ファブレ監督、ヴォルフス戦勝利を回想 次節デア・クラシカーに向けては「まだ話したくない」

2020.05.24 15:55 Sun
Getty Images
ドルトムントを率いるルシアン・ファブレ監督がヴォルフスブルク戦の勝利を振り返っている。

ドルトムントは23日、ブンデスリーガ第27節でヴォルフスブルクと対戦し、2-0で勝利した。
前節、ブンデスリーガ再開初戦となったシャルケとのダービーを4-0で圧勝したドルトムント。3日後に首位のバイエルンとの“デア・クラシカー”を控える中、好調ヴォルフスブルクとのアウェイゲームに臨んだ。

前半から主導権を握ったアウェイチームだが、相手の集中した守備を前に攻めあぐねる展開が続く。それでも、32分には絶好調のMFユリアン・ブラントを起点にボックス右でMFトルガン・アザールが折り返したボールを、ファーのDFラファエウ・ゲレイロが押し込んで先制に成功。

前節、ドッペルパックを記録したポルトガル代表DFの2試合連続ゴールでリードを奪って試合を折り返したが、後半は一転守勢に。それでも、粘り強い守備でピンチを凌ぐと、78分には途中出場のMFジェイドン・サンチョのお膳立てからDFアクラフ・ハキミが貴重な追加点を奪取。その直後に相手FWフェリックス・クロースが一発退場したこともあり、このまま2-0で勝利。6連勝で“デア・クラシカー”に臨むことになった。
同試合後、公式会見に出席したファブレ監督は後半の苦戦を認めながらもチームが見せたパフォーマンスが勝利に値するものだったと主張している。クラブ公式サイトが伝えている。

「幾つかのポジティブな要素があった。それに以前から話してきたが、フットボールは90分間コントロールし続けるのが難しいものだ。我々は非常にうまくやったと思う。立ち上がりから試合をコントロールしていた」

「勝利したいという意思を示したいと思っていた中、前半は試合もボールもコントロールすることができていた。後半に関してはあまり良くなかった。それでも、全体を通しては喜ぶべき内容だった。もちろん、勝利に値したと思う」

また、ブンデスリーガ再開後、2試合連続途中出場となっているサンチョの状態については、「彼は長い間、チームと一緒にトレーニングすることができていなかった。ただ、次の試合では今日よりも長い時間プレーできるはずだ」とコメント。バイエルン戦ではより長時間のプレータイムを与える可能性を示唆した。

なお、勝ち点4差で迎える“デア・クラシカー”への意気込みを求められたスイス人指揮官は、「まだバイエルン戦の話はしたくない。今日は勝利を楽しみたい」と、言及を避けている。
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