“後輩”久保建英について「様々な面で成長しなければ」、日本代表と対戦するパナマ代表監督「明日は難しい試合になる」

2020.11.12 21:40 Thu
©超ワールドサッカー
パナマ代表のトーマス・クリスティアンセン監督は12日、日本代表戦を翌日に控えた前日会見に出席した。パナマ代表は、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)に出場。日本代表とは約2年前の2018年10月に対戦。日本で行われた試合は、3-0で日本が勝利を収めていた。
今回はヨーロッパでプレーする選手を中心に招集したパナマ代表。クリスティアンセン監督にとって、就任後3試合目の相手となる日本代表の印象について語った。

10月のカメルーン代表戦、コートジボワール代表戦をを観たというクリスティアンセン監督は日本の印象について、「代表監督の仕事として、チームのために準備を進めていくということが非常に重要。その一環として日本代表の10月の試合も観た。カメルーン戦、コートジボワール戦を観たが、力のあるチームで2試合とも良い試合をしたと思う」とコメント。選手についても「日本代表の選手たちはヨーロッパの主要リーグでプレーしている選手が多いので、明日の試合は難しい試合になることを覚悟している」とし、難しい試合になると予想した。

特に気になる部分については「非常にダイナミズムにあふれたチーム。ヨーロッパの主要リーグで多くの経験を積んだ選手がいる。インテンシティも高く、特にプレスや攻守のトランジションという面では、非常に優れていると思う」と日本の守備面での良さを感じたとし、「プレスに関しては仕上がっているように感じている。明日の試合ではそのあたりがやりづらくなるだろう」と、どのように日本のプレスを回避するかがポイントとなるようだ。
また「日本代表は10月から11月とほぼ同じメンバーで戦うので、今後の日本代表のベースとなる選手たちと戦うのだろう」と主力メンバーとの対戦ができることを予想。一方で、「今回は、様々な事情でJリーグの選手は合流していないのは知っている」とし、国内にもまだ選手がいることも把握しているようだった。

クリスティアンセン監督は現役時代にバルセロナやビジャレアルでもプレー。ラ・リーガを中心にプレーしてきたが、同じクラブでプレーするMF久保建英についての印象も語った。

「久保選手をすでに知らない人はいないと思う。若い選手で将来性が非常にあると思う。ここでストップするのではなく、徐々に進み、様々な面で改善して成長していかなければいけない」

「ビジャレアルは選手としてもよく知っているが、働いている人や会長なども含めて、素晴らしいチームだと思っている。間違いなく久保選手はそこで成長するだろう。非常に良いチームを選んだと思う」

8月にパナマ代表監督に就任したクリスティアンセン監督は、10月にコスタリカ代表と2試合を実施。どちらの試合も0-1で勝利を収めたが、同じ相手に、大きく試合の様相が異なることとなった。

コスタリカ戦については「10月にコスタリカと戦った2試合は非常に難しい試合だった。パナマ代表は新型コロナウイルスの影響でトレーニング、試合をできていない中でコスタリカ戦を迎えた」とし、準備ができなかったとコメント。また「パナマは国内リーグが完全にストップしてしまった数少ない国だ。選手たちはピッチ上でパフォーマンスを表現しようと試みたし、秩序立った試合を心がけた」とし、調整が難しかったことで、試合も難しいものになったとした。

それでも「1試合目から2試合目にかけてはトレーニングの蓄積や試合勘などが改善したと思うが、ポゼッションを高めて、試合の流れを自分たちの望む方向に進んでいけるような試合運びを最終的には理想としている」とし、チームとして規律を作り、ポゼッションするスタイルを目指していることを明かした。

パナマのストロングポイントについては「スター選手がいるようなチームではないが、できるだけコンペティティブなゲームを日本戦、親善試合のアメリカ戦でも展開していきたい」とし、「親善試合なので、今後の選手たちのパフォーマンスの評価に役立てていきたい」とコメント。ヨーロッパ組の選手たちの評価につなげていきたいとした。

日本代表vsパナマ代表は、13日(金)の23時15分にキックオフを迎える。
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女子W杯前になでしこと対戦のパナマ女子MF、フランス戦での鮮烈FK弾に続きクラブ帰還後も再びのゴラッソ!

