『DAZN』が今季CL&ELの放送発表 「決勝まで予定通り配信」

2020.07.31 13:00 Fri
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スポーツチャンネル『DAZN』が公式ツイッター(@DAZN_JP_Help)を通じて、2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)とヨーロッパリーグ(EL)を決勝戦まで予定通り配信すると発表した。

今季のCLとELは新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で長らく中断を強いられたが、8月からの再開が決定。その再開が迫るなか、先日に一部メディアで新型コロナウイルスの感染拡大によるスケジュールの変更などを理由にアジア地域の放映権契約が早期打ち切りになる可能性が指摘されていた。

しかし、『DAZN』は31日、「2019-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ及びUEFAヨーロッパリーグを、決勝まで予定通り配信いたします。配信スケジュールは随時番組表にアップデートされます。お待たせしており申し訳ございません」と投稿。予定通りの配信を明らかにしている。

今季のCLは8月7日と8日に延期状態だったラウンド16・2ndレグ4試合を行った後、準々決勝以降の戦いを一発勝負制に変更してポルトガルの首都リスボンで集中開催。8月23日に決勝が行われる予定だ。

ELは1stレグの戦いも未消化のセビージャvsローマとインテルvsヘタフェを一発勝負に変更して、準々決勝の勝ち上がりチームを決定。CLと同じく準々決勝以降の戦いを一発勝負制に変更してドイツで集中開催され、8月21日に決勝を戦う。
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「DAZN」と「スポナビ」が連携! 川崎Fvs鹿島の一戦が「スポナビ」で無料配信、全56クラブのインタビューも

スポーツ・チャンネル「DAZN(ダゾーン)」は、スポーツナビ株式会社が運営するスポーツ総合サイト「スポーツナビ」と連携し、7月4日(土)に行われる川崎フロンターレvs鹿島アントラーズの一戦を無料配信することを発表した。 また、DAZNとパートナーメディアがJリーグを盛り上げるために立ち上げた「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各メディアが総力をあげてJリーグ全56クラブに取材を実施し、「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE-」と題して「スポーツナビ」上で特設ページを公開している。 先週末の明治安田生命J2再開、明治安田生命J3開幕に続き、明日にはついに明治安田生命J1リーグも再開。スポーツがある日常がようやく戻りつつある中、この興奮をより多くのサッカーファン、そしてスポーツファンと分かち合うため、DAZNは「スポーツナビ」と連携し、7月4日(土)に開催される川崎フロンターレvs鹿島アントラーズの試合を「スポーツナビ」上にて無料配信する。再開節以降もJリーグの魅力をより多くの人に届けるべく、定期的に無料配信を行う予定です。 また、“Jリーグを盛り上げる"というビジョンのもとDAZNとパートナーメディアが昨年立ち上げた「DAZN Jリーグ推進委員会」では、各メディアがクラブのスタッフや選手総勢100人に取材を実施し、全56クラブの魅力に迫ります。DAZNと「スポーツナビ」はJリーグの魅力を共に伝えていくパートナーとして、このインタビュー企画を「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE-」と称し「スポーツナビ」上の特別ページでお届け。超ワールドサッカーも4クラブの選手、関係者へインタビューを実施している。 <div id="cws_ad">■明治安田生命J1リーグライブ配信 概要<br />Jリーグの魅力をより多くのファンにお届けするため、「スポーツナビ」と連携し下記の試合を無料でライブ配信します。