UEFA、各国リーグに再開是非の連絡を要請…期限は5月25日まで

2020.04.29 06:00 Wed
Getty Images
欧州サッカー連盟(UEFA)は、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により中断されている各国リーグに対し、国内リーグの日程、形式等の決断を伝える期限を5月25日に設定したようだ。イギリス『BBC』が伝えている。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ヨーロッパではベラルーシを除いてサッカー活動が停止状態に。終息が見えていない状況だが、各国では再開時期に向けた話し合いが行われているものの、現時点では全てが未定となっている。
『BBC』によれば、UEFAのアレクサンダー・チェフェリン会長は、加盟する55の全連盟に書簡を送り、デッドラインを定めたことを伝えたようだ。

「各国協会は国内リーグの再開予定日と開催形式を5月25日までにUEFAに連絡するきである。また、国内リーグが正当な理由により早期終了となる場合には、UEFAは各協会に対し、早期終了に値する特別な理由を5月25日までに説明するよう求める」

なお、ヨーロッパでは24日にオランダのエールディビジのシーズン打ち切りが発表。さらに、正式発表の延期が繰り返されているベルギーのジュピラー・プロ・リーグやフランス政府により9月までのスポーツイベントの開催中止が発表されたリーグ・アンも打ち切りが濃厚となっている。
関連ニュース

UEFAの次期会長は? 残り3年の中、現時点ではフィーゴ氏が最有力か

ヨーロッパサッカー連盟(UEFA)の会長を任期満了の2027年に退任することを発表したアレクサンデル・チェフェリン会長。後任人事が話題になっている。 8日、UEFA総会でチェフェリン会長が自身の去就について言及。2027年に行われる会長選に立候補しないことを表明。退任することが決定した。 時間がまだあるとはいえ、後任が注目されることに。スペイン『アス』によると、筆頭はポルトガル代表として活躍し、バルセロナやレアル・マドリーなどでも活躍したルイス・フィーゴ氏(51)が有力と見られている。 フィーゴ氏は、引退後に古巣インテルの幹部に就任。その後、2015年には国際サッカー連盟(FIFA)の会長選に立候補していたが、取り下げていた。現在はUEFAのアドバイザーとして従事しており、チェフェリン会長とも親しい関係に。人脈も十分にあるという。 対抗馬として見られているのは、レアル・マドリーでも活躍し、ユーゴスラビア代表としても活躍したプレドラク・ミヤトビッチ氏(55)。チェフェリン会長と同じバルカン半島出身で、影響力が大きいという。 また、1月までUEFAでディレクターを務めていた元クロアチア代表MFのズヴォニミール・ボバン氏(55)も候補になるとのこと。総会の数日前に辞任していたが、会長になるための動きという見方もあるとされている。 もう1人注目なのはルーマニアサッカー連盟のラズバン・ブルレアヌ会長(39)。UEFAの中でも高く評価されており、人気のある候補とのことだ。 ただ、実際にはあと3年任期がある状況。多くのことが起こってもおかしくない期間だが、現時点ではこの辺りが候補と見られている。 2024.02.16 22:10 Fri

UEFAのチェフェリン会長が任期満了での退任を表明、2027年の会長選に立候補しないことを明言「半年前に決断した」

欧州サッカー連盟(UEFA)は8日に総会を開催。アレクサンデル・チェフェリン会長が、次期選挙に立候補しないことを表明した。 8日にパリで開催された総会。チェフェリン会長は、構想が立てられているスーパーリーグについて改めて反対の姿勢を示した中、自身が会長から退くことを表明した。 チェフェリン氏は2027年に行われる会長選に立候補しないことを表明。「私は半年前に決断した。組織には新鮮な血、変化が必要だ」とコメント。「家族や友人と話し合った。そして決断した。2027年以降は続けない」と、現在の任期が満了すると共に退任することを明言した。 チェフェリン氏は、スロベニア出身で弁護士という肩書きもある。2005年に地元のフットサルクラブの理事として関わり始めると、アマチュアクラブの理事も務め、2006年から2011年までオリンピア・リュブリャナでも仕事を果たした。 2011年にスロベニアサッカー協会の会長に就任。さらに国際サッカー連盟(FIFA)の規律委員会のメンバーにも入った。 2016年9月、第12回UEFA臨時総会にて第7代の会長に選出。10年を越えて退任することを決断した。 2024.02.08 21:50 Thu

欧州スーパーリーグ、UEFAに反競争的行為の即時停止求める

ヨーロッパ・スーパーリーグ(ESL)創設を支援するために設立された『A22スポーツ・マネジメント』が、欧州サッカー連盟(UEFA)に送付した反競争的行為の即時停止を求める旨の書簡を公表した。『ロイター通信』が伝えている。 ヨーロッパの司法裁判所は昨年12月末に、UEFAと国際サッカー連盟(FIFA)の決断に対し「優越的地位を濫用している」として、ESL参加のクラブを閉め出す取り決めは違法であるとの見解を示していた。 これを受けてESLを後援する『A22』は、トーナメントを3つのリーグに分けて開催するという新たなフォーマットを提案。男女が関わるリーグとなるという。 ただ、『A22』とレアル・マドリー、バルセロナが主導するESLに対しては、多くのメガクラブを筆頭に各国の中堅クラブも拒絶の姿勢を示しており、前途多難な状況だ。 そういったなか、『A22』は、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン会長が 「我々がUEFAにEUルールと裁判所の判決を遵守し、A22の活動を妨害することを目的とした現在進行中の行動を停止するよう要求している書簡について、公に話し、誤った解釈をした」ことを受け、X(旧ツイッター)での書簡公開を決定した。 なお、チェフェリン会長は1月31日にハンブルグで開催されたスポービス・スポーツ・ビジネス・コングレスでスピーチを行っていた。 『A22』は今回の書簡において、2021年4月以降、UEFAが自分たちの評判を誹謗中傷し、欧州のクラブを脅して『A22』が関わるプロジェクトを検討させないようにするなど、反競争的な行動をとっていると非難している。また、前述のヨーロッパの司法裁判所の判決後も、UEFAが反競争的な行動を続けていると述べている。 「その結果、我々はここにUEFAとその幹部に対し、A22の事業構想、そのパートナーおよび取締役に対するいかなる形態の反競争的行動も直ちに停止することを要求する」 また、『A22』はUEFAと提携している第三者にも同様の措置をとるよう指示している。 2024.02.01 08:00 Thu

ズボニミール・ボバンがUEFA幹部職を辞任…UEFA会長の任期制限解除の改革案に抗議

ズボニミール・ボバン氏が、欧州サッカー連盟(UEFA)のフットボール部門の責任者を辞任した。イギリス『フィナンシャル・タイムズ』が伝えている。 現役時代にディナモ・ザグレブ、ミランで活躍した元クロアチア代表MFは、現役引退後には国際サッカー連盟(FIFA)の副事務局長や古巣ミランのチーフ・フットボール・オフィサーを歴任。そして、2021年からUEFAフットボール部門の責任者に就任し、UEFAフットボール委員会やユースフットボールフォーラムの設立など、技術開発におけるいくつかの重要なプロジェクトに携わってきた。 しかし、ボバン氏はUEFA会長の任期を義務付けられた制限を超えて延長できるように欧州サッカー統括団体のルールブックを変更する動きへの抗議から辞任を決断した。 新規則はUEFA執行委員会メンバーの年齢制限も撤廃するもので、来月パリでの会議で投票される予定。加盟55連盟の承認が得られれば、UEFAはFIFAに倣い、現職会長が現行の4年3期の制限を超えてさらなる任期を求めることを認めることになる。 この計画への反対を公にした初のUEFA幹部だったボバン氏は、「これらのルールは、UEFAと欧州フットボールを『悪い統治』から守るために設計されたもので、残念なことに『悪い統治』は、しばしばフットボール統治の『古いシステム』と呼ばれるものの『手口』となってしまった」、「悲しみと重い心で、UEFAを去る以外に選択肢はない」と、憤りを示していた。 一方、今回の改革案によって2027年の任期終了後、さらに4年間の会長職留任も可能となるアレクサンデル・チェフェリン会長は、「個人的な願望の追求に前進する」と、ボバン氏が批判した改革に問題がないとの見解を示していた。 2024.01.26 06:00 Fri

UEFAがU-17ロシア代表の復帰計画を断念…「子供は罰せられるべきではない」と主張も賛同得られず

欧州サッカー連盟(UEFA)は10日、2024年のU-17欧州選手権にロシア代表を復帰させる計画を発表していたが、これを断念したことを発表した。 2022年2月、ロシアがウクライナに対して軍事侵攻を開始。これを受け、UEFAと国際サッカー連盟(FIFA)は、ロシア代表チームとロシアのクラブの国際大会への参加停止の処分を下した。 この処分は現在も続いている中、UEFAは9月に「子供たちは罰せられるべきではない」とし、U-17ロシア代表がUEFAの大会に参加することを認めることを決定していた。 しかし、この決定には多くの反発が。当事者であるウクライナをはじめ、イングランドやスウェーデンなども反対。12のサッカー協会が拒否する姿勢を示していた。 対戦のボイコットなどを公に表明し、ウクライナも反対を呼びかけていた中、UEFAは自身の決定を覆し、ロシアの復帰計画を断念。「ロシアチームのプレーを許可する技術的な解決策が見つからなかった」と広報担当者は語っている。 これにより、ロシアへの制裁は継続中。ロシアでの試合開催や、ロシア企業のスポンサー契約解除など、サッカー界からの締め出しは依然として続いている。 2023.10.10 23:45 Tue
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly