アカンジ、苦戦認めるも完封勝利に満足「ハードな試合だった」

2020.05.24 16:27 Sun
Getty Images
ドルトムントに所属するスイス代表DFマヌエル・アカンジがヴォルフスブルク戦の勝利を振り返っている。クラブ公式サイトが伝えている。

ドルトムントは23日、ブンデスリーガ第27節でヴォルフスブルクと対戦し、2-0で勝利した。
4-0で圧勝したシャルケとの“レヴィア・ダービー”の再現が期待された中、32分にはDFラファエウ・ゲレイロのゴールで先制に成功したドルトムントだが、後半は耐える展開が続く。

だが、DFマッツ・フンメルスが負傷交代を強いられた中、アカンジやGKロマン・ビュルキがフィジカルを前面に押し出した相手の攻撃をきっちり跳ね返す。さらに、DFアクラフ・ハキミが貴重な追加点を奪取し、アカンジへの足裏を見せたチャージで相手FWフェリックス・クロースが一発退場したこともあり、2-0で逃げ切りに成功した。

同試合後、アカンジは「ハードな試合だった」とヴォルフスブルクとの激闘を振り返っている。
「ハードな試合だったね。長時間、守勢に回らされた。2点目を奪えて本当に良かったよ。終盤、相手にレッドカードが出て、それも助けとなった。90分にわたってしっかり守ることができ、相手の決定的なチャンスをレナト・シュテフェンに許したひとつだけにとどめた。そのピンチも運良くノーゴールで切り抜けられたね」

「2点を奪った一方、無失点で試合を終えられたのは、本当に良かったと思う。ただ、後半の序盤は、ボールへの注意が不十分だった。ビルドアップの間にミスが出るか、ボールを前に展開するのが早過ぎたと思う。そういう時間帯も時にはある。一番大事なのは、しっかりとした守備を継続し、そういった時間帯でもできる限りチャンスを与えずに乗り切ることなんだ」

ヴォルフスブルク戦での勝利によってリーグ6連勝となったドルトムントだが、3日後には勝ち点4差で迎える首位バイエルンとの“デア・クラシカー”という、今季最大のビッグマッチが控えている。

アカンジは前回対戦で0-4の完敗を喫するなど、ドイツの盟主との対戦成績で分が悪いことを認めながらも、マイスターシャーレ争いの望みを繋ぐためにホームでの勝利を誓った。

「次の試合は勝ちたいね。僕が加入して以降、アウェイではすべてバイエルンに負けている。だけど、ホームでは勝った試合もある。優勝争いを続けていくためにもホームで勝ちたい」
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