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ブラジル敗退、猛攻凌いだジャマイカが値千金ドローで決勝T初進出! フランスはパナマとの乱打戦制し首位通過【2023女子W杯】

2日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループF最終節の2試合が同時刻キックオフで行われ、フランス女子代表とジャマイカ女子代表の決勝トーナメント進出が決まった。 グループFは最終節前の段階で首位に勝ち点「4」のフランス、2位に同じく「4」のジャマイカ、3位に「3」のブラジル女子代表、4位に「0」のパナマ女子代表という順位。すでにパナマのグループステージ敗退が決まっている状況で、ジャマイカvsブラジル、パナマvsフランスが行われた。 初戦の強豪フランス戦をゴールレスドローで終え、第2節のパナマ戦ではワールドカップ初勝利をあげるなど大健闘しているジャマイカ。引き分け以上でグループステージ突破という状況にあり、男女通じて史上初の決勝トーナメント進出を目指す。初戦に退場処分を受けたキャプテンのカデイシャ・ショーがスタメンに戻ってきた。 対するブラジルは自力でのグループステージ突破を決めるため、なんとしても勝利が欲しいところ。引き分けた場合はフランスの結果次第となる。レジェンド・マルタが今大会初先発、最終ラインに入ったカセレン・ソウザが今大会初出場となった。 戦前の予想通り、序盤からブラジルがボールを握る展開に。5分には、左サイドから切り込んだマルタがデビーニャへパスを送り、再びボールがマルタのもとへ。右足でシュートを狙うもミートしきれず、GKにセーブされた。 11分にもマルタにシュートチャンスが訪れるが、今度はDFにブロックされる。引いて守るジャマイカは最前線のショーをターゲットにカウンターを試みるが、決定機は作れない。 その後もブラジルの攻勢が続き、特に左サイドからチャンスを作る。20分には、左サイドバックのタミレスが左ポケットでボールを受けてシュート。24分には、タミレスの左からのクロスにアリ・ボルジェスが頭で合わせたが、枠の右へと外れた。 その後も押し込むブラジルに対しジャマイカが粘りの守備を見せ、こう着状態が続く。それでも39分にはブラジルが波状攻撃。再び左ポケットに走り込んだタミレスは、浮き球のパスを左足ダイレクトで振り抜いたが、GKレベッカ・スペンサーにセーブされた。 前半8本のシュートを記録したブラジルに対しジャマイカのシュート本数は0本。それでも耐え抜き、0-0で試合を折り返した。 後半は両チーム共に頭から選手を1人交代。ブラジルはパナマ戦でハットトリックのボルジェスを下げてベアトリス・ジョアンを投入し、テコ入れを図った。 それでも決定打に欠くブラジル。刻々と時間は過ぎていき、ジャマイカの決勝トーナメント進出が少しずつ現実味を帯びていく。 70分を過ぎると、ジャマイカが徐々に前へ出ていけるようになる。82分には、高い位置でのパスカットから最前線のショーへとボールが繋がり、そのままドリブル。シュートまで持ち込みブラジルゴールを脅かした。 ブラジルはどうしても1点が遠く、87分には左サイドから切り込んだデビーニャが自らシュートを放つもGKの正面。90分には途中出場のアンドレッサ・アウベスが直接FKからゴールを狙ったが、ネットを揺らすことはできなかった。 後半アディショナルタイムにもCKからデビーニャがヘディングシュートを放ったが、GKスペンサーがしっかりとセーブ。そのまま逃げ切り3試合連続のクリーンシートを達成したジャマイカが、見事に決勝トーナメント進出を果たすこととなった。 一方、最もグループステージ突破に近いフランスは、序盤に直接FKからパナマに先制点を許す意外な展開に。それでもカディディアトゥ・ディアニのハットトリックなどもあり、結果的には大量6得点をゲット。3-6の打ち合いを制し、グループF首位通過を決めた。 この結果、ジャマイカとの一戦をドローで終えたブラジルがまさかのグループステージ敗退。決勝トーナメントに進んだフランスはグループHの2位、ジャマイカはグループHの1位とラウンド16で対戦する。 なお、グループHは最終節を残した段階で、勝ち点「6」のコロンビアが首位、「3」のドイツが2位、同じく「3」のモロッコが3位、「0」の韓国が4位となっている。 ジャマイカ女子代表 0-0 ブラジル女子代表 パナマ女子代表 3-6 フランス女子代表 【パナマ】 マルタ・コックス(前2) ヨミラ・ピンソン(後19[PK]) リネス・セデーニョ(後42) 【フランス】 マエル・ラクラル(前21) カディディアトゥ・ディアニ(前28、前37[PK]、後7[PK]) レア・ル・ガレック(前45+5) ヴィッキー・ベチョ(後45+10) ◆グループF最終順位 (勝ち点、得失点差) 1.フランス 7pt/+4 2.ジャマイカ 5pt/+1 ーー決勝トーナメント進出ーー 3.ブラジル 4pt/+3 4.パナマ 0pt/-8 2023.08.02 21:28 Wed

