デビュー弾で話題のベルフワイン、スパーズ加入に向け巨額ボーナス放棄か

2020.02.03 22:35 Mon
Getty Images
マンチェスター・シティ戦で鮮烈デビューを飾ったトッテナムのオランダ代表FWステーフェン・ベルフワインが、同クラブ移籍のために巨額のボーナス受け取りを諦めていたようだ。イギリス『ミラー』が伝えている。
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先月29日にPSVから2700万ポンド(約38億3000万円)といわれる移籍金でトッテナムに加入したベルフワイン。
数日前にインテルへ旅立ったMFクリスティアン・エリクセンが背負っていた背番号23を託されるなど、大きな期待を受けた万能型アタッカーは、2日に行われたプレミアリーグ第25節のマンチェスター・シティ戦でいきなりスタメンデビューを飾った。すると、63分にはセットプレーの流れで見事な胸トラップからの右足ボレーで先制点を奪取。プレミアリーグでのファーストシュートで強豪シティを沈める鮮烈なデビューを飾った。

このデビュー戦での活躍で早くもスパーズサポーターの心を掴んだベルフワインだが、今回明かされた移籍の経緯によって、さらに評価を高めるかもしれない。

『ミラー』によると、ベルフワインは今夏までPSVに残留した場合、600万ポンド(約8億5000万円)のボーナスを受け取ることになっていたが、今冬のタイミングでのトッテナム移籍に向けてその受け取りを放棄していたようだ。
PSVのスポーツ・ディレクター(SD)を務めるヨン・デ・ヨング氏は、「ステーフェンはトッテナム移籍のためにボーナスの一部を放棄した」と、クラブがトッテナム行き許可の条件に設定したボーナス受け取りを放棄したことを認めた。

また、一部でトッテナム移籍のためPSVの練習や試合への参加を拒否したとの報道が出ていたが、デ・ヨング氏はこれを否定。イギリスへの渡航をクラブが許可しなかったことは認めながら、ベルフワインとクラブは移籍が完了するまで良好な関係を築いていたと主張している。

「ステーフェンがプレーを拒否することはなかったとハッキリと言いたい」

「彼は試合当日に監督に連絡を取り、トッテナムとの交渉のために招集メンバーを外れる許可を求めて監督はそれを了承した」

「ただ、我々はイングランドへの渡航は許可しなかった。それは単純にトッテナムとの間で合意に至っていなかったからだ」

よりレベルの高い環境でいち早くプレーするため、600万ポンドのボーナスを放棄してトッテナム行きを選択したベルフワイン。22歳の若者の向上心の強さは、クラブの今後の更なる躍進を求めるスパーズサポーターに間違いなく好意的に受け止められるはずだ。

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