サッスオーロの躍進支えるロカテッリがミラン時代を回想「準備ができていなかった」

2020.11.12 00:00 Thu
サッスオーロのイタリア代表MFマヌエル・ロカテッリがミラン時代を回想している。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』に語っている。
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ミランの下部組織で育ったロカテッリは、2016年4月にトップチームデビュー。同年の10月に行われたユベントス戦で鮮烈なミドルシュートを叩き込み、大きなインパクトを残した。しかし、その後は伸び悩み、2018年夏にサッスオーロへ完全移籍。サッスオーロでは主力として活躍し、今季は7試合を終えた段階で2位に付けるチームの主軸となっている。
そのロカテッリはサッスオーロでの成長と、ミラン時代について次のように述べている。

「デ・ゼルビ監督が人生を変えてくれた。サッスオーロに移籍して別の選手、人間として見られるようになった。彼は僕を成熟させ、ピッチ上でもピッチ外でも最高のパフォーマンスを発揮させてくれた」

「ミランに対しては感謝しかないし、常に彼らの成功を願っている。ミランではうまく行かなかったが、ミランには良い印象しかない。ユベントス戦でのゴールは言わば“諸刃の剣”のようなモノだった。大きな喜びを与えてくれたけど、あれ以降、あのようなゴールを期待され、プレーが難しくなった。期待も膨らんだね。僕は準備ができていなかった。ただ、今は違う見方をしていて、あのゴールが歴史に残ることを嬉しく思うし、自分の心にも残ると認識できているんだ」


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