再開初戦に臨むバイエルン指揮官「9試合の小さな大会。ゼロからスタート」

2020.05.17 10:30 Sun
Getty Images
バイエルンを指揮するハンジ・フリック監督が、再開初戦のウニオン・ベルリン戦に向けて言及した。クラブ公式サイトが伝えている。
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世界的に流行する新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で3月中旬から中断に入ったブンデスリーガだったが、16日に再開。首位のバイエルン(勝ち点55)は12位ウニオン・ベルリン(勝ち点30)のホームに乗り込む。

16日には一足先に試合を行った2位のドルトムントがシャルケとの“レヴィア・ダービー”で快勝。再開初戦での勝利が必要となる中、フリック監督が前日会見で普段とは異なる無観客試合の独特な雰囲気についてコメントしている。
「明らかに異なっている。ファンと感情はサッカーの中で最も重要だ。誰もが観客の前で一緒にプレーをしたいと思っている。条件は誰にとっても同じだ。誰がこの条件を最もうまく扱えるかがカギとなる」

「ここからは、9試合のパワーシーズンで小さな大会だ。ゼロからスタートする。すぐにこの条件に慣れて、自分たちのクオリティを示せると思う」

「チーム自身が自分たちを押し進めることが重要だね。何かが上手くいかなかった場合、チームはそれを受け入れる必要がある。ベンチからもポジティブでやる気を引き起こす効果が与えられるだろう」
また、現在の選手の状況についてもコメント。ケガ人がいるとしながらも、10日から集中的にトレーニングを行い、コンディションは良いと見ているようだ。

「チームのコンディションに満足している。今は、3人がケガで離脱している。フィリペ・コウチーニョコランタン・トリソニクラス・ジューレだ。ハビ・マルティネスは、まだ十分ではなく、ランニングのみ行っていた。他の選手は全員起用できる」

「集中的にトレーニングを行い、数日間、フィジカル状態に問題がないかを見ることができた。先週の日曜日にはチーム内で20分3本のテストマッチをした。そこでは非常に高いインテンシティーがあった。ベルリンでもできることを願っている」

「全試合でクオリティを示すことが大事だ。その考え方が大事だ。フットボールでは必須であり、良いプレーをしても、9試合は良い結果で終わらない。どのように我々がしたいかだ」

今シーズンは第9節で対戦し、バイエルンが2-1で勝利を収めている。しかし、今回はアウェイゲームであり、久々の実戦となるだけに、警戒を怠ることはないとしている。

「我々はウニオン・ベルリンと対戦する。チームは素晴らしいメンタリティがある。彼らは昇格して、ホームでバイエルンと戦う。一生懸命にゴールへ向かうアグレッシブなチームだ」

「我々はそれに対抗しなければいけない。サッカーのクオリティだけでは機能しない。メンタリティを持って、デュエルをしなければいけない」

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