師弟関係に影響は? モウリーニョとランパードがピッチサイドで口論、両者が試合後に振り返る

2020.09.30 13:50 Wed
Getty Images
29日にトッテナムホットスパー・スタジアムで行われた、カラバオカップ(EFLカップ)4回戦のトッテナムとチェルシーによる“ロンドン・ダービー” 。熱い戦いはピッチ上だけではなかった。試合は白熱の攻防を見せ、90分間では決着が付かず、PK戦の末にトッテナムが勝利を飾ったが、ピッチの外でもバチバチのバトルが勃発していた。
チェルシーが1点をリードして迎えた27分、テクニカルエリアのジョゼ・モウリーニョ監督(トッテナム)とフランク・ランパード監督(チェルシー)の両指揮官が、口論となっていたのだ。

第4審判を挟んでの攻防は、両者ともに譲らずヒートアップ。一度は終わったかと思いきやすぐさま再燃し、およそ1分間にわたって口論が続いていた。

モウリーニョ監督がチェルシーの指揮官だった時代に、ランパード監督は中心選手としてプレーした間柄。4シーズン以上を共に戦い、一種の師弟関係を築いていただけに、その関係にひびが入るのではないかと心配もされたが、ランパード監督は試合後のインタビューで次のように語った。
「我々はライン上で楽しんでいた、ジョゼとは上手くやれている。彼が、選手と話すよりも審判と話すことの方が多いと言ってきた。それはほんの一瞬だったのにね」

「タッチラインで何を言っても、ジョゼには敬意を払っている。試合の終わりには何も問題なかったし、関係は決して変わらないだろう」

一方のモウリーニョ監督もアドバイスを送っただけで、ランパード監督との関係に影響することはないと明かしている。

「フランクとの間で最も重要なことは、私たちが交わした言葉ではなく彼に対する私の気持ちだ。彼は、選手として持っていたすべてを捧げてくれた。それを忘れることはない。彼に対して思うことは、常に彼がどれだけ素晴らしい選手であり友人かということだ」

「私が彼に言ったことは、若くて才能のある指揮官に対しての年寄りの意見だ。選手たちが監督を必要とするのは負けているときだけで、勝っているときは主役になる必要はないということ。チームが負けているときにこそ、私たちがタッチラインにいる必要がある」

「前回の試合(WBA戦)で0-3で負けているとき、彼は椅子に座って悲しそうにしていた。本当に気の毒だと思ったよ。フットボールに関しては何も教えることはできない。彼はフットボールを理解しているから。これはあくまで意見だ。チームが負けているときはタッチラインにとどまり、チームが勝っているときは落ち着くべきだと伝えた」

◆モウリーニョとランパードが白熱の口論!間の第4審判はやや困惑…
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