再開に向けた措置にヴェンゲル氏が注目…無観客開催、5人交代

2020.05.18 10:40 Mon
Getty Images
元アーセナルの監督であるアーセン・ヴェンゲル氏が、リーグ戦再開のための措置について見解を示した。
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新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受け、世界中でサッカー活動が停止していた。
しかし、感染拡大が徐々に抑えられていることから、各国では規制緩和がスタート。16日には、ヨーロッパ5大リーグで先陣を切ってドイツのブンデスリーガが再開していた。

フランスではリーグ・アンが正式に打ち切りとなっていたが、プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエAは再開に向けて各クラブのトレーニングや個人トレーニングが再開。6月のリーグ戦再開を目指している。

ブンデスリーガでは、感染拡大防止のために様々な新ルールが適用されていた。イギリス『スカイ・スポーツ』は、ヴェンゲル氏が『beIN Sports』で無観客開催について、長期的には望ましくないと見解を示したと伝えた。
「それは長期的に続くだろうか?サポーターなしで長期間を過ごすとダメージがあるのではないか?そう私は思っている」

「しかし、それは長期的な解決策ではなく、短期的な解決策になる可能性がある。観客なしでシーズン全体を想像することはできない。私は短期的な解決策であると信じている」

「今シーズンを終わらせるための決定を得るには、最善の方法だ。どの決定よりも優れていると思う」

長期的な無観客開催を望まないとしたヴェンゲル氏だが、この先に再開が予定されているプレミアリーグなどもその措置を取る方針だ。ヴェンゲル氏は、安全が確保されるまでは、無観客で行うことが重要だと語った。

「我々は人々が7月中旬にスタジアムに行くための薬を持っていない。ファンが災いを引き起こした例がイタリアではいくつかある」

「財政上の理由からあまり導くことはできないし、大きな賭けとなる。まずは、医学的に安全であることが確認される必要がある」

また、そのほかのルールでは、選手交代が5人まで認められることとなった。ブンデスリーガでは、再開初戦でも多くのチームが4名以上交代枠を使っている状況。ヴェンゲル氏は、どうやって活用されていくか注目したいとしている。

「FIFAはスケジュールが過密になるため、1つの理由から5人の交代を提案した。交代選手が少なく、多くの試合を行うのはとても難しい」

「最初の試合で判断することは難しいと思うが、全体として来月あたりからどのように使われるのかを見るのは興味深い」

「私は良い考えだと思う。一部の小さなチームは、3試合ごとにプレーすると、全ての試合を行えない可能性もある。つまり、彼らが全ての試合で最高のチームとしてプレーするとなるなら、良い決断だ」

「試合を見ても、チームの準備が整っているとは思えなかった」

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