<br />対象試合:明治安田生命J1リーグ 第2節 川崎フロンターレvs鹿島アントラーズ<br />日時:7月4日(土)19:00〜<br />視聴方法:PC版・スマートフォンブラウザ版「スポーツナビ」<br />「スポーツナビ」アプリ(iOS版、Android版)<br />*第3節以降も定期的に無料配信を行う予定です</div> <div id="cws_ad">■「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE-」概要<br />DAZNとパートナーメディアがJリーグを盛り上げるために立ち上げた「DAZN Jリーグ推進委員会」が総力をあげてJリーグ全56クラブに取材を実施。「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE-」と題して「スポーツナビ」上で特設ページを公開している。<br />特設ページ:<a href="https://sports.yahoo.co.jp/contents/7451" target="_blank">https://sports.yahoo.co.jp/contents/7451</a></div> 2020.07.03 18:50 Fri
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【THIS IS MY CLUB】片野坂監督との“二人三脚”で歩む榎徹社長、大分トリニータが描く未来

新型コロナウイルス(COVID-19)による中断期間を経て、再開するJリーグ。Jリーグ全試合を配信する「DAZN」と18のスポーツメディアがタッグを組んだ「DAZN Jリーグ推進委員会」では、「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE- Supported by DAZN Jリーグ推進委員会」の企画をスタートさせた。 超ワールドサッカーでは、大分トリニータの榎徹社長にインタビューを実施。片野坂知宏監督とともにトリニータ復活に力を注いだ、地元・大分県出身の“元ファン”である社長の地域やクラブへの想いを語っていただいた。 取材・文:菅野剛史 <span class="paragraph-title">◆「トリニータが「ハブ」になって」</span> ──新型コロナウイルスによる今回の状況をどう感じていらっしゃいましたか 「よく「まさかという坂」があると色々な経営者の方から伺っていましたが、本当に「まさか」という坂があったんだなと実感していますし、厳しいということも実感しています」 「一方で、中断期間というのは、我々とスポンサーの皆様、ファン・サポーターの皆様、地域の方も含めて、関係性を考える良い機会になりましたし、良い機会として捉えたいと今は思っております」 ──地域に長年根付いてお仕事をされてきましたが、この厳しい状況で地元、地域に対する想いをお聞かせください 「今まで我々は応援していただく立場、支援していただく立場というのが大きかったです。地域の方も、ファン・サポーターの方もそうです。これからは、トリニータが「ハブ」になってと言ったら大げさですが、トリニータを題材にして、地域を繋げる、会社と会社、スポンサー同士を繋げる、地域とスポンサーを繋げる、ファン・サポーターを繋げるという、そういった輪を作っていく。コミュニケーションの輪を広げていくことを、もっともっと行いたいと思っています」 「我々の方から逆にエールを送るといったことを、もっともっと増やしていく必要があると思っています。それが、新しい地域との関係にも繋がっていくのかなと思っております」 ──プロスポーツの中でも影響力のあるサッカー、そのクラブチームの大きさを改めて感じられたのですね 「スポーツ自体に地域を元気にするとか、様々な関係者が、例えば我々「トリニータ」という共通言語でまとまっていくという力は元々持っていると思います。それをもっともっと身近なようにできる可能性があると思っております」 <span class="paragraph-title">◆J3優勝、J2昇格は「正直一番嬉しかった」</span> ──2016年に大分トリニータの社長に就任されました。チームはJ3に降格した年でしたが、当時の心境はいかがでしたか 「皆さんから「非常に大変だな」、「火中の栗を拾った」といった同情の声をいただいたんですが、私自身は「J3からであれば、あとは上がるしかないだろう」、J3からJ2には1年でなんとか上がりたいなと思っていました。