ラ・リーガ、再開なら23時キックオフも? 各チーム72時間ごとに試合で平日開催も

2020.05.17 21:15 Sun
Getty Images
再開を目指すラ・リーガだが、そのスケジュールはかなりタイトになりそうだ。スペイン『アス』が伝えた。

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大の影響で、世界中でサッカー活動が停止。3月中旬以降は自己隔離措置なども取られ、トレーニングすら行えない状況だった。
しかし、徐々に感染者の増加が緩やかとなったことを受け、各国の政府が規制緩和を発表。ドイツのブンデスリーガは16日にリーグ戦を再開させた。

スペインはヨーロッパで最も感染が拡大した国であったものの、すでに個別のトレーニングは再開。18日からはチームトレーニングの再開が許可されることとなる。

ラ・リーガも再開に向けて話を進め、6月中旬から下旬に再開予定。しかし、そこからのスケジュールは想像以上にハードになりそうだ。
まず、ほとんど毎日のように試合が開催されること。各チームの試合間のスケジュールは72時間となり、3日に1試合を行う計算となる。

また、ここから夏に向かっていく中で、スペイン国内では気候の差が激しい。国内であっても、18時キックオフから23時キックオフまでバラける可能性。平日は19時半までにキックオフとなるが、週末の試合は23時キックオフで翌日までまたぐことも辞さないという。(時間は現地時間)

最低でも週に2試合は行える計算となるため、残り11節となっているリーグ戦を7月29日までに終了させられる計算が立つとのこと。8月2日から予定されているチャンピオンズリーグとヨーロッパリーグまでに、今シーズンのリーグ戦を終えることを目指すという。

なお、感染者が出た場合は、チームごと隔離され、すべて再検査が実施されることになるようだ。
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