スアレスの“噛みつき”事件を振り返る元ウルグアイ主将「ウルグアイサッカー史でも最高」

2020.04.27 18:50 Mon
Getty Images
元ウルグアイ代表DFのディエゴ・ルガーノ氏が2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)での“噛みつき騒動”を振り返った。イギリス『ミラー』が伝えている。
PR
ブラジルW杯のグループステージ第3節のイタリア代表vsウルグアイ代表では、当時リバプールに所属していた現バルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスが、対戦相手のDFイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニの肩に噛みついた。

スアレスに対しては、国際サッカー連盟(FIFA)から4カ月間にも及ぶフットボール活動の禁止処分が科され、多くの注目を集めたが、この試合をベンチから観戦していたルガーノ氏が当時を回想した。
「ルイスはリバプールで戦っていた。そしてW杯の出来事で(レアル・)マドリーかバルサに行く可能性を失っていたかもしれない」

「彼は私たちが死なないように賭けに出た。彼は誰かを噛んだが、大義に忠実であったため、誰かを殺していたかもしれない」

「それが事実だ。彼の努力に感謝している。ルイス・スアレスに関するこのエピソードはウルグアイサッカーの歴史でも最高だと語るに値する」
「大義に忠実な選手の1つのミスを責めるべきではないと思った。イタリアの選手は、試合を通してルイスをマークしていた。ルイスが彼に噛みついた後、キエッリーニは(ディエゴ・)ゴディンのマークを失敗し、私たちは得点して予選を通過した。(噛みついた)次のコーナーキックで得点したので、ルイスがキエッリーニに心理的なダメージを与えたと思う」

「しかし、ルイスは国際サッカーの歴史上でも最も長い判決を言い渡され、彼のキャリアの最高の時にプレーすることができなかった」

現役時代には闘志溢れるセンターバックとして一時代を築いたルガーノ氏にとって、スアレスの行動は称賛に値するようだが、スアレス本人はこの一件で大きくイメージを落とした。それでも、事件後もバルセロナはスアレスの獲得を望み続け、W杯直後の2014年夏にバルセロナへ移籍している。

PR
関連ニュース

リーズがプレミア返り咲きならカルヴァン・フィリップスに救いの手?

イングランド代表MFカルヴァン・フィリップス(28)にリーズ・ユナイテッド復帰の可能性だ。 昨季加入のマンチェスター・シティでは思うように活躍できず、今年1月からウェストハムにローン移籍中のフィリップス。デイビッド・モイーズ監督のもとではここまで公式戦9試合で使われるが、失点に絡むなど、一部サポーターの槍玉にも上がる。 ウェストハムはすでにローン契約終了とともに返却を決め、シティに戻っても居場所なしといわれるなか、イギリス『デイリー・メール』によると、古巣が状況次第だが、再獲得しうるという。 リーズは今季のチャンピオンシップでプレミアリーグ復帰を果たせば、シティが求める3000万ポンド(約57億5000万円)の支払いにこそ難色を示すが、ローン契約での連れ戻しを検討しているそうだ。 ダニエル・ファルケ監督が率いるリーズはシーズン終盤のチャンピオンシップで優勝位争いを演じ、首位イプスウィッチ・タウンFCと2ポイント差の3位に位置。自動昇格圏の2位レスター・シティとも1ポイント差だ。 プレミアリーグ返り咲きなら夏の補強に力を入れる考えで、実績十分のフィリップス再獲得にも前向きとされるリーズだが、果たして。 2024.04.16 11:05 Tue

「アウェイでのウェストハム戦がどれだけ難しいか」 レバークーゼンMFジャカが語る2-0先勝の価値

レバークーゼンのスイス代表MFグラニト・ジャカが振り返った。 首位独走のブンデスリーガで今週末にも初優勝かというところまでくるレバークーゼン。11日にヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのウェストハム戦をホームで迎えると、後半の2発で2-0と先勝し、18日に行われる敵地でのリターンレグに弾みをつけた。 この試合でもボランチの一角としてフル出場したジャカはイギリス『TNT Sports』のインタビューで、元アーセナルの選手らしくウェストハムのホームに乗り込んでの試合の難しさを指摘し、複数得点差で先勝した価値を語った。 「ウェストハムが5バックで戦ってくるのは試合前からわかりきったことだった。すごく深いところでプレーされたけど、僕らはああいうチームを倒すだけのクオリティがあるのを改めて示せたね」 「2点目は2ndレグに向けて大きいよ。2-0でも過去の経験的に難しいけど、1-0だといつだってすごく難しい。僕はアウェイでのウェストハム戦がどれだけ難しいかわかっているんだ」 「最初から集中して、同じようにゴールを狙っていく必要がある。今日のチームはよくやった。プレミアリーグでうまくやっているとても良いチームを相手に2-0だし、よくやったよ」 「僕らにはプレーする情熱がある。どんなときでもゴールを決められるだけのクオリティがあると自負しているんだ。ああいうチームや、ここにくる相手は深くで戦ってくるし、スペースを見つけるのにいつも苦労する」 「僕らは満足しているし、2ndレグがどうなるか見てみよう」 2024.04.12 12:50 Fri

シャビ・アロンソ監督が先勝しての2ndレグへ 「ロンドンではまた違うものになるはず」

レバークーゼンがヨーロッパリーグ(EL)のベスト4入りに前進した。 首位独走のブンデスリーガで今週末にも初優勝かというところまでくるレバークーゼン。11日にはEL準々決勝1stレグのウェストハム戦をホームで迎え、後半の2発で2-0と先勝した。 クラブ公式Xによると、これで今季開幕からの連続無敗も42試合に伸ばしたシャビ・アロンソ監督は先勝に対する心境を語った。 「もちろん、結果にも、パフォーマンスにも満足だ。良いチャンスをモノにするのは簡単ではなかったしね。これからは2ndレグに向けてしっかりと準備する時間がある。今日に関しては満足だが、まだ終わったわけではない」 また、「今日もベンチからの選手が大きな影響を与えてくれた」と振り返ると、18日に敵地で行われる2ndレグに視線を向けた。 「チャンスはあまりなかったが、許すシーンもそこまでなかったし、良かったと思う。だが、ロンドンでの2ndレグはまた違うものになるはず。それこそが先制してからもプッシュし続けた理由であり、追加点を決められて嬉しいよ」 「ウェストハムは自分たちのピッチでまったく異なるパフォーマンスを発揮してくることだろう。彼らに失うものなど何もない。準備の時間はあるし、ベスト4進出をかけての戦いに備えていくつもりだよ」 2024.04.12 11:20 Fri

シャビ・アロンソ采配的中のレバークーゼンがホームでウェストハムに先勝!【EL】

ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのレバークーゼンvsウェストハムが11日に行われ、2-0でレバークーゼンが勝利した。 ラウンド16でカラバフを下したレバークーゼンは、直近のウニオン・ベルリン戦からスタメンを7人変更。ボルハ・イグレシアスやフロジェク、GKフラデツキーらに代えてシックやフリンポン、GKコヴァルらをスタメンで起用した。 一方、ラウンド16で堂安律の所属するフライブルクを下したウェストハムは、直近のウォルバーハンプトン戦からスタメンを2人変更。出場停止のボーウェンとE・アルバレスに代えてアントニオとソウチェクをスタメンで起用した。 立ち上がりから一進一退の展開が続く中、ウェストハムは10分に自陣でのボール奪取からロングカウンターを仕掛けると、左サイドを駆け上がったアントニオの折り返しからクドゥスがチャンスを迎えたが、ダイレクトシュートはGKコヴァルの正面をついた。 対するレバークーゼンは20分、パラシオスの横パスを受けたグリマルドがボックス左手前から左足を振り抜いたが、シュートはGKファビアン好きの好セーブに阻まれた。 その後ははレバークーゼンがボールを保持しながら押し込む時間が続く。すると30分、ジャカのパスからボックス左に侵入したシックがシュート。さらに34分には、ボックス外のタプドバがミドルシュートでゴールを脅かしたが、共にシュートはGKファビアンスキに防がれた。 ゴールレスで迎えた後半も、立ち上がりから拮抗した展開が続く。レバークーゼンは70分にボックス左深くまで侵入したグリマルドのクロスをニアのシックがヘディングで合わせたが、これはGKファビアンスキのファインセーブに弾かれる。 先制点が欲しいレバークーゼンは、76分にシックとアドリを下げてボニフェイスとホフマンを投入。すると83分、右CKをファーサイドのターが頭で折り返すと、中央のボニフェイスがシュート。これは相手DFにブロックされたが、こぼれ球をホフマンが左足ボレーで合わせると、このシュートがゴール左隅に吸い込まれた。 待望の先制点を奪ったレバークーゼンは、91分にもショートコーナーの流れからホフマンの右クロスをボニフェイスがヘディングで叩き込み、試合を決定づける2点目を奪取。 結局、試合はそのまま2-0でタイムアップ。途中出場の2人がゴールを挙げたレバークーゼンがホームで先勝した。 2024.04.12 06:00 Fri

ELで大一番迎えるウェストハムに大打撃…今季19ゴールのボーウェンが負傷離脱へ

ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督は、イングランド代表FWジャロッド・ボーウェンの負傷離脱を明かした。イギリス『イブニング・スタンダード』が伝えている。 プレミアリーグ32試合を消化して、7位の好位置につけるウェストハム。ヨーロッパリーグ(EL)でも準々決勝進出を果たすなどモイーズ監督の下で順調な歩みを見せているが、ここに来て大きな懸念が生じたようだ。 11日に行われるEL準々決勝1stレグのレバークーゼン戦に先立った記者会見で、モイーズ監督は先週末のウォルバーハンプトン戦においてヒザを負傷したボーウェンがしばらく離脱するとコメント。今季公式戦19ゴール8アシストの成績を残すイングランド代表FWは当初こそ軽傷と見られていたが、想定より状態は悪かったと明かしている。 「ジャロッドは我々に合流していない。負傷しており、明日の夜はプレーできない状態だ。(離脱期間については)わからない。いつ復帰させるかについて、具体的な日程は明かさないだろう。現時点で言えることは何もないんだ」 ウェストハムはELだけでなく今月下旬にはリバプール戦も控えており、仮にボーウェンが長期離脱となれば大きな打撃になるのは間違いない。 2024.04.11 15:45 Thu
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly