チアゴ・シウバ、去就に関して明言避ける…一方、友人チュポ=モティングを絶賛

2020.07.24 14:50 Fri
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するブラジル代表DFチアゴ・シウバ(35)が自身の今後の去就について言及した。フランス『レキップ』が伝えている。

チアゴ・シウバは2012年夏にミランから加入して以降、公式戦通算300試合以上に出場し、数々の国内タイトルに貢献。また、高額なサラリーでかき集めた一癖も二癖もある“傭兵”たちを抜群のキャプテンシーでまとめ上げてきた功績は絶大だ。
しかし、クラブとの契約延長交渉がまとまらず、今シーズン限りでの退団が決定。現在は8月に行われるチャンピオンズリーグ(CL)終了までの短期契約を結び、パリでの最後の日々を過ごしている状況だ。

そのチアゴ・シウバは、24日に行われるサンテチェンヌとのクープ・ドゥ・フランス決勝を前にした公式会見の場で自身の今後について言及している。

「もちろん、僕にとってはとてもユニークな瞬間を過ごしている。だけど、サポーターは僕に対して変わらないリスペクトを払って接してくれている。それは個人的に重要なことだ」
「彼らからは僕が今後も残留するか、と尋ねられているけど、それは僕の決断次第ではないんだ。それに現時点で話し続ける類の問題でもない。僕らにはあとで話し合うための時間があるしね」

「今はここでの最後の時間を心から楽しみたいだけなんだ。この8年間でPSGが僕のために提供してくれたすべてに感謝している。そして、とても幸せを感じてきたんだ」

「僕がここを去りたくないという考えは事実だよ。だけど、すでに決定は下されているし、僕は最後までそれを尊重したいと思っている。同様にクラブとの間に新たな話し合いがないことも事実だ。(スポーツ・ディレクターの)レオナルドはすでにメディアに向けて話していたと思う」

「ただ、自分の去就に関してこの場では話すつもりはないよ。今は試合のことだけに集中しているからね」

去就に関する話題については口が重かったチアゴ・シウバだが、自身と同じく今シーズン終了までの短期契約にサインしたカメルーン代表FWエリック・マキシム・チュポ=モティング(31)に話題が変わると、饒舌な形で称賛の言葉を並べていた。

「彼はPSGで仲良くなった友人だけど、一生涯関係を続けたいと思える素晴らしい友人なんだ。彼はいつでも勝者のメンタリティ、労働者のメンタリティを兼ね備え、笑顔を絶やさない、素晴らしい男なんだ。そういった彼の人間的な資質が、いつでも彼を助けたいと思わせるんだ」

「彼はボールを持てば、素晴らしいクオリティを示してくれる。その一方で、ボールがないときには周囲を助けるために懸命に走り回ってくれる。そういった部分が彼を気にいっている大きな理由なんだ。彼はピッチ上だけでなく、ピッチ外でも僕の友人なんだ」
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