王者リバプールがホーム最終戦でチェルシーとの打ち合いを制す!《プレミアリーグ》

2020.07.23 06:15 Thu
Getty Images
プレミアリーグ第37節のリバプールvsチェルシーが22日に行われ、5-3でリバプールが勝利した。リバプールの日本代表MF南野拓実は87分から出場した。
PR
優勝決定以降はやや迫力に欠ける試合が続いている王者リバプール(勝ち点93)が、チャンピオンズリーグ(CL)出場権争いの渦中にある3位チェルシー(勝ち点63)をホームに迎えた一戦。

前節アーセナルに逆転負けを喫したリバプールは、その試合から先発を1人変更。オックスレイド=チェンバレンに代えてナビ・ケイタを起用。南野はベンチスタートとなった。

一方、3日前に行われFAカップ準決勝でマンチェスター・ユナイテッドを撃破し2年ぶりの決勝進出を果たしたチェルシーは、過密日程での一戦に向けて先発を1人変更。GKカバジェロに代えてGKケパを起用した。

上位同士の一戦は、立ち上がりから締まりのある拮抗した展開となる。そんな中、先制パンチを見舞ったのはリバプール。23分、敵陣でのボール奪取からカウンターを仕掛けると、ペナルティアーク左手前まで持ち上がったN・ケイタが右足一閃。ミドルシュートがゴール右上に突き刺さった。
先制を許したチェルシーだが、32分に反撃。R・ジェームズのロングスルーパスで抜け出したマウントがGKとの一対一を制してゴールネットを揺らしたが、これはオフサイドの判定となった。

リードするリバプールは38分、ペナルティアーク手前で獲得したFKをアレクサンダー=アーノルドが直接ゴール右に突き刺して追加点。さらに43分には、ロバートソンの左CKのセカンドボールをワイナルドゥムがゴール左に流し込み、3点目を奪った。

リードを広げられたチェルシーは、前半アディショナルタイムに反撃。48分、マウントの左クロスをニアでマルコス・アロンソがフリックしウィリアンがシュート。これはGKアリソンのファインセーブに弾かれたが、こぼれ球をジルーが押し込み、1点を返した。

迎えた後半、再びスコアを動かしたのはホームチーム。55分、右サイドでパスを受けたアレクサンダー=アーノルドのアーリークロスをゴール前に抜け出したフィルミノがヘディングシュートをゴール左へ叩き込んだ。

リードを広げられたチェルシーは、59分にジルー、ウィリアン、マウントを下げてエイブラハム、プリシッチ、ハドソン=オドイを投入。すると61分、左サイドでDF3人をかわしてボックス左まで持ち上がったプリシッチの折り返しをエイブラハムが流し込み、1点を返す。

さらにチェルシーは73分、高く上げたロングスローの対応を誤った相手DFが転倒すると、こぼれ球を拾ったハドソン=オドイが右サイドを持ち上がりクロスを供給。これをボックス中央のプリシッチが胸トラップで収めると、反転シュートをゴール右に突き刺した。

1点差とされたリバプールは、79分にサラーを下げてオックスレイド=チェンバレンを投入。すると84分、自陣からのカウンター持ち上がったマネのスルーパスで左サイド抜け出したロバートソンが早いタイミングでクロスを入れると、C・ジョーンズのスルーしたボールをファーサイドのチェンバレンが流し込み、試合を決定づける5点目を奪った。

その後、87分に南野が登場。しかし、見せ場はほとんどなく試合終了。チェルシーとのリバプールがホーム最終戦を勝利で飾った。

PR
関連ニュース

最後の“マージーサイド・ダービー”に挑むクロップ監督、優勝争いを続けるためにも「超重要な試合」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、自身にとって最後となる“マージーサイド・ダービー”への意気込みを語った。クラブ公式サイトが伝えている。 24日に敵地で行われるプレミアリーグ第29節延期分において、エバートンと対戦するリバプール。タイトル争い中のチームにとって絶対に落とせない一戦であると同時に、今シーズン限りでのリバプール退任を表明しているクロップ監督にとっては最後のダービーマッチとなる。 試合の事前会見に出席したクロップ監督は、リバプールで9シーズンを過ごしたことで自分にとっても重要な意味を持つダービーになったとコメント。難しい場所での戦いになると認めつつ、勝利への自信を示している。 「これが我々にとって超重要な試合であるのは明らかだ。過去2試合の結果により、エバートンのプレミア残留はほぼ確実だろう。そして週末には再び試合があるが、彼らにとっては3試合連続のホームゲームだ。ここで3連勝すれば、間違いなく残留となる。そして我々の状況は明白で、何度も言う必要はない。他試合と同様、非常に重要であり、それはチームも理解している」 「私にとって最初のダービーはいつだったか…2016年かもしれない。それから何度も経験してきたが、ここに来てすぐ『これが私にとって今年最大の試合だ!』と言うのは正直ではなかっただろう。実際、当時はみんなにとってこれがどれだけ大事かはわかっていたが、実感はなかった」 「もちろん、それがチームを指導するうえで何かしらの問題となるわけではない。だが、今はその感覚を知っており、感じてもいる。それは完全に明らかだ。私の感覚と理解は、何年にもわたって発展してきた」 「特にグディソン・パークではいつだって難しい試合になる。ホームでは…快適という表現が正しいかはともかく少なくともアウェイより快適だった。我々はかなり良い記録を持っていると思うしね。アンフィールドで負けたのは、誰もが名将だと知るカルロ・アンチェロッティが率いていた時だけだ」 「これは我々にとって非常に重要な試合であり、過去に何をしてきたかはこの試合にとってそれほど重要ではない。そこで適切なチャレンジをすべきであり、我々はそれをやるつもりだ」 2024.04.24 18:10 Wed

リバプール新指揮官候補筆頭にフェイエノールトのスロット監督が浮上…

フェイエノールトのアルネ・スロット監督(45)が、リバプールの新指揮官候補筆頭に浮上しているようだ。『ESPN』など複数メディアが報じている。 今シーズン限りでのユルゲン・クロップ監督の退任が決定しているリバプール。当初はその後任としてクラブOBでもあるレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督をトップターゲットに定めたが、スペイン人指揮官が来シーズン以降の続投を発表。これにより、クラブは新たに複数の候補をリストアップし、できるだけ早い段階での新指揮官招へいを目指している。 ここ最近まではスポルティングCPのルベン・アモリム監督、ブライトンのロベルト・デ・ゼルビ監督が具体的な候補として名前が挙がっていたが、ここにきてオランダ人指揮官がリストの上位に浮上してきているようだ。 『ESPN』によると、フットボール部門の最高責任者(CEO)としてリバプールに復帰したマイケル・エドワーズ氏は、オーナーである『フェンウェイ・スポーツ・グループ(FSG)』と共にデータ主導のアプローチで新指揮官探しを行っており、スロット監督の志向するプレースタイル、性格、クラブ構造内で働く能力という部分で、すべての基準を満たしていると信じているという。 ただ、同監督に対してはバルセロナやバイエルンも関心を示していると言われており、クラブサイドはその争奪戦に備えてその他の候補に関しても引き続き調査を行う考えのようだ。 スロット監督は2020年12月に指揮官に就任したフェイエノールトで、一昨シーズンはヨーロッパ・カンファレンスリーグ準優勝、昨シーズンはエールディビジ優勝。今シーズンはエールディビジ連覇は厳しい状況ながら、先日にKNVBベーカー優勝に導くなど卓越した手腕を発揮。 オランダ屈指の戦術家という評価に加え、若手育成にも優れる45歳に関しては、昨夏トッテナムとチェルシーが関心を示していたが、最終的にフェイエノールト残留を決断。2026年までの3年契約にサインしていた。 ただ、今夏は指揮官としてのステップアップを希望しており、リバプールを含めたビッグクラブ行きが濃厚と見られている。 2024.04.24 07:51 Wed

優勝争い中のリバプールに痛手、ジョタの離脱をクロップ監督が語る「2週間は離脱する」

リバプールのユルゲン・クロップ監督が、ポルトガル代表FWジオゴ・ジョタの負傷を発表した。クラブ公式サイトが伝えた。 リバプールは24日、プレミアリーグ第29節でエバートンとのマージーサイド・ダービーを控えている。 プレミアリーグ優勝を争っている中、残念なニュースが。前節のフルアム戦では先発出場し、ゴールも決めたジョタが負傷離脱することとなる。 クロップ監督はエバートン戦に向けた記者会見に出席。ジョタの状態について言及した。 「ジオゴがゴールを決めて、その際に少し何かを感じた。今、我々はもう少し何かがあることがわかった」 「彼は2週間離脱することとなる。それ以外に、新たな懸念はない」 ケガの詳細は明かされなかったが、前々から問題は抱えていたとコメント。それでもプレーできないほどではなかったが、フルアム戦のゴール後に問題が起きたとした。 「正直に言って、あまり多くのことは言えない。彼が先発出場しなかった試合の前、通常の攻撃で打撲を負い、その後、腰に少し痛みを感じていた」 「(問題があれば)起用しなかったりしたが、我々が彼を先発させたので問題はなかった」 「その後、彼は直近の試合に先発出場し、明らかに大丈夫だった。そしてゴール…小さな問題ではあるが、シーズンも終盤に差し掛かっているため、今はケガをするのに良い時期ではないのは明らかだ」 「ただ、大したことはない。2週間といっても、実際にはほとんど何もなく、出場できないほどではない」 今シーズンのジョタは、プレミアリーグで21試合に出場し10ゴールを記録。しばらくメンバー外がリーグ戦では続いていたが、復帰してまたケガをしてしまった。 2024.04.23 23:50 Tue

乱立するクロップ監督の後任候補、OBはブライトン指揮官の招へいを予想「有力候補と見て間違いない」

リバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏は、古巣がブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)を招へいすると考えているようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 リバプールは9シーズンにわたってチームを率いてきたユルゲン・クロップ監督が、今シーズン限りで退任。クラブは後任探しに着手しているが、最優先ターゲットとしていたレバークーゼンのシャビ・アロンソ監督が残留を表明したことで、現在はさまざま指揮官の名が報じられている。 その中でも、特に可能性が高いとされていたのがスポルティングCPのルベン・アモリム監督。一時は複数メディアから就任に向けた交渉が進行中と報じられていたが、これは指揮官本人が否定していた。 こうした中、イギリス『The Athletic』はこれまでの報道から一転、リバプールがアモリム監督を招へいする可能性は低いと報道。リバプールのフットボール部門の最高責任者(CEO)であるマイケル・エドワーズ氏とスポーツ・ディレクター(SD)のリチャード・ヒューズ氏は、現在あらゆる選択肢を模索中と伝えている。 これを受けて、キャラガー氏は自身のX(旧ツイッター)を更新。アモリム監督招へいの線が薄くなった現在、最有力候補はデ・ゼルビ監督だろうとの見方を示している。 「リチャード・ヒューズはボーンマスのテクニカル・ディレクター時代、デ・ゼルビの招へいを望んでいた。だから、もしアムリムに関する報道が本当ならば、デ・ゼルビが後任の有力候補と見て間違いないだろう」 デ・ゼルビ監督は2022年9月、ブライトンの指揮官に就任。魅力的なアタッキングフットボールを志向し、昨シーズンにブライトンをプレミアリーグでクラブ史上最高位の6位フィニッシュに導いた。今シーズンは相次ぐケガ人の発生もあってリーグ戦10位と振るわないが、それでもビッグクラブからは変わらず高い評価を受けている。 2024.04.23 16:10 Tue

「バイエルン?リバプール?どこでも成功できる」フェイエノールトのスロット監督45歳を重鎮ファン・バステンがベタ褒め

マルコ・ファン・バステン氏がフェイエノールトの指揮官を絶賛する。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 21日、オランダ1部のカップ戦、KNVBベーカー決勝戦が行われ、フェイエノールトが本拠地デ・カイプでNECナイメヘンに1-0と勝利。途中出場の上田綺世は欧州初タイトルとなった。 フェイエノールトを率いるは就任3シーズン目のオランダ人指揮官、アルネ・スロット監督(45)。ビッグクラブ歴もない現役時代は目立つ選手ではなかったが、AZの指揮を経て2021-22シーズンから現職。昨季チームを6季ぶりにオランダ1部王者へと導いた。 今季はその覇権をPSVに譲ることがほぼ確実だが、KNVBベーカー制覇で2季連続タイトル。オランダサッカー界の重鎮であるファン・バステン氏は、タイトルの数だけでは計れないその手腕を称える。 「彼は本当に“上手い”。どんなクラブへも羽ばたくことができる。バイエルン? リバプール? どこだっていい。心の底から彼の成功を確信できる」 「何度か彼と話したこともあるが、チームをよく観察できている印象だし、行動にも説得力がある。選手各々を含めたグループ全体との関係性も良いようで、戦術に精通し、言語化能力が高い…ひいては、その人間性は知的で冷静。繰り返すが、どんなクラブでもやっていける。インテリジェンスに疑いの余地がない」 以前にはアンジェ・ポステコグルー監督招へい前のトッテナムがリストアップし、現在はユルゲン・クロップ監督の退任が控えるリバプールも候補に含めているとされるスロット監督。フェイエノールトとの契約を2026年6月まで残すなか、今夏で動きがある、かもしれない。 2024.04.23 14:15 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly