“重戦車”ヴィエリの抜群のポジショニング すべてワンタッチでハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】
2020.09.13 15:00 Sun
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。
今回は、元イタリア代表FWのクリスティアン・ヴィエリ氏がインテル時代に決めたハットトリックだ。
現役時代、セリエAを中心に活躍し、イタリア代表のストライカーとしても活躍した“ボボ”ことヴィエリ氏。
強靭な肉体と左足のシュートを武器に、インテルでは公式戦143試合に出場し103ゴールをマークしているが、2003年1月26日に行われたセリエA第18節のエンポリ戦では、抜群のポジショニングで、ワンタッチゴール3つでハットトリックを達成している。
さらに直後の73分には、右コーナーキックの流れから、最後はヴィエリが頭で押し込み、追加点を奪取する。
そして迎えた85分、ボックス右のDFハビエル・サネッティの折り返しをGKが取りこぼすと、ゴール前にポジションを取っていたヴィエリが無人のゴールに流し込んだ。
ストライカーらしいゴールへの嗅覚でハットトリックを達成したヴィエリは、このシーズンのセリエAで23試合に出場し24ゴールを記録。出場試合数を上回る得点を記録し、得点王を獲得している。
◆“重戦車”ヴィエリが抜群のポジショニング すべてワンタッチでハットトリック
現役時代、セリエAを中心に活躍し、イタリア代表のストライカーとしても活躍した“ボボ”ことヴィエリ氏。
強靭な肉体と左足のシュートを武器に、インテルでは公式戦143試合に出場し103ゴールをマークしているが、2003年1月26日に行われたセリエA第18節のエンポリ戦では、抜群のポジショニングで、ワンタッチゴール3つでハットトリックを達成している。
膠着した試合展開が続く中、インテルは70分にチャンスを作ると、ボックス左で受けたFWガブリエル・バティストゥータが左足でシュートを放つ。これは相手GKのセーブにあったものの、こぼれ球をヴィエリが左足で詰め、待望の先制点を奪う。
さらに直後の73分には、右コーナーキックの流れから、最後はヴィエリが頭で押し込み、追加点を奪取する。
そして迎えた85分、ボックス右のDFハビエル・サネッティの折り返しをGKが取りこぼすと、ゴール前にポジションを取っていたヴィエリが無人のゴールに流し込んだ。
ストライカーらしいゴールへの嗅覚でハットトリックを達成したヴィエリは、このシーズンのセリエAで23試合に出場し24ゴールを記録。出場試合数を上回る得点を記録し、得点王を獲得している。
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