【ブンデスプレビュー】5勝1敗で並ぶデア・クラシカー! 序盤の大一番《ドルトムントvsバイエルン》

2020.11.07 18:00 Sat
Getty Images
ブンデスリーガ第7節、ドルトムントvsバイエルンの“デア・クラシカー”が7日の26:30にキックオフされる。5勝1敗で並ぶ両者が激突する序盤の大一番だ。
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ドルトムントは前節ビーレフェルト戦をDFフンメルスのドッペルパックで快勝とし、リーグ戦4連勝とした。そして水曜に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではクラブ・ブルージュ相手に前半の3ゴールで快勝。余裕を持った戦いでバイエルン戦を迎えており、大一番に向けて万全の状態だ。CLラツィオ戦の敗戦を受けてシャルケとのダービーから4バックに変更しているドルトムントはそれ以降の公式戦を4戦全勝と好調。結果的にバイエルンと同システムとなった中、完全マッチアップの形で王者を上回れるか。
対するバイエルンは前節、ケルン相手に前半の2ゴールで逃げ切り勝利。こちらも4連勝とした中、火曜に行われたCLではザルツブルク相手に一時は同点とされながらも終盤の4発で終わってみれば6-2と圧勝した。CL3連勝としてグループステージ突破に目途が立った中、リーグ最大のライバルであるドルトムント撃破を目論む。

なお、今季開幕後の10月1日に行われたDFLスーパーカップではバイエルンが2点のリードを追いつかれながらも最終的にはMFキミッヒの決勝弾で3-2と競り勝っている。

◆ドルトムント◆
【4-2-3-1】

▽ドルトムント予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ビュルキ
DF:ムニエ、アカンジ、フンメルス、ラファエウ・ゲレイロ
MF:ヴィツェル、デラネイ
MF:サンチョ、ロイス、T・アザール
FW:ハーランド
負傷者: DFザガドゥ、シュメルツァー
出場停止者:なし
コロナ陽性者:なし
MFジャンがコロナ陰性となって出場できる見込みだ。また、筋肉に問題があり直近のクラブ・ブルージュ戦を欠場していたフンメルスの出場に関しても問題ないようだ。2列目ではMFレイナの先発起用も予想されている。

◆バイエルン◆
【4-2-3-1】

▽バイエルン予想スタメン
(C)CWS Brains,LTD.

GK:ノイアー
DF:パヴァール、J・ボアテング、アラバ、リュカ
MF:キミッヒ、ゴレツカ
MF:ニャブリ、ミュラー、コマン
FW:レヴァンドフスキ
負傷者:DFアルフォンソ・デイビス
出場停止者:なし
コロナ陽性者:ザークツィー

こちらはDFジューレがコロナ陰性となって出場できる見込みな一方、FWザークツィーが陽性となり欠場となる。ふくらはぎを痛めて直近のザルツブルク戦を欠場したMFゴレツカの出場が微妙なようで欠場する場合はMFトリソが起用されるものと思われる。FWサネはスーパーサブの役割となりそうだ。

★注目選手
◆ドルトムント:FWアーリング・ハーランド
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昨季後半に加入した点取り屋は今季もその勢いが止まらない。ブンデスリーガでは5試合の出場で5ゴール、CLでは3試合の出場で4ゴールと警戒していても止められない状況だ。とはいえ、独善的なプレーは一切なく味方を生かすプレーにも長けている。ドルトムントの2列目にはMFサンチョやMFロイスら優秀なアタッカーが構えているが、彼らを生かすこともできており、ハーランドの能力の高さは底知れない。昨季は5月にバイエルンとの初対戦があったが、インパクトを残せなかった悔しさを抱えているはずであり、その鬱憤を晴らすべく虎視眈々とゴールを狙っていることだろう。

