「3年連続で逃すことはあってはならない」ザーゴ監督、“華麗に勝つサッカー”で常勝軍団復活睨む《Jリーグキックオフカンファレンス》
2020.02.15 18:30 Sat
常勝軍団の復活への任を託されたアントニオ・カルロス・ザーゴ監督が、“奪還”を睨んでいる。
パルメイラスやインテルナシオナルなどブラジル国内で指揮を執った他、ローマやシャフタール・ドネツクでのテクニカルコーチといった欧州での経験も持つザーゴ監督。昨シーズン、ブラジルのブラガンチーノでセリエBで優勝を成し遂げ、セリエA昇格を置き土産に、現役時代に柏レイソルでプレーして以来となる来日を果たした。
その新たな一歩を踏み出す鹿島アントラーズの印象をザーゴ監督はこう語る。
「非常に優秀な選手が揃っているクラブ。ただ、再建中のクラブだなと言うのが第一印象」
それもそのはず。クラブは昨シーズンから今オフを含めて多くの選手が入れ替わった。また、スタッフも総入れ替え。今シーズンは変革を図るシーズンとなる。「選手・スタッフも総入れ替えしたことからも、そういう意味合いが込められているので、一つずつ地道に取り組むことができればと思う」
ただ、メルボルン・V戦では確かな片鱗を見せた。「鹿島がこれまでやってきたことからの違いをサポーターの方は感じられたと思います。その為に僕は招へいされたと思っています。全く違うサッカーというのが少しは表現されたので、あとはその精度を高めていければ」と転換図るポゼッションサッカーの戦術浸透に意気込む。
そのため、敗戦にこそ「非常に残念」と語るザーゴ監督だが、チーム作りへ「時間、余裕が少しできた」とポジティブに捉えた。そして、今シーズンの目標の一つに明治安田生命J1リーグ制覇を掲げる。
「(鹿島にとって)3年連続でJリーグを取っていないというのは非常にあってはいけないこと。それを達成できれば良いと思っている」と語り、その開幕に向けては、「できれば開幕から良いスタートダッシュができれば良いが、そうでなくても重要なのはシーズンの最後にテッペンに立つということ。そういった中で選手達が意欲的に取り組んでいる。良い形で開幕を迎えることができるのではないかと思っている」と、23日に迎える開幕節のサンフレッチェ広島戦に一定の期待感を示した。
最後には「僕自身だけではなく選手・クラブ・チームを1年間浮き沈みある中でしっかりと支えて、年末になった時に全員で笑顔で喜びあえればいいと思っています」と口にしたザーゴ監督。新体制発表会見では、「パスをつなぎ、相手に何もさせないサッカー」を理想に掲げている。これまでとは真逆の“華麗に勝つ”鹿島が見られるか。常勝軍団の復活はいかに…。
パルメイラスやインテルナシオナルなどブラジル国内で指揮を執った他、ローマやシャフタール・ドネツクでのテクニカルコーチといった欧州での経験も持つザーゴ監督。昨シーズン、ブラジルのブラガンチーノでセリエBで優勝を成し遂げ、セリエA昇格を置き土産に、現役時代に柏レイソルでプレーして以来となる来日を果たした。
「非常に優秀な選手が揃っているクラブ。ただ、再建中のクラブだなと言うのが第一印象」
それもそのはず。クラブは昨シーズンから今オフを含めて多くの選手が入れ替わった。また、スタッフも総入れ替え。今シーズンは変革を図るシーズンとなる。「選手・スタッフも総入れ替えしたことからも、そういう意味合いが込められているので、一つずつ地道に取り組むことができればと思う」
そのスタートは順調ではなかった。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフでは、メルボルン・ビクトリーに0-1で敗戦。日本勢史上初のプレーオフでの敗退で本大会出場を逃し、早くも一つのタイトルを逃した。
ただ、メルボルン・V戦では確かな片鱗を見せた。「鹿島がこれまでやってきたことからの違いをサポーターの方は感じられたと思います。その為に僕は招へいされたと思っています。全く違うサッカーというのが少しは表現されたので、あとはその精度を高めていければ」と転換図るポゼッションサッカーの戦術浸透に意気込む。
そのため、敗戦にこそ「非常に残念」と語るザーゴ監督だが、チーム作りへ「時間、余裕が少しできた」とポジティブに捉えた。そして、今シーズンの目標の一つに明治安田生命J1リーグ制覇を掲げる。
「(鹿島にとって)3年連続でJリーグを取っていないというのは非常にあってはいけないこと。それを達成できれば良いと思っている」と語り、その開幕に向けては、「できれば開幕から良いスタートダッシュができれば良いが、そうでなくても重要なのはシーズンの最後にテッペンに立つということ。そういった中で選手達が意欲的に取り組んでいる。良い形で開幕を迎えることができるのではないかと思っている」と、23日に迎える開幕節のサンフレッチェ広島戦に一定の期待感を示した。
最後には「僕自身だけではなく選手・クラブ・チームを1年間浮き沈みある中でしっかりと支えて、年末になった時に全員で笑顔で喜びあえればいいと思っています」と口にしたザーゴ監督。新体制発表会見では、「パスをつなぎ、相手に何もさせないサッカー」を理想に掲げている。これまでとは真逆の“華麗に勝つ”鹿島が見られるか。常勝軍団の復活はいかに…。
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