エジル、アディダスとの契約終了へ…減益と政治的な問題が影響か?
2020.06.03 20:42 Wed
アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジルとアディダスのブランド・アンバサダー契約が今シーズンいっぱいで終了することになるようだ。ドイツ『ビルト』が報じている。
アーセナルとドイツ代表の中心選手だったエジルは、2013年にアディダスと総額2500万ユーロ(約30億4000万円)の7年契約を締結した。
その契約は今シーズン終了までとなっているが、『ビルト』によるとアディダスは同選手との契約非更新をすでに決断したようだ。
『ビルト』は、その理由が同社の財政的な問題と、エジルのパブリックイメージの悪化にあると主張している。
アディダスは今年4月に第1四半期決算93パーセントの減益となり、売上高も19パーセント減少したことを発表した。さらに、第2四半期は40パーセントの減収になる可能性があるとしていた。
エジルはここ数年、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と近しい関係にあり、昨年6月にはアミーネ・グルゼさんとの結婚式で付添人を依頼していた。
エルドアン大統領は対立者を厳しく取り締まり、軍、警察、裁判官を解任させるなど、独裁的な政治手法が国内外から多く批判される人物だ。そして、エジルはロシア・ワールドカップ(W杯)前に、大統領と面会した際の記念写真が公となったことで大きな批判を浴び、それが代表引退決断へと繋がっていた。
さらに、エジルは昨年12月にも中国政府による新疆ウイグル自治区への弾圧批判を行い、物議を醸していた。
そういった諸々の事情で同選手のパブリックイメージは悪化しており、アディダスは契約非更新を決断した模様だ。
なお、アディダスのオリバー・ブリューゲン氏は『ビルト』の取材に対して、「アディダスでは契約交渉に関して一般に向けてコメントすることはない」と、ノーコメントの立場を貫いている。
エジルは今週のトレーニングではアディダスのスパイクを着用していたことが確認されているが、7月下旬といわれるプレミアリーグ閉幕までに同社との契約が終了する可能性があるようだ。
アーセナルとドイツ代表の中心選手だったエジルは、2013年にアディダスと総額2500万ユーロ(約30億4000万円)の7年契約を締結した。
『ビルト』は、その理由が同社の財政的な問題と、エジルのパブリックイメージの悪化にあると主張している。
アディダスは今年4月に第1四半期決算93パーセントの減益となり、売上高も19パーセント減少したことを発表した。さらに、第2四半期は40パーセントの減収になる可能性があるとしていた。
同社の財政的な問題はその他の契約選手に関しても当てはまるものであるが、最大の要因はやはりエジルの政治思想にあるようだ。
エジルはここ数年、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領と近しい関係にあり、昨年6月にはアミーネ・グルゼさんとの結婚式で付添人を依頼していた。
エルドアン大統領は対立者を厳しく取り締まり、軍、警察、裁判官を解任させるなど、独裁的な政治手法が国内外から多く批判される人物だ。そして、エジルはロシア・ワールドカップ(W杯)前に、大統領と面会した際の記念写真が公となったことで大きな批判を浴び、それが代表引退決断へと繋がっていた。
さらに、エジルは昨年12月にも中国政府による新疆ウイグル自治区への弾圧批判を行い、物議を醸していた。
そういった諸々の事情で同選手のパブリックイメージは悪化しており、アディダスは契約非更新を決断した模様だ。
なお、アディダスのオリバー・ブリューゲン氏は『ビルト』の取材に対して、「アディダスでは契約交渉に関して一般に向けてコメントすることはない」と、ノーコメントの立場を貫いている。
エジルは今週のトレーニングではアディダスのスパイクを着用していたことが確認されているが、7月下旬といわれるプレミアリーグ閉幕までに同社との契約が終了する可能性があるようだ。
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