◆バイエルン:FWロベルト・レヴァンドフスキ
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バイエルンの注目選手は今季も桁外れの得点力を見せ付けているレヴァンドフスキだ。こちらはブンデスリーガ5試合の出場で10ゴールと早くも2桁に乗せている。32歳となった今なお衰えを一切知らない絶対的エースストライカーは、9連覇を目指すバイエルンにとって不可欠の存在。元チームメートのフンメルスとのマッチアップを制し、ライバル筆頭の古巣ドルトムント撃破を遂行する。

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【ブンデス第30節プレビュー】初優勝のレバークーゼンがCL4強入りのドルトムントと対戦

前節はレバークーゼンが5試合を残して悲願の初優勝を飾った。迎える第30節、3冠の可能性があるレバークーゼン(勝ち点79)はチャンピオンズリーグ(CL)で11季ぶりに4強入りを果たした5位ドルトムント(勝ち点56)と対戦する。 前節ブレーメン戦、MFヴィルツが後半からの出場で圧巻のハットトリックとし、優勝を飾ったレバークーゼン。ヨーロッパリーグ(EL)ではウェストハム相手に敵地で土壇場ドローとし、公式戦無敗記録を44試合に伸ばして4強入り。DFBポカールと併せて3冠の可能性を残す中、CL4強入りで勢いが付いたであろうドルトムントを退けて無敗を維持し続けることはできるか。 前節ボルシアMG戦をFWアデイェミの軽率な退場があった中、MFザビッツァーのドッペルパックで逃げ切ったドルトムントは、火曜に行われたCLではアトレティコ・マドリー相手に素晴らしい打ち合いの末、4-2で勝利。逆転でのベスト4進出を果たした中、同勝ち点で並ぶ4位ライプツィヒをかわすためにも勝利が欲しい。アトレティコ戦でも1ゴール2アシストの大活躍を見せた絶好調ザビッツァーの活躍に期待だ。 前節ケルンに苦戦しながらも勝利した2位バイエルン(勝ち点63)は13位ウニオン・ベルリン(勝ち点29)と対戦。ブンデス12連覇が絶たれた中、水曜に行われたCLではアーセナル相手にDFキミッヒ弾で勝利。4季ぶりのベスト4進出とした。タイトル獲得の可能性を残し、モチベーション高くウニオン戦に臨めるはずだ。 3位シュツットガルト(勝ち点63)は12位ブレーメン(勝ち点31)と対戦。シュツットガルトは前節、長谷部がボランチでフル出場したフランクフルト相手にFWギラシー&FWウンダブ弾で3-0と快勝。付け入る隙を与えない快勝を見せた中、ブレーメンも下してCL出場へさらに前進できるか。 MF堂安のゴールで前節ダルムシュタット戦を制した8位フライブルク(勝ち点39)は16位マインツ(勝ち点26)と対戦。堂安の2戦連発、FW浅野に並ぶ今季6ゴール目に期待だ。 そして浅野が先発に復帰した中、ハイデンハイム相手に試合終了間際弾で辛くも引き分けた15位ボーフム(勝ち点27)は14位ヴォルフスブルク(勝ち点28)との残留争い。7試合勝ちなしと苦しいが、前節の勝ち点1を価値あるものにできるか。 そして長谷部が現役引退を発表した6位フランクフルト(勝ち点42)は、7位アウグスブルク(勝ち点39)と金曜に対戦し、DF板倉が2試合連続ボランチで出場したもののドルトムントに敗れた11位ボルシアMG(勝ち点31)は9位ホッフェンハイム(勝ち点36)と対戦する。 ◆ブンデスリーガ第30節 ▽4/19(金) 《27:30》 フランクフルトvsアウグスブルク ▽4/20(土) 《22:30》 ヴォルフスブルクvsボーフム ケルンvsダルムシュタット ホッフェンハイムvsボルシアMG ハイデンハイムvsライプツィヒ 《25:30》 ウニオン・ベルリンvsバイエルン ▽4/21(日) 《22:30》 ブレーメンvsシュツットガルト 《24:30》 ドルトムントvsレバークーゼン 《26:30》 フライブルクvsマインツ 2024.04.19 18:01 Fri
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