モウリーニョの堪忍袋の緒が切れる! 低調エンドンベレに「前半は中盤の選手がいなかった」
2020.03.08 19:30 Sun
トッテナムを率いるジョゼ・モウリーニョ監督がバーンリー戦におけるフランス代表MFタンギ・エンドンベレのパフォーマンスを酷評した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
トッテナムは7日、プレミアリーグ第29節でバーンリーと敵地で対戦し、1-1のドローに終わった。 直近の公式戦4連敗中のトッテナムにとって、リーグ6戦無敗の難敵を相手にしての連敗ストップは最低限の結果と言えるが、トップ4フィニッシュに向けて上位との勝ち点差を詰めることはできなかった。
同試合後、公式会見に出席したモウリーニョ監督は、ハーフタイムの2枚替えの交代策に関する質問を受けた。
トッテナムは1点のビハインドを背負った中、エンドンベレとMFオリバー・スキップのセントラルMFコンビに代えて、FWルーカス・モウラとMFジオバニ・ロ・チェルソを後半頭から投入。この交代でシステムを[3-4-3]から[4-2-3-1]に変更し、後半立ち上がりのMFデレ・アリのPKによるゴールで追いつくなど、低調な前半から大きな改善を見せていた。
そして、モウリーニョ監督は選手交代の意図を説明した際、「前半は中盤のプレーヤーがいなかった」と、エンドンベレのパフォーマンスを酷評した。
「戦術よりも重要なことはボールを要求する、ゲームを繫ぐ、プレッシングを行う、ボールを奪い返す、デュエルに勝利する、そういったプレーヤーを中盤に置くことだ。しかし、我々にはそういったプレーヤーがいなかった」
「もちろん、スキップについては話したくない。彼はまだ19歳の若者であり、3日前にはほぼ2時間プレーしていたのだからね。スキップに対しては全く批判するつもりはない」
「別の質問で同じ話をしたくないし、その話題から逃げるつもりはないので自分から話すが、タンギ(・エンドンベレ)に関しては異なるレベルに到達するための十分な時間があったと言わざるを得ない」
「プレミアリーグは非常に難しく多くのプレーヤーは適応に時間が必要なことは理解している。同時に一部のプレーヤーは異なるリーグでのプレーに慣れるのに長い時間が必要だということもだ」
「しかし、才能と責任感を持つプレーヤーとは我々から与えられている以上のものを我々に与える必要があるんだ」
「ロ・チェルソやルーカスはここ最近ほとんどの時間プレーしているが、それでもあれだけのプレーを見せてくれた。それだけに前半はより良いパフォーマンスを期待したが、明らかに後半の方が良かった」
なお、前半に関しては両ウイングバックが本職センターバックという影響もあり高い位置を取れなかったことが攻撃停滞の理由のひとつでもあったが、エンドンベレとスキップのセントラルMFコンビの展開力の欠如によって前線の選手が低い位置までボールを受けに下りてくる場面が目立った。
また、エンドンベレに関してはボールロストの多さに加え、ロングボールを多用する相手に対して最終ラインが押し下げられた中、中途半端に高い位置を取ってバイタルエリアを開けてしまい、相手の攻勢を許す一因となっていた。
そのため、モウリーニョ監督の前述の厳しいコメントに対して多くのサポーターは概ね同意している。
エンドンベレは今夏、リヨンからクラブ史上最高額の総額7000万ユーロ(約83億2000万円)でトッテナムに加入。ここまで公式戦27試合2ゴール4アシストの数字を残している。
攻撃面ではトリッキーな仕掛けや局面を変える鋭いグラウンダーのパスで良いアクセントになっている一方、不用意なボールロストなど状況判断力や著しく強度が低い守備、ケガの多さと多くの課題も指摘されている。
トッテナムは7日、プレミアリーグ第29節でバーンリーと敵地で対戦し、1-1のドローに終わった。 直近の公式戦4連敗中のトッテナムにとって、リーグ6戦無敗の難敵を相手にしての連敗ストップは最低限の結果と言えるが、トップ4フィニッシュに向けて上位との勝ち点差を詰めることはできなかった。
トッテナムは1点のビハインドを背負った中、エンドンベレとMFオリバー・スキップのセントラルMFコンビに代えて、FWルーカス・モウラとMFジオバニ・ロ・チェルソを後半頭から投入。この交代でシステムを[3-4-3]から[4-2-3-1]に変更し、後半立ち上がりのMFデレ・アリのPKによるゴールで追いつくなど、低調な前半から大きな改善を見せていた。
そして、モウリーニョ監督は選手交代の意図を説明した際、「前半は中盤のプレーヤーがいなかった」と、エンドンベレのパフォーマンスを酷評した。
「私の考えでは前半の我々には中盤のプレーヤーがいなかった。それが交代の単純な理由だ」
「戦術よりも重要なことはボールを要求する、ゲームを繫ぐ、プレッシングを行う、ボールを奪い返す、デュエルに勝利する、そういったプレーヤーを中盤に置くことだ。しかし、我々にはそういったプレーヤーがいなかった」
「もちろん、スキップについては話したくない。彼はまだ19歳の若者であり、3日前にはほぼ2時間プレーしていたのだからね。スキップに対しては全く批判するつもりはない」
「別の質問で同じ話をしたくないし、その話題から逃げるつもりはないので自分から話すが、タンギ(・エンドンベレ)に関しては異なるレベルに到達するための十分な時間があったと言わざるを得ない」
「プレミアリーグは非常に難しく多くのプレーヤーは適応に時間が必要なことは理解している。同時に一部のプレーヤーは異なるリーグでのプレーに慣れるのに長い時間が必要だということもだ」
「しかし、才能と責任感を持つプレーヤーとは我々から与えられている以上のものを我々に与える必要があるんだ」
「ロ・チェルソやルーカスはここ最近ほとんどの時間プレーしているが、それでもあれだけのプレーを見せてくれた。それだけに前半はより良いパフォーマンスを期待したが、明らかに後半の方が良かった」
なお、前半に関しては両ウイングバックが本職センターバックという影響もあり高い位置を取れなかったことが攻撃停滞の理由のひとつでもあったが、エンドンベレとスキップのセントラルMFコンビの展開力の欠如によって前線の選手が低い位置までボールを受けに下りてくる場面が目立った。
また、エンドンベレに関してはボールロストの多さに加え、ロングボールを多用する相手に対して最終ラインが押し下げられた中、中途半端に高い位置を取ってバイタルエリアを開けてしまい、相手の攻勢を許す一因となっていた。
そのため、モウリーニョ監督の前述の厳しいコメントに対して多くのサポーターは概ね同意している。
エンドンベレは今夏、リヨンからクラブ史上最高額の総額7000万ユーロ(約83億2000万円)でトッテナムに加入。ここまで公式戦27試合2ゴール4アシストの数字を残している。
攻撃面ではトリッキーな仕掛けや局面を変える鋭いグラウンダーのパスで良いアクセントになっている一方、不用意なボールロストなど状況判断力や著しく強度が低い守備、ケガの多さと多くの課題も指摘されている。
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