今日は何の日!8月21日は、ウェストハムが新たなスタジアムでクラブの歴史の1ページを刻む!/2016年
2020.08.21 17:00 Fri
世界中で休むことなく紡がれ続けてきたフットボールの歴史の中で今日何が起こったのか。本日8月21日の出来事を振り返ってみよう。
◆歴史あるアップトン・パークとの別れ
ロンドンを本拠地とする歴史あるクラブであるウェストハム。1904年から2016年まで、そのホームグラウンドは、アップトン・パークであり、試合前にはシャボン玉が飛ぶなど、その独特の雰囲気で古き良きスタジアムとして、アウェイチームからは恐れられ、ホームファンからは愛されていた。
そんなウェストハムは、2012年のロンドンオリンピックのメイン競技場として使用された、ロンドン・スタジアムに本拠地を移すことを決断。最後の公式戦となった2016年5月10日のプレミアリーグ最終節マンチェスター・ユナイテッド戦では1-2の場面から残り15分で逆転し、3-2で勝利するなど、劇的な試合で歴史あるスタジアムの幕を閉じていた。
慣れ親しんだアップトン・パークを離れることは、ファンたちにとっては複雑なことであったが、収容人数6万人を誇る新スタジアムでは、大幅なマッチデー収益の増加を見込めるため、収益基盤、そしてクラブ規模の拡大に繋がるとして、前向きに捉える意見が多かった。
そして2016年8月21日、プレミアリーグ第2節のボーンマス戦でウェストハムのホームスタジアムとしてのこけら落としとなる試合を迎えた。
試合は0-0のまま推移し、終盤に差し掛かるが、85分についにその時が訪れる。左サイドを崩したMFギョクハン・トレのクロスにMFマイケル・アントニオが頭で合わせてゴール。新スタジアムでのゴール第1号を決めた。試合はそのままウェストハムが1-0勝利し、幸先のいいスタートを切った。
◆約束されたはずの明るい未来は…
新スタジアムでの新たなチャプターを良い形で切ったウェストハムだったが、その先に待ち受けていたのは、ファンたちが期待したものとは異なるものだった。
新スタジアムの今までと違う雰囲気にホームファンは戸惑いを隠せず、マッチデーのスタジアムのムードは一変。それに釣られるようにチームはパフォーマンスを落としていった。ロンドン・スタジアムでの初シーズンは、11位に終わると、13位、10位と中位フィニッシュが続き、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)出場権には程遠い結果に。2019-20シーズンには残留争いに巻き込まれ、16位に終わるなど、低迷が続いている。
明るい未来を求め、伝統あるスタジアムを後にしたウェストハムだが、果たして再び勢いを取り戻すことができるのか、今後に注目だ。
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今回ピックアップするのは、2016年8月21日。ウェストハムが、新スタジアム、ロンドン・スタジアムで初めてのゴールを決めた日だ。◆ウェストハムの美女スタッフによるスタジアムツアー!
◆歴史あるアップトン・パークとの別れ
ロンドンを本拠地とする歴史あるクラブであるウェストハム。1904年から2016年まで、そのホームグラウンドは、アップトン・パークであり、試合前にはシャボン玉が飛ぶなど、その独特の雰囲気で古き良きスタジアムとして、アウェイチームからは恐れられ、ホームファンからは愛されていた。
そんなウェストハムは、2012年のロンドンオリンピックのメイン競技場として使用された、ロンドン・スタジアムに本拠地を移すことを決断。最後の公式戦となった2016年5月10日のプレミアリーグ最終節マンチェスター・ユナイテッド戦では1-2の場面から残り15分で逆転し、3-2で勝利するなど、劇的な試合で歴史あるスタジアムの幕を閉じていた。
◆希望の詰まった新スタジアム
慣れ親しんだアップトン・パークを離れることは、ファンたちにとっては複雑なことであったが、収容人数6万人を誇る新スタジアムでは、大幅なマッチデー収益の増加を見込めるため、収益基盤、そしてクラブ規模の拡大に繋がるとして、前向きに捉える意見が多かった。
そして2016年8月21日、プレミアリーグ第2節のボーンマス戦でウェストハムのホームスタジアムとしてのこけら落としとなる試合を迎えた。
試合は0-0のまま推移し、終盤に差し掛かるが、85分についにその時が訪れる。左サイドを崩したMFギョクハン・トレのクロスにMFマイケル・アントニオが頭で合わせてゴール。新スタジアムでのゴール第1号を決めた。試合はそのままウェストハムが1-0勝利し、幸先のいいスタートを切った。
◆約束されたはずの明るい未来は…
新スタジアムでの新たなチャプターを良い形で切ったウェストハムだったが、その先に待ち受けていたのは、ファンたちが期待したものとは異なるものだった。
新スタジアムの今までと違う雰囲気にホームファンは戸惑いを隠せず、マッチデーのスタジアムのムードは一変。それに釣られるようにチームはパフォーマンスを落としていった。ロンドン・スタジアムでの初シーズンは、11位に終わると、13位、10位と中位フィニッシュが続き、チャンピオンズリーグ(CL)やヨーロッパリーグ(EL)出場権には程遠い結果に。2019-20シーズンには残留争いに巻き込まれ、16位に終わるなど、低迷が続いている。
明るい未来を求め、伝統あるスタジアムを後にしたウェストハムだが、果たして再び勢いを取り戻すことができるのか、今後に注目だ。
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