酒井宏樹CLデビューも敵地で土壇場被弾のマルセイユは黒星スタート…《CL》

2020.10.22 06:18 Thu
Getty Images
2020-21シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)グループC第1節、オリンピアコスvsマルセイユが21日に行われ、ホームのオリンピアコスが1-0で勝利した。なお、マルセイユのDF酒井宏樹は先発フル出場。DF長友佑都はベンチ入りも出場機会はなかった。

昨シーズンのリーグ・アンを2位フィニッシュし、2013-14シーズン以来のCL参戦となるマルセイユ。ギリシャの強豪オリンピアコスのホームに乗り込んだ初戦では長友がベンチスタートになったものの、酒井が先発でCL初出場を飾った。
立ち上がりから集中した入りを見せたマルセイユは、開始6分にトヴァンがボックス手前から得意の左足を振り抜くが、このシュートはわずかに枠の左へ外れる。

その後は攻め合うオープンな展開が続く中、互いにシュート数を増やしていくが、なかなかシュートを枠に飛ばすことができず、決定機には至らない。前半終盤にかけてはホームのオリンピアコスがカウンターからアウェイチームに脅威を与えるが、守護神マンダンダの落ち着いた対応もあって、前半は0-0で終了した。

迎えた後半、先にゴールへ迫ったのはオリンピアコス。52分、ボックス中央で酒井のクリアが短くなったところを拾ったヴァルブエナのシュートのこぼれ球をヨルゴス・マスラスが押し込む。だが、このゴールはVARの末にオフサイドの判定となり、ノーゴールに。
冷や汗をかいたマルセイユはその後も攻め切れない場面が目立ち、徐々に相手に押し込まれる状況が続く。

何とか流れを変えたいビラス=ボアス監督はルイス・エンリケやキュイザンスといった新戦力を続けてピッチに送りだしていくが、劣勢を撥ね返すまでには至らない。

すると、0-0で試合終了かに思われた試合終盤に先制点を奪われる。91分、右サイドのスペースに抜け出した古巣対戦のヴァルブエナからの正確なクロスをゴール前のコカに打点の高いヘディングで流し込まれた。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、酒井のCLデビュー戦はほろ苦い0-1の敗戦となった。

オリンピアコス 1-0 マルセイユ
【オリンピアコス】
コカ(後46)
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