「僕の記憶にない」2試合無失点のDF吉田麻也はビルドアップに手応え「1試合目の課題をうまくクリアできた」
2020.10.14 06:45 Wed
13日、日本代表は国際親善試合でコートジボワール代表とオランダで対戦し、1-0で勝利した。
前半からインテンシティの高い入りを見せた日本は、カメルーン戦からの反省を生かし、守備でイニシアチブを取ることに成功。良いペースで試合を進めながら、後半アディショナルタイムまで0-0の状況だったが、終盤に途中出場した植田直通がセットプレーからダイビングヘッド。これが決勝点となり1-0で勝利を収めた。
キャプテンとして2試合続けてフル出場を果たしたDF吉田麻也(サンプドリア)が試合後の記者会見に出席。記者の質問に応えた。
◆DF吉田麻也(日本代表)
──カメルーン戦に続き2試合無失点に抑えたことについて
「目に見える数字として結果を残せたことは自信になりますし、これを続けていくことが大事かなと思います」
──今回の2試合の課題と収穫について
「合宿前の課題としては、自分たちのやり方、タイミング、コンビネーションを擦り合わせることがメインでしたが、1試合目はうまくいかないことが多くて、2試合目はうまく修正できたのではないかと思います」
「特に守備に関しては、1試合目も悪くなかったと思いますが、2試合目は良くなりました。見てもらってわかるように、ビルドアップ、ゴールキックからのビルドアップやスローインで失う回数というのは、1試合目の課題を2試合目にうまくクリアできたのかなと思います」
「やっていても非常にテンポよくボールを回せたと思います。ウォーミングアップを見ていても、今日は相手があまりスイッチ入っていないんじゃないかなと感じたので、前半から畳み掛けるように意識しました」
「逆に後半は相手がスイッチを入れてきて、難しい中でも上手く戦って、バトルして、流れを自分たちに引き戻せたのは良かったと思います」
──ゴールシーンについて。直前に植田選手の背中を触ったように見えた。セットプレーの練習はどれぐらいしたか
「セットプレーの練習は前日に少しやっただけでした。特にアフリカのチームにありがちなのは、ボールウォッチャーになってファーサイドが空くというのが多い傾向にありますし、タフな試合で残り時間が少なくて、集中力を欠く可能性が高いなということで、(植田)直通のストロングポイントはヘディングですし、正直僕がファーに行きたかったんですが、直通が入ってきて、直通の方が可能性あるなと思って、僕はニアに囮になりました」
「トミ(冨安健洋)と直通にファーに行ってもらうようにして、(柴崎)岳にもファーに蹴ってくれと言いました。しっかりと良いボールを蹴って、しっかりと決めてくれたので、非常に良い形で点が取れたと思います」
「直通は毎日ヘディングをしていて、セットプレーの練習で一番つきたくないです。いつも僕がマッチアップさせられますが、マークするのが大変なぐらい手強い相手なので、自分たちがチームとして活かせたのは良かったですし、日々のトレーニングの成果だったと思います」
──コートジボワールには2014年のブラジル・ワールドカップで敗れていた。この6年間の、劣勢の中での耐えきる守備の変化について
「まずは良いボールを上げさせないように最後までプレスをかけ続けられたということと、僕とトミのところのセンターは高さがあって、そこは絶対的に安定感を出さないといけないですが、今日は終盤のところでサイドバックがつかなくてはいけないところを、しっかりとはね返せたのが大きかったのかなと思います」
「室屋(成)にしても、中山(雄太)にしても最後まで体を張ってやっていたので、その辺りの粘り強さというのはこの6年で大きくレベルアップというか、前進しつつあるところじゃないかなと思います」
──この2試合で吉田選手個人としての手応えもあったのか
「個人的には長くいたチームから移籍して、この半年色々な新しいことにチャレンジして、またもう1回自分が成長するためにやるべきことを考えて試行錯誤していた中で、こうやって代表に呼ばれて活動できています」
「1つはここで自分の存在価値を改めて証明しなくてはいけないと合宿前に思っていました。冨安も良いパフォーマンスを出しているので、自分も負けないようにいけないという危機感というの以前より強くなっています」
「歳も歳になってきたので、パフォーマンスが落ちたら、ものすごく叩かれるので(笑)、今まで以上に意識するようになりました」
「個人的にももっともっと成長できると思っているので、新しいことをたくさん吸収して、代表は今まで自分は選ばれてきて、当たり前に代表に選ばれてやってきたことが、COVID-19で活動が止まって、改めて日本代表が自分の中での存在や入る意味を考えさせられる時間がたくさんありました」
「またここで自分が結果を出したいな、ここで何か日本の新しいサッカーの歴史を築きたいなというすごく強いモチベーションを抱くようになったので、不幸中の幸いというか、この期間があったことで改めてハングリーになれたのかなと思います」
──今回の活動が与えるもの
「まず、今回の活動のためにベストを尽くしてくれたたくさんの方々に感謝しなければいけないですし、選手はいつもと違う環境で難しい部分もたくさんありましたが、衛生管理を徹底して、2試合とも陽性を出さずにパフォーマンスを出せたことは、選手だけじゃなくチーム全体でうまくやり遂げたと思います」
「帰るまでが遠足みたいですが、帰って次検査を受けて、そこで陽性になると週末の試合やチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグにも影響するので、次の検査でみんなが陰性の結果を出せるということが、日本代表の今回のシリーズを全うすることになる。全員が気を抜かずに、移動でも衛生管理をしないといけないなと思います」
前半からインテンシティの高い入りを見せた日本は、カメルーン戦からの反省を生かし、守備でイニシアチブを取ることに成功。良いペースで試合を進めながら、後半アディショナルタイムまで0-0の状況だったが、終盤に途中出場した植田直通がセットプレーからダイビングヘッド。これが決勝点となり1-0で勝利を収めた。
◆DF吉田麻也(日本代表)
──カメルーン戦に続き2試合無失点に抑えたことについて
「なかなかアフリカ勢に対してここまで堅く守れたことは僕の記憶にはありません。非常に良いコンディションのチームだったと思います」
「目に見える数字として結果を残せたことは自信になりますし、これを続けていくことが大事かなと思います」
──今回の2試合の課題と収穫について
「合宿前の課題としては、自分たちのやり方、タイミング、コンビネーションを擦り合わせることがメインでしたが、1試合目はうまくいかないことが多くて、2試合目はうまく修正できたのではないかと思います」
「特に守備に関しては、1試合目も悪くなかったと思いますが、2試合目は良くなりました。見てもらってわかるように、ビルドアップ、ゴールキックからのビルドアップやスローインで失う回数というのは、1試合目の課題を2試合目にうまくクリアできたのかなと思います」
「やっていても非常にテンポよくボールを回せたと思います。ウォーミングアップを見ていても、今日は相手があまりスイッチ入っていないんじゃないかなと感じたので、前半から畳み掛けるように意識しました」
「逆に後半は相手がスイッチを入れてきて、難しい中でも上手く戦って、バトルして、流れを自分たちに引き戻せたのは良かったと思います」
──ゴールシーンについて。直前に植田選手の背中を触ったように見えた。セットプレーの練習はどれぐらいしたか
「セットプレーの練習は前日に少しやっただけでした。特にアフリカのチームにありがちなのは、ボールウォッチャーになってファーサイドが空くというのが多い傾向にありますし、タフな試合で残り時間が少なくて、集中力を欠く可能性が高いなということで、(植田)直通のストロングポイントはヘディングですし、正直僕がファーに行きたかったんですが、直通が入ってきて、直通の方が可能性あるなと思って、僕はニアに囮になりました」
「トミ(冨安健洋)と直通にファーに行ってもらうようにして、(柴崎)岳にもファーに蹴ってくれと言いました。しっかりと良いボールを蹴って、しっかりと決めてくれたので、非常に良い形で点が取れたと思います」
「直通は毎日ヘディングをしていて、セットプレーの練習で一番つきたくないです。いつも僕がマッチアップさせられますが、マークするのが大変なぐらい手強い相手なので、自分たちがチームとして活かせたのは良かったですし、日々のトレーニングの成果だったと思います」
──コートジボワールには2014年のブラジル・ワールドカップで敗れていた。この6年間の、劣勢の中での耐えきる守備の変化について
「まずは良いボールを上げさせないように最後までプレスをかけ続けられたということと、僕とトミのところのセンターは高さがあって、そこは絶対的に安定感を出さないといけないですが、今日は終盤のところでサイドバックがつかなくてはいけないところを、しっかりとはね返せたのが大きかったのかなと思います」
「室屋(成)にしても、中山(雄太)にしても最後まで体を張ってやっていたので、その辺りの粘り強さというのはこの6年で大きくレベルアップというか、前進しつつあるところじゃないかなと思います」
──この2試合で吉田選手個人としての手応えもあったのか
「個人的には長くいたチームから移籍して、この半年色々な新しいことにチャレンジして、またもう1回自分が成長するためにやるべきことを考えて試行錯誤していた中で、こうやって代表に呼ばれて活動できています」
「1つはここで自分の存在価値を改めて証明しなくてはいけないと合宿前に思っていました。冨安も良いパフォーマンスを出しているので、自分も負けないようにいけないという危機感というの以前より強くなっています」
「歳も歳になってきたので、パフォーマンスが落ちたら、ものすごく叩かれるので(笑)、今まで以上に意識するようになりました」
「個人的にももっともっと成長できると思っているので、新しいことをたくさん吸収して、代表は今まで自分は選ばれてきて、当たり前に代表に選ばれてやってきたことが、COVID-19で活動が止まって、改めて日本代表が自分の中での存在や入る意味を考えさせられる時間がたくさんありました」
「またここで自分が結果を出したいな、ここで何か日本の新しいサッカーの歴史を築きたいなというすごく強いモチベーションを抱くようになったので、不幸中の幸いというか、この期間があったことで改めてハングリーになれたのかなと思います」
──今回の活動が与えるもの
「まず、今回の活動のためにベストを尽くしてくれたたくさんの方々に感謝しなければいけないですし、選手はいつもと違う環境で難しい部分もたくさんありましたが、衛生管理を徹底して、2試合とも陽性を出さずにパフォーマンスを出せたことは、選手だけじゃなくチーム全体でうまくやり遂げたと思います」
「帰るまでが遠足みたいですが、帰って次検査を受けて、そこで陽性になると週末の試合やチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグにも影響するので、次の検査でみんなが陰性の結果を出せるということが、日本代表の今回のシリーズを全うすることになる。全員が気を抜かずに、移動でも衛生管理をしないといけないなと思います」
|
関連ニュース