リバプール南野拓実、もがく日々から脱却へ 「結果出さないと」

2020.03.07 08:30 Sat
Getty Images
リバプールに所属する日本代表FW南野拓実が“飢え”を口にした。

今冬、ザルツブルクからリバプール入りを果たした南野。ここまで公式戦6試合に出場しているが、ゴール・アシストはともになく、チームとして30年ぶりのリーグタイトルとなるプレミアリーグ制覇にまい進する状況のなかで、新天地イングランドでもがいている。
そんな南野が『リバプールFC.com』のインタビューに登場。個人の出来を振り返り、「この3カ月間はかなり幸せを感じるところもありますけど、個人的にゴールやアシストで貢献したいです。そこに関してはすごくハングリーです」と述べ、結果を出したい心境を口にした。

「どれだけまだ学ぶ必要があるかわかりません。日々、彼(ユルゲン・クロップ)の哲学に対する理解が深まっているように感じていますけど、結果を出さないといけません。チームメイトやサポーターから信頼を得るためにすごく重要だと思っています」

「ここに来て、3カ月が経ち、多くのゲームに出られず、プレータイムもそんなに長くないですけど、それは言い訳にならないと思っています。チームメイトに主張して、自分のことを理解してもらうためにも自分のすべきことをやるだけです」
「このチームのことをまだ完全に理解しようとしているところですが、待ってはいられません。即座にインパクトを残して、チームに貢献するためにも、日々ベストを尽くしています。チャンスは限定的ですが、監督が求めたとき、その期待に結果で応えていかないといけません」

そして、テーマは変わり、今季初となる公式戦2連敗中のチーム状況に。3日に行われたFAカップ5回戦のチェルシー戦を落としたことで、タイトル獲得の可能性がある大会はプレミアリーグとチャンピオンズリーグ(CL)の2つのみになる。南野は公式戦3試合ぶりの勝利に向け、サポートを求めた。

「CLとプレミアリーグのタイトルに100%フォーカスしていくのが本当に重要です。もちろん、一部のタイトルが獲得できなくなり、明らかにすごく残念な思いがありますけど、それを糧にしていかないといけないです」

「次の試合に勝つことで、この残念感は払拭できます。ラッキーなことに、僕らはすごくタイトなスケジュールで、週末に次の試合があります。次の試合に勝つこと、トレーニングに集中することで、敗戦を振り返らなくなります」

「僕らはネガティブになっていません。次戦の勝利だけを考えています。ドレッシングルーム内の空気はすごくポジティブで、日々のトレーニングもそういう雰囲気のなかで積極的に励めています」

「ファンからのサポートはいつだってポジティブなエネルギーになります。こうした難しい状況から抜け出すためにも、彼らのサポートは本当に大きいです。この良い雰囲気は僕らの大きな手助けになります。アンフィールドでのサポートも常に僕ら選手たちの励ましになっています」

「サポーターからもらうエネルギーはすごく重要です」
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