初優勝目指すブラジル、W杯デビューの23歳FWアリ・ボルジェスが圧巻のハットトリック&アシストで全4ゴールに絡み初出場パナマを一蹴【2023女子W杯】

24日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループF第1節のブラジル女子代表vsパナマ女子代表がオーストラリアのハインドマーシュ・スタジアム(アデレード)で行われ、ブラジルが4-0で勝利した。 9大会連続9回目の出場も、男子と違いまだ優勝がないブラジルと、今大会が初出場となるパナマの一戦となった。 ブラジルは[4-4-2]のシステムで臨み、デビーニャとビア・ザネラットの代表100キャップ超えの経験豊富な2人が2トップでコンビを組んだ。なお、“サッカーの女王”と呼ばれ10番を背負い、6大会連続ゴールの期待が懸かるマルタはベンチスタートとなった。 初出場のパナマは[5-4-1]のシステム。なでしこジャパンと仙台で親善試合を戦った相手。その試合の先発メンバーのうち、8名がブラジル戦でも先発出場。W杯での初陣となった。 19分、左サイドのスペースに出されたスルーパスにデビーニャが抜け出すと、ボックス左からクロス。これをファーサイドでで待っていたアリ・ボルジェスがヘッド。これが見事に決まり、ブラジルが幸先良く先制する。 攻め立てるブラジルだが、なかなか決定機は作れず。それでも36分、ボックス内での混戦となるとルアナの強烈なミドルシュートが枠を捉えるも、GKジェニス・ベイリーがワンハンドセーブを見せて追加点を許さない。 しかし39分にブラジルは追加点。左サイドを突破したタミレスがボックス左から鋭いクロス。ファーサイドへのボールをアリがヘッド。GKベイリーがセーブも、こぼれ球をアリが詰めてブラジルが2点目を奪う。 2点リードで迎えた後半もブラジルが立ち上がりから押し込むと、48分に圧巻のゴールを奪う。左サイドを仕掛けると、タミーレスのスルーパスに抜け出たデビーニャがアドリアーナとワンツーを仕掛けてボックス左角からダイレクトクロス。アリがうまく抜け出してトラップすると、シュートではなくヒールで流し、最後はザネラットがダイレクトシューを蹴り込んだ。流れるようなパスワークであっという間の3点目となった。 良い形が作れないパナマだったが、58分に決定機。ボックス左でボールを持ったカリナ・バルトリプ=レジェスが切り返してボックス内に入り右足シュート。強烈なシュートがゴールに飛んだが、GKレチシアがセーブ。パナマにとっては、初の枠内シュートとなった。 さらに70分にもブラジルが魅せる。左サイドからのジェイゼのクロスに対し、ラインの裏に飛び出したアリがフリーでドンピシャヘッド。GKの股を抜いたシュートが決まり、アリはW杯デビュー戦での見事なハットトリックを記録した。 ブラジルはハットトリックのアリを75分で下げ、マルタを投入。これでマルタは6大会連続の出場となった。 終盤にかけてパナマはゴールに迫るシーンも見られたが、ブラジルの攻勢は止まらず。 ブラジル女子代表 4-0 パナマ女子代表 【ブラジル】 アリ・ボルジェス(前19、前39、後25) ビア・ザネラット(後3) 2023.07.24 22:01 Mon
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