昨年に両親を亡くしたブライトン指揮官、コロナ禍続く中でのリーグ再開検討に不快感
2020.04.26 20:30 Sun
ブライトンを率いるグラハム・ポッター監督は、コロナ禍が続く中、プレミアリーグ再開に向けた話し合いが行われていること自体に不快感を示している。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
その状況下において3月中旬から中断を強いられているプレミアリーグに関しては、6月8日に無観客でのリーグ再開を目指し、7月27日にシーズン終了を目指しているとの報道が出るなど、再開に向けた動きも出ている。
昨年、両親を相次いで亡くし、命の重要性を誰よりも実感するブライトン指揮官は、現時点でフットボールを優先すべきではないと強い口調で語る。
「今は個人的にかなり困難を感じている。国内の2万人の人たちが命を落としている中、フットボールに関する話が同時進行で語られている」
「私は両親を失うという自分の経験から、それがいかに困難であるかをよく理解していると思う。しかし、ウイルスによって多くの人たちが亡くなった事実。それを避けるため全員がもっと何かできたと考えると、堪らない気持ちだよ…」
「この状況において、フットボールをいつ再開するか、どのように安全を確保するか。そんなことは我々が検討すべき最も重要なことではないよ」
「我々がそういった話をしている傍らでは、多くの人たちが命の危険に晒されるという恐ろしい現実があるんだ。そして、遺族は愛する人が亡くなったときに手を握ってあげることさえもできない」
「現在、我々はそういった人たちがいる中でリーグ再開に向けた話し合いをしていることを、しっかりと心に留めておかなければならない」
イギリス全体がコロナウイルスの脅威を克服しない限り、プレミアリーグを再開すべきではないとの見解を示したポッター監督。
その一方で、フットボールを生業とする1人として、無事再開にこぎ着けた際には、誰にとっても感動的な瞬間になると主張している。
「無観客開催だとしても、最終的に安全が確保された形でプレミアリーグを再開できたとすれば、きっとフットボールをプレーするということだけでエモーショナルな雰囲気を味わえるはずだ」
「それは誰にとっても非常にエモーショナルな瞬間となるはずだ。それは我々が心待ちにしていることだ。しかし、それ自体が大きな挑戦だ」
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新型コロナウイルス(COVID-19)が猛威を振るうイギリスでは、感染者数が15万人に迫り、死者数も2万人を超えるなど深刻な被害を受けている。昨年、両親を相次いで亡くし、命の重要性を誰よりも実感するブライトン指揮官は、現時点でフットボールを優先すべきではないと強い口調で語る。
「今は個人的にかなり困難を感じている。国内の2万人の人たちが命を落としている中、フットボールに関する話が同時進行で語られている」
「多くの場合、遺族は亡くなった人たちの手を握ってあげることさえできない。それは本当に悲痛なことだ」
「私は両親を失うという自分の経験から、それがいかに困難であるかをよく理解していると思う。しかし、ウイルスによって多くの人たちが亡くなった事実。それを避けるため全員がもっと何かできたと考えると、堪らない気持ちだよ…」
「この状況において、フットボールをいつ再開するか、どのように安全を確保するか。そんなことは我々が検討すべき最も重要なことではないよ」
「我々がそういった話をしている傍らでは、多くの人たちが命の危険に晒されるという恐ろしい現実があるんだ。そして、遺族は愛する人が亡くなったときに手を握ってあげることさえもできない」
「現在、我々はそういった人たちがいる中でリーグ再開に向けた話し合いをしていることを、しっかりと心に留めておかなければならない」
イギリス全体がコロナウイルスの脅威を克服しない限り、プレミアリーグを再開すべきではないとの見解を示したポッター監督。
その一方で、フットボールを生業とする1人として、無事再開にこぎ着けた際には、誰にとっても感動的な瞬間になると主張している。
「無観客開催だとしても、最終的に安全が確保された形でプレミアリーグを再開できたとすれば、きっとフットボールをプレーするということだけでエモーショナルな雰囲気を味わえるはずだ」
「それは誰にとっても非常にエモーショナルな瞬間となるはずだ。それは我々が心待ちにしていることだ。しかし、それ自体が大きな挑戦だ」
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