マルセイユ、シーチケホルダーらに中止となった残り試合の払い戻し放棄を要請

2020.05.09 13:37 Sat
Getty Images
マルセイユが今シーズンのシーズンチケットホルダーに対して、財政面での協力を要請しているようだ。フランス『RMC Sport』が報じている。
PR
アンドレ・ビラス=ボアス新監督の下、今シーズンのリーグ・アンで16勝8分け4敗の見事な戦績を残したマルセイユ。そして、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でシーズン打ち切りが決定した中、最終順位が2位で確定し来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権確保に成功した。
ただ、ファイナンシャル・フェアプレー(FFP)の問題を抱えるクラブは、欧州サッカー連盟(UEFA)から調査を受けていることもあり、財政面がひっ迫している。

その状況の中でクラブは2019-20シーズンのシーズンチケットホルダー、マッチデーチケットの所有者に対して、財政面での協力を要請しているようだ。

リーグ・アンが打ち切りとならなかった場合、マルセイユはパリ・サンジェルマンとの“ル・クラスィク”という超人気カードを含め、ディジョン、ニース、モナコ、メスとのホームゲーム5試合を戦う予定だった。そして、当然のことながら中止となった試合に関してはチケットの払い戻し義務が生じる。
そこでマルセイユは現在、シーズンチケットホルダー、マッチデーチケットの所有者に対して、2つの選択肢を提案しているという。

そのひとつは払い戻し対象のチケットをクーポンという形で2020-21シーズンに繰り越すという、一般的な選択肢だ。

ただ、もうひとつの選択肢は払い戻しを放棄するという選択肢だ。マルセイユはその提案の中で、「この厳しい時期にマルセイユをサポートして頂ければ、クラブにとって非常に大きな助けとなります」と、窮状を訴えている。

PR
関連ニュース

マルセイユがPK戦の末にベンフィカを撃破!7季ぶりのベスト4進出【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグのマルセイユvsベンフィカが18日に行われ、1-0でマルセイユが勝利。2戦合計スコア2-2で並んだ中、PK戦を4-2で制したマルセイユが準決勝進出を決めた。 先週行われた1stレグで敗れたマルセイユが、ホームにベンフィカを迎えた2ndレグ。 2戦合計スコアで1点ビハインドを背負うマルセイユが、立ち上がりからハイプレスをかけると、24分にディ・マリアのパスミスを敵陣でカットしたオーバメヤンにチャンスが訪れたが、ボックス外から放ったがミドルシュートは枠に上に外れた。 ゴールレスで迎えた後半、マルセイユはムベンバを下げてムリージョを投入。すると60分、ムンバグナの横パスをペナルティアーク内で受けたアリが左足で狙ったが、これはGKトルビンの好セーブ防がれる。 対するベンフィカは75分、ジョアン・ネヴェスの浮き球のパスをボックス右のバーが右足で折り返すと、中央のジョアン・マリオが落としたボールをラファ・シウバがシュート。さらにGKが弾いたボールをディ・マリアが詰めたが、これもGKパウ・ロペスの好セーブに阻まれた。 1点が遠いマルセイユは、直後にエンディアイエを下げてホアキン・コレアを投入。すると79分、ヴェレトゥのスルーパスで左サイドを抜け出したオーバメヤンのクロスをゴール前に走り込んだムンバグナがヘディングで流し込み、マルセイユが2戦合計スコアで追いついた。 結局、試合は2戦合計スコア2-2のまま延長戦に突入。延長戦でも決着が付かずに迎えたPK戦では、4人全員が成功したマルセイユに対し、ベンフィカは1人目のディ・マリアと4人目のアントニオ・シウバが失敗。この結果、マルセイユが7シーズンぶりのベスト4進出を決めた。 2024.04.19 07:07 Fri

ディ・マリアがマルセイユ戦先勝に導く今季EL4ゴール目 「優勝は重要な夢」

ベンフィカのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアがヨーロッパリーグ(EL)4強入りに前進し、今大会にかける思いを口にした。『UEFA.com』が伝えている。 ベンフィカは11日の準々決勝1stレグでマルセイユとホームで対戦。67分にピエール=エメリク・オーバメヤンのゴールで1点差に迫られたが、ラファ・シウバとディ・マリアの得点によるリードを守り抜き、2-1で先勝した。 右ウィングでスタートから出場したディ・マリアは1-0の52分にボックス右からの折り返しをワンタッチで押し込み、今大会4ゴール目で貴重な追加点。1週間後の18日に敵地で行われるリターンレグに向けて弾みをつけた。 チャンピオンズリーグやワールドカップをはじめ、数々のタイトルを手にするディ・マリアだが、『Sportv』のインタビューでマルセイユとの1stレグを振り返りながら、まだ経験のないEL制覇を夢だと語った。 「(EL優勝は)僕にとって重要な夢なんだ。このクラブや、素晴らしい仕事をして目標達成のために戦う選手たちにとってもね」 「僕らは素晴らしい試合をした。マルセイユはベンチにも素晴らしい選手がいる。何人かはベンチ入りし、大きな違いを生み出した」 「大事なのは2-1のリードとゴールの差だ。マルセイユがこの準々決勝に勝ち進んでいるのは多くの意味を持つ」 2024.04.12 16:30 Fri

