ネヴィル氏、フォーデン&グリーンウッドの愚行に「ある程度の寛容を」

2020.09.09 16:00 Wed
Getty Images
愚行を犯してイングランド代表から追放されたマンチェスター・シティMFフィル・フォーデンと、マンチェスター・ユナイテッドFWメイソン・グリーンウッドについて、元イングランド代表DFのギャリー・ネヴィル氏が見解を示している。イギリス『スカイ・スポーツ』が報じた。

5日に行われたUEFAネーションズリーグのアイスランド代表とのアウェイゲームでA代表デビューを果たしたフォーデンとグリーンウッドだが、宿泊先のホテルに2人の女性を連れ込む、愚行を犯したことが発覚。イングランドサッカー協会(FA)が定める代表活動中の行動規則、新型コロナウイルスのプロトコルのいずれも違反しており、母国に送り返される事態となった。
この愚行に厳しい意見が飛び交うなか、ネヴィル氏は2人の若者に対してある程度の寛容を呼び掛けている。

「今この瞬間、彼らが酷い思いをしていることは確かだ。今は愛情が必要だ。彼らはまだ若く、ロボットでもない。18から20歳そこらだった頃は誰もが同じような経験はしたことがあるだろう。もしくは友人がそうだったとかね」

「彼らは大きな過ちを犯した。後悔しているだろうし、その代償を払うことになる。しかし、彼らは2人の才能ある若者だ。ギリギリのところで、アドレナリンを出し、刺激を受けて生きている。彼らの人生は速いのだ。我々はそれを様々なところで認識することができる。彼らを非難し、間違っていると罵ることもできる」
「だが、寛容さも必要だ。彼らは国を代表する選手。申し訳ないという気持ちは人一倍強いと思う。チームメイトがピッチへ出ていく中で、自分たちだけが力になれないことを思い知ってさらに落ち込むかもしれない。世界が目の前に落ちてきているように感じるかもしれない。しかしそんなことはない。私もあなた方も同じような状況は何度も見てきたはずだ」

「おそらく6カ月後にはそれほど話題にもなってないだろう。6年後には誰も今回のことを覚えてすらいないと思う。クラブは彼らをサポートするだろうし、ドレッシングルームでチームメイトにからかわれ、自分たちが悪いことをしたと自覚しながらも笑い話にするだろう。そして監督はそんな彼らをしつけるのだ。親もハッピーではないかもしれないね」

「彼らはまだ幼い子供で誰でも間違いを犯すものだ。その間違いを背負って生きていかなければならないが、20年後、彼らのプレーが記憶に残ることは間違いない」
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