ユーロ延期でオランダ代表クーマン監督の“バルセロナ条項”も延期に「1秒も考えたことはない」

2020.03.18 13:40 Wed
Getty Images
オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、契約に盛り込まれているバルサ条項について改めて語った。スペイン『マルカ』が伝えた。
PR
現役時代にはバルセロナでもプレーし、多くの功績を残したクーマン監督。現在はオランダ代表を率い、今夏開催予定だったユーロ2020に向けて準備を進めていた。

しかし、今シーズンの停滞した状況を打破しようとバルセロナがエルネスト・バルベルデ監督を解任。後任はキケ・セティエン監督が務めているが、その際にはクーマン監督の就任も噂に挙がった。
その理由が、オランダサッカー協会(KNVB)とクーマン監督の間で交わされている“バルセロナ条項”なるもの。バルセロナの監督に就任する際には、契約を解除できるというものだ。

しかし、17日にUEFA(欧州サッカー連盟)が新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて決定。ユーロが2021年6月まで延期となった。

クーマン監督はその場合の“バルセロナ条項”について、日付は明記されておらず、2021年のユーロ後から適用可能と語った。
「バルセロナに行く契約の条項はユーロの後にある。日付に関しては言及されていないので、今は2021年のユーロの後になる。ただ、私はその件に関して1秒も考えていない」

また、リヨンのオランダ代表MFメンフィス・デパイが左ヒザの前十字じん帯を断裂し、今季絶望とされていたが、来年に延期されたことで出場も可能となった。しかし、クーマン監督は、大事なのは人々の健康であり、今夏にユーロが開催できないことが残念だと語っている。

「これは運が良い影響だ。でも、ユーロが今プレーできなくなったことを残念に思う。我々は良いレベルで出場権を得た」

「我々は決定を理解しているし、驚くことは何もない。最も重要なことは、人々の健康とコロナウイルスの蔓延を防ぐことだ。次に、国際的なサッカーが再開されるとき、どのような準備ができるかだ」

PR
関連ニュース

CL4強入りなるか! チャビ監督がPSGとのホーム戦で後押し求む 「今こそ団結する時」

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督がチャンピオンズリーグ(CL)準決勝進出に向け、ファンを含む一丸を求めた。クラブ公式サイトが伝えた。 先週、パリ・サンジェルマン(PSG)の本拠地でCL準々決勝1stレグを戦ったバルセロナ。一度は逆転されながらも再逆転に成功し、3-2で先勝した。 続いて、週末のラ・リーガ第31節カディス戦もウノセロで勝利した中、16日には今シーズンの本拠地エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスにPSGを迎えてのリターンレグ。決戦を前にしたチャビ監督は「準決勝に進むためには多くの個性を示さなければならないだろう」とコメントし、敵チームや敵将を警戒している。 「我々は自分たちをコントロールして主導権を握らなければならないが、それはタフなミッションになるだろう。ルイス・エンリケは手を緩めないから、PSGは仕掛けてくるはずだ。私は彼のことをよく知っているし、我々に大きなプレッシャーをかけてくるであろうこともわかっている」 「世界最高のチームの1つが相手だ。最も激しいチームの1つであり、我々に何も与えてはくれない。そして彼は世界最高の監督の1人だ」 また、チャビ監督はファンに後押しを呼びかけ。すでに熱気は高まっているようで、ベスト4入りが懸かる試合への期待をあらわにした。 「我々はホームでプレーする。モンジュイックは盛大な夜になるはずだ。沸点に達するような雰囲気でなければならない。トリッキーな瞬間もあるだろうし、PSGは我々にハードワークを課してくる。だからこそ我々はファンを必要としている。今こそ団結する時だ」 「準々決勝に進出できたことをとても誇りに思うし、準決勝に進むチャンスがある。バルサファンは興奮しているし、置かれている状況を考えればそれは私も同じだ。チーム内でも他の場所でも、街中でも、興奮に包まれていていると感じることができる。我々は今シーズン失っていた興奮を取り戻したんだ」 この一戦では元スペイン代表MFセルジ・ロベルトとデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンが出場停止。しかし、チャビ監督が重要視しているのは、チーム一丸となって戦えるかどうかだ。 「セルジ・ロベルトとクリステンセンが出場停止になったことは我々にとって痛手だ。それは事実だが、PSG戦で鍵となるのはチームとしてプレーすることだ。それができれば、出場する選手に関係なく、素晴らしいチャンスを得ることができるはず。準決勝に進むために全力を尽くす必要がある」 2024.04.16 14:04 Tue

