オーストラリアのAリーグが再開で合意! 7月中旬に再開へ

2020.05.28 21:19 Thu
Getty Images
オーストラリアサッカー連盟(FFA)は28日、2019-20シーズンのAリーグ再開に関して、所属全クラブと選手協会との間で合意に至ったことを発表した。

新型コロナウイル(COVID-19)の感染拡大を受け、Aリーグは3月24日にリーグ戦の無期限中断を決定。
その後、オーストラリア国内での感染が終息に向かい始めていることを受け、FFA含む3者は慎重な話し合いを進めた結果、リーグ戦を再開しシーズン完了を目指すことで合意に至った。

ただ、試合日程の詳細に関しては放送パートナーである『Fox Sports』との合意が必要となるため、正式決定に向けてはもうしばらく時間を必要とするとのことだ。

FFAの最高経営責任者(CEO)を務めるジェームズ・ジョンソン氏は、「すべての関係者が舞台裏でとても熱心に協力し合い、リーグを再開する準備ができていることを確認した」と、今回の合意に満足感を示している。
さらに、再開に向けた具体的なプランに関しては、「理想的には6月中旬までにプレーヤーがトレーニングに戻り、7月中旬までに公式戦再開が可能なフィットネスレベルに達し、Aリーグファイナルシリーズを8月半ばに完了させることだ」と、今後の見通しを語っている。

なお、現時点では7月中旬から残りのレギュラーシリーズを戦い、その後8月半ばまでにファイナルシリーズを含む、すべての日程を消化する予定だ。
関連ニュース

指宿洋史がAリーグ3季目で初の2桁得点に到達! アデレード・ユナイテッドのエースに君臨

アデレード・ユナイテッドのFW指宿洋史(33)がAリーグ・メンで2桁得点に到達だ。 アデレードは7日、Aリーグ・メン第23節でパース・グローリーと対戦。背番号9を背負うエース指宿は87分間のプレーで2ゴールを挙げ、4-2の勝利に大きく貢献した。 アデレードは2点を先行される苦しい展開だったが、30分に指宿の左足ボレーで1点を返し、勢いそのままに前半のうちに逆転。1点リードで折り返した後半頭の50分、指宿は味方の落としを右足ダイレクトでネットへ突き刺し追加点だ。 この2ゴールで今季10・11得点とした指宿。2022年1月に清水エスパルスからアデレードへ加入後、2021-22シーズンはAリーグ・メン21試合6得点、22-23シーズンは24試合7得点だったが、3季目にして初の2桁得点となった。 <span class="paragraph-title">【動画】指宿洋史が技アリ弾で今季11得点目!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Somewhere in the world Enrique Iglesias is singing... <a href="https://t.co/uK6fTYzXtp">https://t.co/uK6fTYzXtp</a> <a href="https://t.co/8nGSlb8RkE">pic.twitter.com/8nGSlb8RkE</a></p>&mdash; Adelaide United (@AdelaideUnited) <a href="https://twitter.com/AdelaideUnited/status/1776889300543742200?ref_src=twsrc%5Etfw">April 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.09 16:00 Tue

豪Aリーグに新王者誕生? 首位は隣国ニュージーランドから越境参加のウェリントン

Aリーグ・メンに新王者誕生か。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 サッカー・オーストラリア1部のAリーグ・メン。3月31日、第22節のウェリントン・フェニックスvsブリスベン・ロアーが行われ、ホームのウェリントンが1-0と勝利。2連勝で首位キープだ。 “ウェリントン”と聞いてわかる通り、ここは隣国ニュージーランドの首都ウェリントンから越境参加するクラブ。オーストラリアのセミプロリーグに越境参加していたクラブを前身とし、2007-08シーズンからAリーグ・メンの一員となっている。 そんな彼らだが、昨季(2022-23)はレギュラーシーズン6位で、過去最高成績も19-20の3位。タイトル獲得経験はなく、立ち位置はあくまで中堅どころだ。(※1) (※1)Aリーグ・メンはレギュラーシーズンと、レギュラーシーズン上位6クラブによるファイナルシリーズが行われ、年間優勝は後者で決まる 今季のレギュラーシーズンも佳境に入るなか、そんな越境参加のウェリントンが首位をキープ。すでにファイナルシリーズ行きは確実で、目下レギュラーシーズン優勝も現実的な目標に。 Aリーグ・メンに越境参加する、オーストラリア人選手ゼロのニュージーランドクラブ、ウェリントン・フェニックス。隣国で歴史を作る大きなチャンスを迎えている。 2024.04.01 18:30 Mon

観客動員低迷で財務危機の豪Aリーグ、TV中継の制作会社も経営破綻…国内での放映はどうなる?

財務危機のAリーグ「オーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)」に新たな打撃だ。 オーストラリアの男女ともに国内トップディビジョンであるAリーグ。管轄のAPLは1月以降、観客動員低迷を主な要因とする経営状況悪化が報じられ、従業員の半数解雇や事業縮小を敢行した。 そこへ新たな打撃。豪『news.com.au』によると、リーグのTV中継の制作を一任していた「Global Advance」が27日に経営破綻。同社は即座に銀行の管理下に入り、国内でAリーグが放映されなくなるとの懸念が発生した。 ただし、この情報はAPLも事前に把握していたのか、2023-24シーズン残りの制作は別会社「NEP」への委託が事実上決まっているといい、今季中のTV中継には支障がないとのこと。男女ともに全試合の放映が担保されているという。 APLは27日深夜に緊急声明。 「本件はGlobal Advance社に期待を裏切られたもの。ファン、選手、クラブ…商業的取り組みに及ぼすリスクが心配です。私たちとしても失望しており、関係各所と協力して、APLに賠償金を請求します」 なんとか窮地は免れた模様のAリーグとAPLだが、これもラグビーやフットボール、クリケットに人気で後塵を拝すオーストラリアサッカー界の現実と言えるかもしれない。 2024.03.29 12:30 Fri

観客動員低迷で財政危機のオーストラリア・Aリーグ、男子1部リーグ拡大&2部リーグ創設が引き続き進行

オーストラリア・Aリーグは財政危機にあえぎながらも拡大路線を貫いていく。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 ここ1週間ほどオーストラリア国内のサッカートピックスに目を向けると、アジアカップ2023に参戦する男子A代表の話題とともに、同国の男女ともにトップディビジョンであるAリーグの財政危機が大きく報じられている。 Aリーグ管轄のオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)が深刻な財政難に見舞われており、従業員のリストラ、予算縮小などが進行中。Aリーグ・コミッショナーのニック・ガルシア氏もこれを非公式声明の中で認めた。 しかし、APLとその監督機構であるフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)は、かねてより男子Aリーグ・メンの拡大を目指しており、2024-25シーズンからオークランドに本拠地を置くクラブの新規参入(※1)が決定済みだ。 (※1)現在Aリーグ・メンは全12クラブ。新規参入クラブはニュージーランド・オークランドからの越境参加で、クラブ名称は現時点で未発表。アメリカの実業家ビル・フォーリー氏がフランチャイズ権を獲得した新設クラブ 一方で、首都キャンベラからも新規参入クラブが誕生する可能性があるものの、こちらについてはAPLの財政危機が明るみになった段階で正式認可されておらず、FFAのジェームズ・ジョンソンCEOは「キャンベラ側からの書類提出が完了していない」などとコメント。リーグ拡大の最終決定権はAPLではなくFFAだ。 一見すると、APLの財務を考慮し、Aリーグ・メン拡大に慎重な姿勢を保っているかのように思えるFFA。だが、同時に2部リーグ創設の動きが進んでいる。 すでに、Aリーグ誕生前のオーストラリアを代表するセミプロの強豪だったサウス・メルボルン、ウーロンゴン・ウルブズら8クラブの2部リーグ参入が決定し、ジョンソンCEOは「さらに最大4クラブを今年6月までに追加したい」とも。 男女ともに観客動員数が低迷していることがAPLの財政危機につながったAリーグだが、拡大路線は変わらないようだ。 Aリーグ・メンは、24-25シーズンから少なくとも1クラブ増え、最速で25-26シーズンから2部リーグ制となる。 ◆2部リーグ参入決定済みの8クラブ アピア・ライカート(シドニー) マルコーニ・スタリオンズ(シドニー) シドニー・オリンピックFC(シドニー) シドニー・ユナイテッド58(シドニー) サウス・メルボルン(メルボルン) エイボンデールFC(メルボルン) プレストン・ライオンズ(メルボルン) ウーロンゴン・ウルブズ(ウーロンゴン) 2024.01.23 15:30 Tue

財務危機のオーストラリア・Aリーグだが…最速で25-26シーズンから男子2部リーグ制導入の動き変わらず

財務問題が噴出したオーストラリアのAリーグだが、男子2部リーグ創設の動きは変わらないようだ。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 オーストラリアサッカー界の男女ともにトップディビジョンであるAリーグを巡っては、16日以降、複数の同国メディアが管轄であるオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)の財務問題を報じ、従業員の大規模リストラを軸とした事業再編の動きが確認されている。 また、Aリーグ・コミッショナーも「Aリーグの観客動員数低迷」を主な要因とするAPLのデジタル部門廃止・リストラに向けた動きを認めたなか、Aリーグ創設当初にAPLとともにリーグ運営を行ってきたフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)は、再び運営参加することに消極的であることも判明している。 しかし、FFAはAリーグの商業面、すなわち“運営”にこそ関与していないものの、オーストラリアのサッカー連盟としてリーグを“監督する立場”であることは言わずもがな。選手・役員登録や移籍システムなどはFFAを通して行われる。 かねてより進行してきたAリーグ・メン(男子)の2部リーグ制導入も、APLではなくFFAが主導で取り組んでおり、『news.com.au』によると、APLの財務問題に関わらず、最速で2025-26シーズンから2部リーグを創設する取り組みは続いていくという。 すでに同国で人口が集中する南東部のシドニー、メルボルンを中心に、8クラブの将来的な2部リーグ参入が認められており、さらに最大4クラブの参入が認められる可能性も。そうなると、今季のAリーグ・メンと同じく12チーム編成(※1)ということになる。 (※1)2024-25シーズンより首都キャンベラ、オークランド(ニュージーランド/越境参加)から2クラブが新規参入予定で14チーム編成に なお、現在はAリーグ・メンが唯一のプロリーグで、2部リーグに相当するのは各州(全8州)の最上位リーグであるナショナル・プレミアリーグ(NPL)。こちらはFFA管轄のセミプロリーグとなっており、現状Aリーグ・メンへの昇格制度はない。 ◆2部リーグ参入予定の8クラブ アピア・ライカート(シドニー) マルコーニ・スタリオンズ(シドニー) シドニー・オリンピックFC(シドニー) シドニー・ユナイテッド58(シドニー) サウス・メルボルン(メルボルン) エイボンデールFC(メルボルン) プレストン・ライオンズ(メルボルン) ウーロンゴン・ウルブズ(ウーロンゴン) 2024.01.17 21:05 Wed
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly