「慢心や油断が生じないように」DF吉田麻也がキャプテンとして気にすること「選手としての能力が試される」
2020.11.12 21:10 Thu
日本代表がオーストリアのグラーツへ集合。パナマ代表戦を翌日に控えた12日のトレーニング前にオンラインでのメディア取材に応じた。
10月のオランダ遠征に引き続き招集を受けたDF吉田麻也(サウサンプトン)が取材に応じた。
10月に行われたカメルーン代表戦、コートジボワール代表戦では2試合とも先発し、無失点に抑えた吉田。カタール・ワールドカップ(W杯)予選前最後の活動になる今回の2試合について「まずは2試合良い試合をして勝ちたいです。次のシリーズが予選になることを願っていますし、11月から3月まで期間が空くので、できる限り形を作って良い状態で3月に臨まなければいけない」と、良い形でこの2試合を終えたいと語った。
また、「一番僕として危惧しているのは前回2試合良い試合をして、慢心や油断が生じないように気を引き締めてもう一回良いパフォーマンスをするんだというのを意識してやらなければいけないと思っています」と、10月の良いパフォーマンスによって生まれる油断を懸念していると明かした。
カタールW杯は2年後にやってくる中で、新型コロナウイルスの影響で活動の機会が減っている日本代表。吉田は、「活動の回数が減って、積み上げる回数が減ってしまったのは事実ですけど、意外に難しい状況下でこそ、成長できることもあるとポジティブに捉えています」と、短い期間でも不安はないとのこと。「意外とこのチームはアジアカップてうまくいかなかったり、最後の最後でタイトルを取れなかったり、予選でも本当に劣悪な環境で練習しなきゃいけなかったり、コロナウイルスの影響があったり。なかなか事がスムーズに進まない中で、ある程度チームとして成り立ってはいるので、こういう状況でこそ本当に選手としての能力が試されると思います」とし、これまでも苦難を乗り越えてきたことがプラスに働く可能性があるとし、「追い込まれてこそ良い緊張感の中で成長できると思うので悲観してはいない」と、余裕がないこともプラスに働くと考えられるとした。
サンプドリアで2シーズン目を過ごす吉田は、今季のセリエAで6試合に出場している。クラブでのプレーについては「1つコンスタントに試合に出られていること。移動距離、時差が少ない事。結果がチームとしても出ているので、そんなに監督もいじらないだろうなということがあって、コンディション的には普段よりも良いかもしれないです」と手応えを感じているとのこと。「どのリーグ、どのチームでも必ずチーム内での競争はありますから特に帰った後の初戦を意識しています。そこで良いパフォーマンスをして、レギュラーとしてもポジションを確立するには代表明けは大事だと思います」とし、代表活動から帰った後のパフォーマンスが大事だとした。
改めて油断しないで2試合に臨む方法については「前回は非常にみんなの気持ちも伝わってきました。久々ということでモチベーション高くみんなが代表に挑んできていました。今回は期間も短いですし、良いプレーができるだろうと、人間としてのギアを落としてしまいそうなところをもう一個上げていけるように、練習の中からそういった雰囲気を作っていきたいと思います」とし、緩まないどころか1つ上げていきたいとコメント。「必要ならば声かけをしていかなければいけないんじゃないかなと思います」と、キャプテンとしてチームを締める行動も取るとした。
また、守護神として予選を共に戦い、カメルーン戦で無失点に抑えたGK権田修一(ポルティモネンセ)についても言及。クラブでは出場機会に恵まれていないものの、信頼をしていると語った。
「ゴンちゃんは中学生のころから知っているので長く一緒にやっています。非常に落ち着いて、常に高いパフォーマンスを出せる選手だと思います。代表でも試合に出られない時期が長くありましたけど、やるべきことをしっかりやって、チャンスを待った結果、こうして出場機会が多くなっていると思います」
「ヨーロッパに出て、自分の快適なエリアから飛び出して、いろいろなことにチャレンジしているのは川島選手もシュミット選手も同じです。だからこそ、この3人が代表で活躍していると思います。継続することが大事です。正直、2次予選に関して、どちらかといえば、0が続くというのは、続かなければいけないという言葉遣いの方が正しいかなと思っています」
10月のオランダ遠征に引き続き招集を受けたDF吉田麻也(サウサンプトン)が取材に応じた。
また、「一番僕として危惧しているのは前回2試合良い試合をして、慢心や油断が生じないように気を引き締めてもう一回良いパフォーマンスをするんだというのを意識してやらなければいけないと思っています」と、10月の良いパフォーマンスによって生まれる油断を懸念していると明かした。
カタールW杯は2年後にやってくる中で、新型コロナウイルスの影響で活動の機会が減っている日本代表。吉田は、「活動の回数が減って、積み上げる回数が減ってしまったのは事実ですけど、意外に難しい状況下でこそ、成長できることもあるとポジティブに捉えています」と、短い期間でも不安はないとのこと。「意外とこのチームはアジアカップてうまくいかなかったり、最後の最後でタイトルを取れなかったり、予選でも本当に劣悪な環境で練習しなきゃいけなかったり、コロナウイルスの影響があったり。なかなか事がスムーズに進まない中で、ある程度チームとして成り立ってはいるので、こういう状況でこそ本当に選手としての能力が試されると思います」とし、これまでも苦難を乗り越えてきたことがプラスに働く可能性があるとし、「追い込まれてこそ良い緊張感の中で成長できると思うので悲観してはいない」と、余裕がないこともプラスに働くと考えられるとした。
メキシコ代表との対戦は、2013年6月のコンフェデレーションズカップ以来の対戦となる。吉田は途中出場した試合だが「コンフェデでも(ロンドン・)オリンピックでも負けていて、非常に強い相手だと思いますけど、久しぶりに対戦するので勝ちたいです」と結果を残したいと意欲を見せた。
サンプドリアで2シーズン目を過ごす吉田は、今季のセリエAで6試合に出場している。クラブでのプレーについては「1つコンスタントに試合に出られていること。移動距離、時差が少ない事。結果がチームとしても出ているので、そんなに監督もいじらないだろうなということがあって、コンディション的には普段よりも良いかもしれないです」と手応えを感じているとのこと。「どのリーグ、どのチームでも必ずチーム内での競争はありますから特に帰った後の初戦を意識しています。そこで良いパフォーマンスをして、レギュラーとしてもポジションを確立するには代表明けは大事だと思います」とし、代表活動から帰った後のパフォーマンスが大事だとした。
改めて油断しないで2試合に臨む方法については「前回は非常にみんなの気持ちも伝わってきました。久々ということでモチベーション高くみんなが代表に挑んできていました。今回は期間も短いですし、良いプレーができるだろうと、人間としてのギアを落としてしまいそうなところをもう一個上げていけるように、練習の中からそういった雰囲気を作っていきたいと思います」とし、緩まないどころか1つ上げていきたいとコメント。「必要ならば声かけをしていかなければいけないんじゃないかなと思います」と、キャプテンとしてチームを締める行動も取るとした。
また、守護神として予選を共に戦い、カメルーン戦で無失点に抑えたGK権田修一(ポルティモネンセ)についても言及。クラブでは出場機会に恵まれていないものの、信頼をしていると語った。
「ゴンちゃんは中学生のころから知っているので長く一緒にやっています。非常に落ち着いて、常に高いパフォーマンスを出せる選手だと思います。代表でも試合に出られない時期が長くありましたけど、やるべきことをしっかりやって、チャンスを待った結果、こうして出場機会が多くなっていると思います」
「ヨーロッパに出て、自分の快適なエリアから飛び出して、いろいろなことにチャレンジしているのは川島選手もシュミット選手も同じです。だからこそ、この3人が代表で活躍していると思います。継続することが大事です。正直、2次予選に関して、どちらかといえば、0が続くというのは、続かなければいけないという言葉遣いの方が正しいかなと思っています」
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