チャビ監督の後任探し難航のバルセロナ、アトレティック率いるマルケス監督の昇格が最有力か

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督の後任候補が絞られてきているようだ。スペイン『スポルト』が報じた。 大敗が続いた1月にチャビ監督が今シーズン限りでの退任を表明し、新指揮官探しが課題となっているバルセロナ。しかし、ジョアン・ラポルタ会長は「彼に続けてもらいたい」とチャビ監督の続投を希望しており、本人の心変わりがあるのか注目となっている。 一方でバルセロナの後任探しは進行中。スポーツ・ディレクター(SD)のデコ氏はブライトン&ホーヴ・アルビオンのロベルト・デ・ゼルビ監督(44)と交渉を行っているというが、進展はなく、高額な契約解除条項も存在することから引き抜きは難しいと見られている。 また、ユリアン・ナーゲルスマン監督(36)ら複数の候補がいたドイツ方面で残っているのは、フリーの状態が続く元ドイツ代表監督ハンジ・フリック氏(59)だけとのこと。バルセロナは外部からの招へいを断念しつつある状況で、リザーブチームのバルセロナ・アトレティックを率いるラファエル・マルケス監督(45)の昇格を第一に考え始めているという。 デコ氏はパリ・サンジェルマン(PSG)のルイス・エンリケ監督(53)も検討しているようだが、現時点では難しいことからマルケス氏を選択。プライベートではすでに「我々の監督」と呼んでいるようだ。 バルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝2ndレグのPSG戦や、ラ・リーガ首位を争うレアル・マドリーとの直接対決など大一番が控えており、この結果はクラブの今後を左右する可能性もあるが、このままマルケス氏の昇格が現実味を帯びていくのだろうか。 2024.04.15 18:11 Mon

フェリックスのゴラッソで連勝のバルセロナ、PSG戦に向けチャビ監督自信「シーズン最高の時期にある」

バルセロナのチャビ・エルナンデス監督が勝利を振り返った。スペイン『アス』が伝えた。 ラ・リーガで2位につけるバルセロナは、チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝1stレグでパリ・サンジェルマン(PSG)に先勝した中、13日の第31節でカディスと対戦。チャビ監督は大幅なターンオーバーを敢行したものの、前半終盤のCKからポルトガル代表FWジョアン・フェリックスのバイシクルシュートが決まり、1-0の勝利を得た。 これでリーグ戦4連勝、10試合負けなしとしたチャビ監督は、最小得点差の勝利にも満足。ゴラッソを決めたフェリックスのパフォーマンスも称えている。 「苦戦することはわかっていた。真剣でプロフェッショナルな試合ができたと思う。(首位レアル・マドリーに)プレッシャーをかけ続けるために勝利したかったし、全体的には満足している。最後は苦しんだが、我々にとって重要な勝ち点3だ」 「彼(フェリックス)はとても才能のある選手だ。落ち着いているし、幸せは続いている。素晴らしいプレーをした。良い働きをするし、プレッシャーもかける」 「彼の才能を活かすため、少し自由に動かせた。そして彼は素晴らしい仕事をしたと思う。自らの力でゴールを決めた」 続いて16日に迎えるのは、CL準決勝進出を懸けたPSGとの2ndレグ。チャビ監督は2カ月以上公式戦無敗のチームの成長を実感すると同時に、大一番への期待を露わにしている。 「私は確信していた。このグループや選手たちのことは理解している。我々は家族であり、一歩前進するとわかっていた」 「我々はグループとして成長してきた。今がシーズン最高の時期にあると思っているし、それは明らかだ。今日は良い戦いができた」 「火曜日には真の戦いがあるが、我々は最高の瞬間を迎えている。この3カ月間はよく戦ってきた。でもこれはサッカーであり、いつ負けてもおかしくない。それでもこのチャンスを活かすよう努めなければならない。そして今、最も面白く、最高で、最も美しい瞬間がやって来る」 2024.04.14 13:37 Sun

フェリックスが圧巻オーバーヘッド弾! 大幅ターンオーバーのバルセロナが公式戦6連勝で週明けのPSG&マドリー戦へ【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第31節、カディスvsバルセロナが13日にエスタディオ・ヌエボ・ミランディージャで行われ、アウェイのバルセロナが0-1で勝利した。 2位のバルセロナはチャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)戦を控える中、降格圏の18位に沈むカディスと対戦した。パルク・デ・プランスで行われた1stレグをハフィーニャのドブレーテの活躍などで3-2の先勝を飾ったチャビのチームは、その一戦からGKテア・シュテーゲン、パウ・クバルシ、セルジ・ロベルトを除く先発8人を変更。 サスペンションのレヴァンドフスキとカンセロに加え、ギュンドアンやアラウホら主力を温存し、マルコス・アロンソやフォルト、ロメウ、ヴィトール・ロッキら控え選手を起用した。 立ち上がりからホームでアグレッシブな姿勢を示したカディスに対して、慣れないメンバー構成の影響でボールの前進に苦戦するバルセロナ。 最低限のイーブンで進めていくものの、決定機まで持ち込めない焦れる展開が続いたが、前半終盤に圧巻の個人技でスコアを動かす。 37分、右CKの場面でニアの相手選手がヘディングでクリアし損ねたボールがファーに流れると、これをフェリックスが見事な右足のオーバーヘッドシュートでゴール左隅に突き刺した。 ほぼ決定機がない中、フェリックスのゴラッソで先制に成功したアウェイチームは、ここから攻撃にリズムが生まれると、前半終了間際の44分にはボックス右でセルジ・ロベルトのヘディングパスに反応したフェルミンに決定機が訪れるが、GKを外して放ったシュートはDFビクトル・チュストの見事なゴールカバーに阻まれ、2点差にすることはできず。 迎えた後半、前半同様に勢いを持って入ったカディスの圧力に手を焼くも、立ち上がりにフェラン・トーレス、フェリックスと際どい場面も作り出したバルセロナ。 62分にはフォルト、クリステンセン、ヴィトール・ロッキを下げてペドリ、クンデ、ラミン・ヤマルの主力を一気に投入。プレータイムをコントロールしながら、試合を決める2点目を目指す。 ペドリを中心にゲームを落ち着かせつつ、ヤマルを起点にチャンスを作るなど狙い通りの形で試合を進めるものの、2点目が遠いバルセロナ。72分にはフェリックスがドブレーテに迫ったが、左足シュートはポストを叩くと共に遅れてオフサイドフラッグが上がった。 その後、交代策でパワーを出してきたカディスに押し返されると、79分にはサマセクに強烈なミドルシュートを打たれたが、ここはGKテア・シュテーゲンの圧巻のワンハンドセーブで事なきを得た。 後半終盤にかけてハフィーニャ、カサドを投入したバルセロナは、結局最後まで追加点を奪うことはできなかったが、何とか相手の反撃を凌ぎ切ったウノセロで締めくくった。 この結果、大幅なターンオーバーを敢行しながらも公式戦6連勝を達成したバルセロナは、週明けに控えるPSGとマドリーとの連戦へ弾みを付けている。 2024.04.14 06:03 Sun

ヤマルへの差別発言でアトレティコの元副官が解説者を解雇される…CLの試合後にPSGとバルサがインタビューボイコット

バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルに対する発言を受け、スペイン『モビスター』は解説者のヘルマン・ブルゴス氏を解雇した。 ブルゴス氏はアルゼンチン代表の守護神としても活躍し、マジョルカやアトレティコ・マドリーでプレー。引退後は、ディエゴ・シメオネ監督の下で長らくアシスタントコーチを務めるなどしていた。 そのブルゴス氏は、チャンピオンズリーグ(CL)のパリ・サンジェルマン(PSG)vsバルセロナの試合前、ヤマルがボールを使ってトリックを披露する映像を見て、問題の発言を残した。 「もしサッカーが上手くいかなくなったら、彼は信号待ちで仕事をするかもしれない」 このコメントは、信号待ちをしているドライバーに対し、金銭を要求する人々を仄めかしているとして批判を受けることに。人種差別であり、階級差別である発言だとされた。 これを受けて、PSGとバルセロナは試合後の同局のインタビューをボイコット。『モビスター』は「モビスタープラス+はいかなる種類の差別も非難しており、プラットフォームに関係する従業員や協力者からのこの種のコメントを許可しない」と声明を発表していた中、ブルゴス氏の解雇を発表した。 2024.04.12 20:05 Fri
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly