広州恒大のカンナバーロ監督が新型コロナウイルスの中国での対応、イタリアの不安を語る
2020.03.15 20:10 Sun
中国スーパーリーグの広州恒大で指揮を執っているファビオ・カンナバーロ監督が、猛威を振るっている新型コロナウイルス(COVID-19)について語った。カンナバーロ監督は、現役時代にはナポリ、パルマ、ユベントス、レアル・マドリーなどで活躍。2006年のドイツ・ワールドカップではキャプテンとしてイタリア代表を優勝に導くと、DFとしてバロンドールも受賞。引退後に指導者の道を歩んでいた。
2014年に広州恒大の監督に就任すると、アル・ナスル(サウジアラビア)、天津権健と指揮を執り、2017年に復帰。2019年には2試合だけ中国代表監督も務めていた。
現在自身が活動する中国では、2020年1月から武漢を中心に新型コロナウイルスの感染が急速に拡大。現在はヨーロッパからアメリカまで広がりを見せている。
カンナバーロ監督は、中国の自宅でイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じ、自身が中国で体験したことを語った。『フットボール・イタリア』が伝えた。
「到着するとすぐに、綿棒を使った検査を受けた」
「その時点で、ウイルスがある国から入国する全ての人と同様に、2週間隔離された。滞在する場所があれば、そこに行くことになる。そうでなければ、隔離することが保証される設備を整えてくれる」
中国に滞在しているカンナバーロ監督だが、今回の感染拡大を受けて中国スーパーリーグは開幕が延期されたままとなっている。一方で、猛威を振るっていた新型コロナウイルスは、中国国内では徐々に感染者の数が減少に向かっている。
一方で、カンナバーロ監督の母国であるイタリアでは感染が急速に拡大。ヨーロッパで最も多くの感染者と死者を出しているが、中国でとった策がイタリアにも有効だと感じているとのこと。一方で、イタリア人が真剣に考えるべきだと警鐘も鳴らした。
「我々イタリア人と世界の人々にとって、ポジティブなメッセージだ。この病気は根絶することができるが、厳しさと素晴らしい一体感が必要だ」
「前例がなかったため、このようなモンスターに直面するのは簡単ではなかった。そして、コミュニティの感覚と命の基本的な価値が広まってる。犠牲を払って、教訓は世界にとって明確になっている」
「イタリアでは、よりウイルスに関して理解していると思う。正しい道を歩んでいる。理解することに苦しんでいる人もいるだろうけど、多くの人の行動はポジティブなものだ」
「例えば、私の父は自分のために、そして家族のために、日々の生活習慣を変えなければいけないということを理解するのが難しいようだ」
「彼はタバコ屋でタバコを買い、家で友人とチャットする。私は父が感染して、母親の元に持ち帰る危険性があることを理解させたんだ」
中国では終息に向かいつつあるとの報道がある中、イタリアでは対応に失敗した点もあるとコメント。これからピークを迎えると予想される母国を心配した。
「イタリアはまだピークに達していないため、心配している。あらゆる方法で抵抗し、集中し続ける必要がある。先週、ロンバルディアからの何千もの人が南部に逃げたが、あれは間違いだった」
「誰も非難したくはない。愛する人のもとに戻りたと思っていることを理解するけど、それは大きな間違いだった」
「今、我々は感染した人の数を理解するため、さらに1週間待つ必要がある。そして、ピークが過ぎるまで神経を保つ必要がある」
「中国でも同じ過ちがあった。病気の感染速度が理解されていなかった時、解決策は人々を武漢から追い出すことだと思われていた」
「でも、その経験から学んだ。ただ、イタリアの振る舞いは誇りに思っている」
2014年に広州恒大の監督に就任すると、アル・ナスル(サウジアラビア)、天津権健と指揮を執り、2017年に復帰。2019年には2試合だけ中国代表監督も務めていた。
カンナバーロ監督は、中国の自宅でイタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューに応じ、自身が中国で体験したことを語った。『フットボール・イタリア』が伝えた。
「到着するとすぐに、綿棒を使った検査を受けた」
「その後、過去2カ月の間どこにいたか、感染した人にあったかどうかを宣言する書類にサインする必要があったんだ」
「その時点で、ウイルスがある国から入国する全ての人と同様に、2週間隔離された。滞在する場所があれば、そこに行くことになる。そうでなければ、隔離することが保証される設備を整えてくれる」
中国に滞在しているカンナバーロ監督だが、今回の感染拡大を受けて中国スーパーリーグは開幕が延期されたままとなっている。一方で、猛威を振るっていた新型コロナウイルスは、中国国内では徐々に感染者の数が減少に向かっている。
一方で、カンナバーロ監督の母国であるイタリアでは感染が急速に拡大。ヨーロッパで最も多くの感染者と死者を出しているが、中国でとった策がイタリアにも有効だと感じているとのこと。一方で、イタリア人が真剣に考えるべきだと警鐘も鳴らした。
「我々イタリア人と世界の人々にとって、ポジティブなメッセージだ。この病気は根絶することができるが、厳しさと素晴らしい一体感が必要だ」
「前例がなかったため、このようなモンスターに直面するのは簡単ではなかった。そして、コミュニティの感覚と命の基本的な価値が広まってる。犠牲を払って、教訓は世界にとって明確になっている」
「イタリアでは、よりウイルスに関して理解していると思う。正しい道を歩んでいる。理解することに苦しんでいる人もいるだろうけど、多くの人の行動はポジティブなものだ」
「例えば、私の父は自分のために、そして家族のために、日々の生活習慣を変えなければいけないということを理解するのが難しいようだ」
「彼はタバコ屋でタバコを買い、家で友人とチャットする。私は父が感染して、母親の元に持ち帰る危険性があることを理解させたんだ」
中国では終息に向かいつつあるとの報道がある中、イタリアでは対応に失敗した点もあるとコメント。これからピークを迎えると予想される母国を心配した。
「イタリアはまだピークに達していないため、心配している。あらゆる方法で抵抗し、集中し続ける必要がある。先週、ロンバルディアからの何千もの人が南部に逃げたが、あれは間違いだった」
「誰も非難したくはない。愛する人のもとに戻りたと思っていることを理解するけど、それは大きな間違いだった」
「今、我々は感染した人の数を理解するため、さらに1週間待つ必要がある。そして、ピークが過ぎるまで神経を保つ必要がある」
「中国でも同じ過ちがあった。病気の感染速度が理解されていなかった時、解決策は人々を武漢から追い出すことだと思われていた」
「でも、その経験から学んだ。ただ、イタリアの振る舞いは誇りに思っている」
|
関連ニュース