思ったほどの悲壮感はなく、むしろワクワクしていたというのが当時の心境です。やらなくてはいけないということはありましたが、それは上がるしかない状況だったという思いが強いです。むしろ、今の方が厳しいのかなと思っています」 ──地元である大分県のクラブに対しての想いというのは当時はいかがでしたか 「クラブというか、元々トリニータのファンだったんです。1994年にクラブはできましたが、発足時からではないですが、それに近い時期からずっと見ていまして、シーズンチケットも購入していましたし、当時は気楽な立場でヤジも飛ばしていました」 「そういったこともありましたし、元々県職員でしたので、地域のためにというそういった思考回路はありました。スポーツを通じて地域を元気にするというのは凄い事なのではないかと思っていました」 ──そういった中で、J3を戦うことに加え、クラブは再建中の身でした。難しさもあったかと思います 「一番厳しい時は、前の青野(浩志)社長が方向性を作ってやってくれていましたので、ある意味それに乗っかるということはありました。私がなんとかしたというよりも、前からいるクラブの社員、前の社長たちがしっかりやってくれていて、私は途中から引き継いだという形でした」 「経営的には当然苦しい部分もありました。お金は少なかったです。でも、それでもJ3であれば当時でも一番大きなクラブでした。J2に行くと下から数えた方が早いクラブでしたが、新しい社員、昔からいる社員が力を合わせて、会社の規模も大きくしていったことで乗り切れたと思います」 ──就任1年目でチームはJ3優勝、J2復帰を果たしました。目標であった1年での昇格が決定した時のお気持ちはいかがでしたか 「正直、あの時が一番嬉しかったですね。片野坂監督ともよく話しているんですが、J3で優勝してJ2に上がった瞬間は、本当に嬉しくて涙が出ました。なんとか上がれたという。嬉しかったというか、ホッとしたという感じですね。当時の選手も頑張ってくれてありがたい結果だったと思っています」 <span class="paragraph-title">◆目標は「6位以内、勝ち点55以上」</span> ──その後もJ2で成績を残し、2019シーズンからJ1へ復帰しました。この成功のプロセス、これからというのはどう考えていらっしゃいますか 「まずは監督、選手の頑張りが一番だと思っています。クラブの社員も頑張ってくれています。事業規模も大きくしていきました。むしろ、これからどういったところを目指すのか。このコロナの厳しい中から立ち直っていくのかということが難しいと思っています」 「今後何をするのか、どういうところを狙っていくのかということを、クラブのみんなで議論して固めていかないと、非常に厳しいことになると思っています」 ──社長に就任されてから、共に歩んできた片野坂知宏監督との5年間はどういった時間でしたか 「チームのことに関しては、片野坂監督に任せている。全幅の信頼を置いています。そして強化部長を務めていた西山哲平(2020年からゼネラルマネージャー)とチーム作りは2人がやってくれています」 「我々は彼ら2人がやる基礎を作っていく。そしてクラブのイメージを上げていくことが役割だと思っています。ある意味、業務分担に近いところがあります」 「監督とは年の終わりに来年のスローガンを何にしようか、目標をどこにしようと2人で話をしています。その中で、スローガンと目標順位を決めていきます」 「それがシーズンに入ると、6試合に1回ミーティングを行うようにしていて、そこには強化部長や常務なども入って4人で反省するべき点、こうするべき点、我々からチームへの協力や、地域の事業に出て欲しいと要望を出したりします。監督からはグラウンドのことなどが出て、そういったことを6試合ごとに話し合って、その時々の目標を立てています。目標管理などをやっていますが、監督はクラブの財政を相当心配してくれています」 ──クラブとチームという点で二人三脚のような関係だと思いますが、片野坂監督の一番の魅力はどこだと感じられていますか 「一番は本当にサッカーが好きで、24時間サッカーのことを考えているし、監督としての責任を全うするということを本気で考えてくれています。そこは、本当に信頼しています」 ──2020シーズンはさらに高みを目指すシーズンでしたが、中断期間を経て、改めて目標というのは設定されたのでしょうか 「目標は変える必要ないだろうといことで一致しています。「6位以内、勝ち点55以上」ですね。結構厳しいかなと。今からのこのスケジュールだと厳しいですが、目標というのは高く持つべきだと思います」 <span class="paragraph-title">◆「サッカー、スポーツを愛する文化を大分に作るのが夢」</span> ──今シーズンはリモートマッチなどサポーターの方が来場できません。スポンサーの方も含め、試合を一緒に作っていく方々との関係性はどうしていくかプランはありますでしょうか? 「一番難しいのは、試合というものを通して、クラブと色々な関係者はコミュニケーションを取ってきましたが、それが4カ月間試合が中断されたことで、どうやってコミュニケーションを取ろうかと考えていました」 「その中で、特にユニフォームスポンサーなどの大きなところは、直接WEB会議なども含めて何を望まれているのか、我々にできることは何かを話してきました。ファン・サポーターの方とは、WEB上でファンとの意見交換会や選手との交流会などを行い、できるだけコミュニケーションをとる機会を作りました」 「嬉しかったのは、伊佐耕平選手が大分県内のスポンサーを自身のインスタグラムで紹介してくれたり、そういった選手の中に自分たちは色々な方から支援をしていただいていることを認識して、協力してくれていたことですね」 ──今シーズンは「トリボード」という取り組みをされています。ファン・サポーターの方からの反響はいかがでしたか 「担当の者には申し訳ないですが、思っていた以上に反響がありました。クラウドファウンディングもたくさん集まり、本当にありがたいことだなと思っております。選手がよく協力してくれ、自分のツイッターやインスタグラムで出してくれたり、トリニータに関係する著名人の方も含めて、色々な関係者のかたが輪を広げてくれたことがあると思います。サッカーを軸にした新たなコミュニティの芽ができたのかなと思っています」 ──支援する側というお話もありましたが、こういった活動で改めて支えられているということが感じられたと思いますが、影響は大きいでしょうか 「大きいですね。特にスポンサーの方も大きなところは今シーズンの減額などのお話もありませんでした。本当に今シーズンはなんとか持たせてくれている状態です。「トリボード」に代表されるように、ファンやサポーターの方、スタジアムを持っている自治体の方の支援、目立たないものも目立つものもありますが、それら全てが今のトリニータを作っている。だから、我々はこれにしっかりお返しするしていきたいと考えています」 ──トリニータの牛乳パックなど、スポンサーとのコラボの展開なども多くなるかと思いますが、何かプランなどはありますでしょうか 「これというプランは現時点はないですが、牛乳パックはある種、象徴的なものだと思っています。例えば、お酒、焼酎を作っている会社とどういったことができるかとか。我々の方から提案をしていくこととか。是非一緒にやっていきたいという企業もあるので、我々も案を練っているところでもあります」 ──改めて、ファン・サポーターの方を含め、今シーズンの大分トリニータが見せていきたいものをお聞かせください 「チームとしては、これまで以上に走り負けない、最後まで諦めないサッカーを続けて、最終的には勝ちに行くことを貪欲にやっていきたいと思っています」 「クラブとしては、ステークホルダーの方にエールを送るという意味でも、お返しをしていきたいと思っています。チームを支えられるような、資金も調達しなければいけないので、知恵を絞って新しい商品や「共感」「健康」をキーワードに実行し、選手、監督の努力に報いていきたいですし、地域の期待に応えていきたいと思います」 ──大分トリニータというクラブは榎社長にとってどういった存在でしょうか 「みんなにもそうなって頂きたいと思っていますが、私にとっては「生活の一部」です。こういった職業についていなくても、トリニータの試合を観に行くということは、生活の一部になっていたと思います。今は生活の大部分を占めております。生活の一部になるという、サッカー、スポーツを愛する文化を大分に作っていきたい。それが私の夢です」 2020.07.03 18:30 Fri
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【THIS IS MY CLUB】最下位からのJ3優勝、“昇格請負人”小林伸二監督が北九州にもたらせた変化、若手とベテランの融合

新型コロナウイルス(COVID-19)による中断期間を経て、再開するJリーグ。Jリーグ全試合を配信する「DAZN」と18のスポーツメディアがタッグを組んだ「DAZN Jリーグ推進委員会」では、「THIS IS MY CLUB -FOR RESTART WITH LOVE- Supported by DAZN Jリーグ推進委員会」の企画をスタートさせた。 超ワールドサッカーでは、ギラヴァンツ北九州の小林伸二監督にインタビューを実施。“昇格請負人"として知られる小林監督が、就任1年目でJ3優勝、J2昇格を達成した北九州について、クラブへの想いや今シーズンへの意気込みを語ってもらった。 取材・文:菅野剛史 写真提供:ギラヴァンツ北九州 <span class="paragraph-title">◆「チーム内競争も激しくなった」</span> ──中・長期の計画を立て、再スタートとなった2019シーズンで見事にJ3優勝、J2昇格を勝ち取りました。改めて昨シーズンを振り返ってください 「90分戦えるチームを目指しました。足が止まるとか、後半最後に失点があるというのが、積極的だけど、どちらかというと(ゴールを)取りに行かなくてはいけないというときに取られたり、逃げ切れずに取られたりという原因をクリアするには、90分戦えるということと、積極的にサッカーをするというところで、サッカーを通してフィジカルを上げていくということをさせました」 「どうしてもイメージが受けのイメージがあるので、積極的にサッカーをやるという意味では、思い切って攻撃的になろうということで、攻撃的なカードを切るということと、攻撃的な選手をうまく配置するということと、サイドバックにも攻撃的な選手を入れつつ、攻撃的なサッカーをしていくということをしました。ただ、そうなると前からのディフェンスがとても重要になります」 「逆に前にいるので、後ろから持ち出す力というのが難しいですけど大事で、そこさえ上手くいけば、選手が前にいるというのが、我々にとっても課題ですけど、多くのチームにとっても課題かなとは思います。ただ、そこに積極的にトライしていって、それが上手くシーズンに入って開幕から4連勝できて、力強く入れたことと、(中断からの)再開後、9月のアウェイの4連戦で4勝しましたが、移行期もうまくトレーニングをしっかり積めました」 「入りが良かったことと、選手もモチベーションが高く、トレーニングゲームで良い選手をできるだけ出すように心掛けました。チーム内競争も激しくなったというところも考えると、前年度が厳しいシーズンでしたが、選手のモチベーションをプラスに持っていき、戦い方の整理が上手くできたということで、上手くいったシーズンだったと思っています」 ──若い選手や期限付き移籍の選手が多い中で、最初に自信を持てたことはシーズンを進める上では大きかったということですね 「若い選手が一生懸命やるというところに、中盤に元々いた選手、ベテランの池元(友樹選手)が上手く絡むことができて、シーズンも上手くいったと思います。元々いた選手との融合も上手くいったと思いますね」 ──夏にも3選手を期限付きと育成型期限付き移籍で獲得しました。所属チームでの出場機会がない若い選手をチームに取り込むことの難しさやその効果はどう感じられましたか 「3人とも前の選手を獲りました。攻撃的であるということと、前からプレスをかけるということで、前に機動力のある選手を獲りました。あとは、選手にも上手く表現しないと使わないといいました。元所属していたクラブで出場機会がなくて、試合に出たいということで来ていますから、トレーニングをちゃんとやって、トレーニングで表現できれば使うということは言っていました。そういったところがより明確になって、トレーニングやトレーニングマッチでパフォーマンスを上げてくれた部分が、すんなりとチームに入り込めた要因かなと思います」 「上のカテゴリーにいたからということよりも、トレーニングをちゃんとやったということを他の選手も認めたと思います。そういったところで上手く元々いた選手も受け入れたと思いますし、新しく入った選手も無我夢中で頑張ったというのも1つだと思います」 <span class="paragraph-title">◆「決めつけない、チーム内競争、切磋琢磨」</span> ──J3リーグで指揮を執るのは初めてだったと思いますが、これまで経験したJ1リーグ、J2リーグとのリーグとしての差はありましたでしょうか 「守備的ではないですね。現代サッカーと今の若い選手、サッカー歴の長い上手い選手が多くて、その選手たちをどう使うかというと、守備的より攻撃的なチームが多いという印象を受けました。そういった中で、いかに自陣で上手くボールを回しながら裏をとるのか、押し込んだ中でどう破っていくのかは、なかなか難しいですけど、少しずつできるようになったという感じです」 ──小林監督は「昇格請負人」と称されることが多いですが、チームを昇格に導く上で、監督としてのポリシーやポイントはあるのでしょうか 「まず、そういった匂いがするチームの仕事を受けているので、その可能性は高くなっているかなと思います。ただ、今回は実はそういった感じではなかったです」 「決めつけない、チーム内競争、切磋琢磨ということが非常に大事だと思います。それはやっぱり、サンフレッチェ広島の前身である(現役時代にプレーした)マツダの時もそういった部分がありましたし、ピッチで何ができるかを大事にしなくてはいけないです。私もそうですが、コーチがいかに選手に関わって、その1人の選手が変わること、勇気を出して使うということは怖いことだと思いますが、大事なことだと思います」 「それは、J3だったらひょっとしたら安易にできたかもしれませんし、J1だったら難しい部分があると思います。でも、意外と(モンテディオ)山形の時を考えると、選手が変わったから高校生を使ったと言うのが結構あったなと」 「私と関わらない選手がいて、コーチが細かく指導している選手もいます。自分が全体を動かすとなると、コーチが選手と密にやっているトレーニングがあって、ファンクションがあったり、それが上手くいったら公式戦にハメたりということが大事だと思います。みんなが出られると言うと言い方が悪いですけど、頑張った選手が出られると言うのがある。より私とコーチ、コーチと選手が近い関係になるということは大事にしているところですし、それがとても出たシーズンだったと感じています」 ──伸びそうな選手、若い選手を大胆に起用する上で、そこに踏み切るポイントや大切にしていることはどこにあるでしょうか 「トレーニングを頑張っている、行けそうだな、まだ早いなと思いますが、意外とその心配を楽に超えて選手は上手く行ったりします。そういった心配があっても、モチベーションが高い選手は意外と集中してやるんですが、それは3試合ぐらいだったりします。続けていると、ポカをやったりするんです」 「そこをやってしまいそうだなとか、ちょっと疲れてきたなというのをトレーニングで見極めるか、それをやってしまうことで成長に繋がるというのも1つあると思います。そういうのは、トップトップではないので、我々が持っていないといけないかなとも思います」 「意外と今シーズンの開幕に向けても、最初の2週間で後ろが結構崩れてしまったんです。良くなっていたのに。そこにも何人かの選手を起用して心配していましたが、意外とやるなと。(開幕戦は)結果としては負け(アビスパ福岡に0-1で敗戦)ましたが、予想以上に個人としてやってくれたなというのは良かったと思います。それがチームとしてもっと強くなれればいいですが、一度には変わらないので。そこは大事にしているところです」 <span class="paragraph-title">◆「相当難しいと感じている」</span> ──新型コロナウイルスの感染拡大を受け、開幕後に約4カ月中断することになりました。今回の中断期間はどう捉えましたか? 「まず、早く休ませました。こういった怖い病気に感染したら困ると思って、早く休ませました。1カ月ぐらいかなと思っていたんです。その期間であれば、オフということも計算できます。実際2カ月近いオフになり、選手も私も経験したことがないので、段々不安になっていく状態でした」 「命令でこういったことをやっておけと言うこともできない状態ですし、個人に任せているということから、体幹トレーニングをZOOMで入れたり、グループトレーニングをやったりして、やっと11日から全体練習をやれるようになりました」 「選手個人では集中しているのが見られますが、10対10をやらないので、どうしても機能的ではないというか、役割が明確ではないと言うのを感じています。紅白ゲームをしましたが、なかなかアップダウンは元気良く飛び出したりできますが、機能的にボールを回したり、連動してボールを奪ったりというのは、少し物足りない、かけ離れているのがありました。そこはどうしても共通理解を徹底させる、喋る、やらせる、喋る、やらせると言うのは、まだまだ足りず、難しさを感じています」 ──監督という立場で、中断期間にやれることも少なかったかもしれませんが、どういったことをされて過ごしていましたか 「海外の試合のビデオを見たり、自分なりに自分たちの攻撃に当てはめたり、こういった攻撃のトレーニングができないかなとか、参考にさせてもらいました。あとは、動けないのでね。難しいです」 ──選手とのコミュニケーションは取られていましたか 「ZOOMで体幹トレーニングを週2回やり出した時には、そういったこともありました。それ以外にハドル(ビデオ共有システム)を去年から使っていて、選手もそのハドルを開けると試合を見られるような形でコーチが落としてくれているので、それを見ておけというやり取りはしていました。再開した時は、目指している戦術のビデオを流したりとかして、共通理解をしました。ただ、見たものが現実にピッチでとなると、なかなか難しいですね」 ──トレーニング再開から2週間程度でリーグ再開となりますが、描いていたものとのギャップがあると思いますが 「10対10がやっとできたということと、3月以来トレーニングマッチをしていないので、未知数という感じですね。相当難しいと感じています。グループから全体トレーニングに移るタイミングで、北九州は新型コロナウイルスの感染者が増えたんですよね。そこで、一度個人トレーニングに戻したりした時期もあります。1週間、2週間で遅れたこともあります」 「福岡は地方都市として一番感染者が多かったので、早めに動けなくなりました。最初もトレーニングができなかったので、(中止したのも)早かったし、後ろも長かったので、ちょっと試合をやりながら上げていくしかないかなと思っています」 <span class="paragraph-title">◆「積極的にチャレンジすることを忘れずに」</span> ──今シーズンは昇格1年目、チームとしては久々のJ2リーグとなりますが、再開するシーズンへの想いは 「タフなシーズンになると思いますけど、去年描いたような積極的なサッカーをやるというのは大事ですし、それをやっていきたいと思います。チャレンジャーとして忘れずに、J2にチャレンジしていくという姿で、今シーズンはぶつかっていきたいと思っています」 ──大会方式が変更され、降格がないという特別なシーズンになります。非常にチャレンジはしやすいかと思いますが 「去年も挑戦してきたので、積極的に挑戦するで良いかなと思います。どういうシーズンになるのか、メンバーも交代できますし、夏の水分補給など、ちょっとしたことでも難しいものになると思います。そこ全てを、周りを見ながら進めていくことは大事ですけど、我々は積極的にチャレンジすることを忘れず、降格がないということもありますけど、去年からの積極的な気持ちで攻撃的なサッカーをやれたらと思います。相手あってのことなので、難しい部分はありますが、気持ちの部分とサッカーの組み立てはそうしていきたいです」 ──再開の初戦では監督の地元であり、同じ九州のV・ファーレン長崎と対戦します。特別な想いはありますか 「JFL時代は少し手伝ったこともありますし、長崎ということもありますし、手倉森監督も一緒に仕事をしたことがありますから、なかなかこういう時に再開の一発目にやれるということは非常に嬉しく思います」 「レベルが高いチームですし、個人的にも高いので、胸を借りるつもりで、積極的にサッカーをやりたいなと思っています」 ──当初はスタジアムにファン・サポーターがいないリモートマッチとなりますが、その影響はどこにあるでしょうか 「集中するということ。選手のコーチングと我々のコーチングがよく聞こえると思うので、そこは大事にしていきたいです。無観客とはいえ、情報だったり、DAZNだったりで観られるので、そういったことを忘れずに、積極的に思い切ったサッカーを見せられたらなと思います。そして、観客の方が入った時に、一体感があって盛り上がっていければと思います」 2020.06.24 19:00 Wed
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