ラファ・シウバ&ディ・マリア弾で逃げ切ったベンフィカがマルセイユに先勝!【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのベンフィカvsマルセイユが11日に行われ、2-1でベンフィカ勝利した。 ラウンド16でレンジャーズを下したベンフィカが、ビジャレアルを下したマルセイユをホームに迎えた一戦。 試合は16分にスコアが動く。ベンフィカはネレスのパスをボックス右手前で収めたテングシュテットの折り返しをボックス中央に走り込んだラファ・シウバがワントラップからシュートを流し込んだ。 1-0で迎えた後半、再びスコアを動かしたのはリードするベンフィカだった。52分、自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、ドリブルで持ち上がったディ・マリアがパスをボックス右に駆け上がったネレスが縦に切り込み、中央へラストパス。これを再び受けたディ・マリアがワンタッチでゴールに流し込んだ。 2点を追う展開となったマルセイユは、54分にムンバグナを下げてウナイを投入。すると67分、ウナイのロングスルーパスから上手くDFの裏に抜け出したオーバメヤンがボックス左からゴール右隅にシュートを決めた。 1点を返したマルセイユは、73分にもウナイの右クロスからファーサイドでフリーのアリに決定機が訪れたが、ボレーシュートは枠の左に外れた。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。ホームできっちり先勝に成功したベンフィカが準決勝進出に王手をかけた。なお、2ndレグは18日にスタッド・ヴェロドロームで行われる。 2024.04.12 06:27 Fri

10人のPSGがヴィティーニャ&ゴンサロ・ラモス弾で“ル・クラスィク”を制す!【リーグ・アン】

リーグ・アン第27節のマルセイユvsパリ・サンジェルマン(PSG)の“ル・クラスィク”が3月31日にスタッド・ヴェロドロームで行われ、0-2でPSGが勝利した。 代表戦前のモンペリエ戦でリーグ戦4試合ぶりの白星を飾った首位PSG(勝ち点59)が、公式戦2試合勝利のない7位マルセイユ(勝ち点39)のホームに乗り込んだ一戦。 共に[4-3-3]の布陣を採用し、ミラーゲームの形となった試合。キックオフから主導権争いが続くなか、PSGは5分にチャンス。デンベレのパスでボックス右深くまで駆け上がったコロ・ムアニがダイレクトで折り返すと、GKパウ・ロペスが弾いたボールをファビアン・ルイスが詰めたが、シュートは枠を外れた。 対するマルセイユは17分、敵陣中盤で得たFKのこぼれ球から二次攻撃を仕掛けると、バイタエルエリア中央でボールを拾ったヴェレトゥがミドルシュートでゴールを脅かしたが、左ポストを掠めたボールは左に外れた。 徐々にポゼッションで上回るPSGは、29分にデンベレンのスルーパスでボックス右から侵入したコロ・ムアニに決定機が訪れたが、シュートは飛び出したGKがブロック。さらに30分には、中盤からドリブルでボックス内まで切り込んだデンベレがシュートを放ったが、これはゴール左に外れた。 ハーフタイムにかけても拮抗した展開が続く中、PSGは40分に自陣からのクリアボールに反応したオーバメヤンをベラウドが横から押し倒すと、オンフィールドレビューの末に悪質なタックルと判定され、一発退場となった。 ゴールレスで迎えた後半、10人のPSGはコロ・ムアニを下げてイ・ガンインを投入。すると53分、ドリブルで中央を切り裂いたヴィティーニャのパスをボックス右に侵入したデンベレがダイレクトで折り返すと、ボックス中央で再びボールを受けたヴィティーニャがワントラップからゴール左へシュートを流し込んだ。 先制を許したマルセイユだったが、すぐに反撃。すると58分、ボックス左横でパスを受けたアリがカットインからシュート。これはGKドンナルンマに弾かれたが、こぼれ球をヴェレトゥが右足ボレーでゴールに叩き込んだ。だが、同点かに思われたこのプレーはオフサイドポジションでGKのプレーに関与したルイス・エンヒキのオフサイドを取られてゴール取り消しとなった。 その後は両チームが選手を入れ替えながらゴールを目指すと、再びスコアを動かしたのはPSGだった。相手CKのクリアボールからカウンターを仕掛けると、アセンシオのラストパスを受けたゴンサロ・ラモスがボックス内まで切り込み、ゴールネットを揺らした。 2点を追うマルセイユは87分、ウナイのロングフィードからゴール前に抜け出したムンバグナがチャンスを迎えるが、これは飛び出したGKがパンチング。さらにこぼれ球をアリが詰めたが、これもGKドンナルンマの体を張ったセーブに防がれた。 結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。数的不利ながら後半の2得点で“ル・クラスィク”を制したPSGが2年連続のシーズンダブルを達成した。 2024.04.01 05:45 Mon

マルセイユが宿敵PSG戦でホームゲーム歴代最多観客動員を記録へ! 灼熱のダービー“ル・クラスィク”

マルセイユがパリ・サンジェルマン(PSG)とのル・クラスィクで記録的観客動員へ。フランス『RMC Sport』が伝えている。 フランス随一の名門マルセイユ。近年後塵を拝すPSGとは20世紀から激しいライバル関係にあり、フランス・ダービーとも代用されるル・クラスィクの一戦は、常に尋常ではない緊張感が漂う。 今季2度目のル・クラスィク(リーグ・アン第27節)が31日に控えるなか、今回はマルセイユの本拠地スタッド・ヴェロドロームでの激突。すでにチケットが完売しているという。 前回のマルセイユホームでのPSG戦は2023年2月。6万5984人が詰めかけた一戦は、敵地に乗り込んだPSGがFWキリアン・ムバッペの2得点1アシストで0-3と完勝を収めている。 今回はPSGサポーターの渡航が禁止されていながら、マルセイユは公式Xを通じ「全てのスポーツ競技を合わせ、スタッド・ヴェロドロームでの歴代最多観客動員となる見込み。絶え間ないサポートに感謝する」と声明。PSGは120%アウェイの状況でル・クラスィクを迎えることになる。 2024.03.29 16:30 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly