ホセバ・エチェベリア監督との契約を2025年6月30日まで延長した。 現役時代はアスレティック・ビルバオで15年間に渡って活躍したエチェベリア監督は、2010年に現役を引退。2012年から古巣アスレティックのユースアカデミーで指導者としてのキャリアをスタートさせた。 その後、アモレビエタやテネリフェ、ミランテスなど国内下部リーグに所属するクラブで監督を務めると、2022-23シーズン限りで退任したガイスカ・ガリターノ前監督の後任として、昨夏にエイバルの指揮官に就任した。 今季は開幕5試合で4敗とスタートダッシュに失敗したが、その後は10試合無敗を記録するなど、ここまで31試合を終えたセグンダディビジョンで15勝7分け9敗の4位に位置。 なお、自動昇格圏の首位レガネスとは4pt差で、2位エルチェとは1pt差につけており、3シーズンぶりの1部昇格が狙える位置につけている。 2024.03.22 08:45 Fri

アルメリア、新監督に元エイバルのガリターノ氏を招へい

アルメリアは9日、スペイン人指揮官ガイスカ・ガリターノ氏(48)を新監督に招へいしたことを発表した。契約期間は2025年6月30日までとなる。 ガリターノ氏は2009年に現役引退すると、すぐに指導者キャリアをスタート。エイバルやレアル・バジャドリー、デポルティボ・ラ・コルーニャ、アスレティック・ビルバオで指揮を執り、直近では2021年夏から古巣エイバルの監督に復帰したが、昨季終了後に契約満了で退任していた。 アルメリアは新監督のガリターノ氏について「経験豊富な人格者であり、非常に合理的で守備と攻撃のバランスを見極めることによってチームに安定感を与える。そして何よりも、現在アルメリアの最大の弱点である守備の脆さへの対策を施してくれることだろう」と説明している。 今夏に新監督としてビセンテ・モレノ氏を招へいし新シーズンに臨んだアルメリアだったが、序盤戦から守備が崩壊し苦境に立たされると、2分け4敗で臨んだ第7節のセビージャ戦で1-5の大敗。これを受け、9月末にモレノ監督の解任を発表していた。 2023.10.10 01:00 Tue

マルセイユの米代表FWコンラッドがエイバルに移籍

エイバルは8日、マルセイユからアメリカ代表FWコンラッド・デ・ラ・フエンテ(22)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 コンラッドはバルセロナのカンテラ出身。バルセロナのファーストチームでも3試合に出場していたが、2021年7月にバルセロナB(バルサ・アトレティック)からマルセイユへ完全移籍した。 左右のウイングを主戦場とするアタッカーは、マルセイユでここまで公式戦23試合に出場し、1ゴール3アシストを記録。昨シーズンは出場機会を求めてオリンピアコスにレンタル移籍したが、その新天地ではミチェル監督との確執もあって公式戦5試合の出場にとどまった。 2022年1月の招集以降はアメリカ代表からも遠ざかっており、慣れ親しんだスペインの地でエイバルのプリメーラ昇格に貢献し、キャリア再生といきたいところだ。 2023.08.09 14:36 Wed

ビルバオMFベンセドール、2部エイバルにレンタル

セグンダのエイバルは5日、アスレティック・ビルバオのスペイン人MFウナイ・ベンセドール(22)を1年間のレンタルで獲得したことを発表した。 ビルバオの下部組織で育ったセントラルMFのベンセドールは、2020年2月にファーストチームデビュー。2020-21シーズンより主力に定着し出し、2021-22シーズンはラ・リーガ34試合に出場した。 しかし、昨季はラ・リーガ10試合(うち先発は0試合)の出場に終わり、期待された活躍は見せることができなかった。 2023.08.05 22:30 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly