バイエルン帰還のカーン氏が就任会見に出席 「目標はすべての分野でNO1になること」

2020.01.08 01:44 Wed
Getty Images
バイエルン・ミュンヘンは7日、2020年1月1日付けでクラブの執行役員に就任した元ドイツ代表GKのオリバー・カーン氏の就任会見を実施した。
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バイエルンでは昨年にウリ・ヘーネス会長が勇退し、最高経営責任者(CEO)を務めるカール=ハインツ・ルンメニゲ氏の2021年12月31日付けでの退任が決定している。
そして、その後任を担うのがカーン氏だ。クラブレジェンドの同氏は2022年から会長兼CEOを兼任することがすでにアナウンスされており、今後2年間は執行役員としてその準備を進めていく。

今回、ヘルベルト・ハイナー会長と共に執行役員就任会見に出席したカーン氏は、古巣での新たな仕事に向けて意気込みを語っている。

「私は12年間、バイエルンでプレーをした。私のDNAには長い年月が経ってもこのクラブを根本的に忘れるほどができないほど深く刻まれている。幾つかの変化はあったものの、クラブの持つDNAは変わってはいない。基本的に深く考える必要性にはかられなかった。成功の歴史を記し続け、これまで通り、これまで以上の成功を収めることは、私の性格に合ったものであり、また大きな挑戦を意味している」
「(新たな役割を迎えて)非常に特別な瞬間だったと言える。それは今朝に限らず、この数日間においてもだ。これは私にとり、心の重要な位置を占める出来事だ。この上なく大きな情熱をかけ取り組む仕事であり、それに伴いこの数日間は非常にエモーショナルなものだった」

さらに、同氏はバイエルンでの長期的な目標、今シーズンの目標に関しても言及。

「クラブの近年における成長を見る限り答えは明白だ。あらゆるトーナメントにおいて、ナンバーワンを目指す。その際、重要な意味を持つのは、我々が常にファンに対して、ワールドクラスのサッカーを提供するために取り組んでおり、我々が活動する他の分野においてもナンバーワンになることを求めている。これは私だけが考えていることではなく、クラブに関わる全員が望むことだ。それがこのクラブが抱く目標だ」

「今季に関してブンデスリーガ優勝をどのチームにも譲り渡したくない。言うまでもなく、この7年連続リーグ優勝は信じられないものだ。これはまだプレーヤーたちがハッキリ認識していないことだが、基本的にこの記録は永遠に残り続ける。8連覇も同様だ。この点に置いて、全員が今季もリーグチャンピオンになることに高いモチベーションを持っていると思う」

「そして、今季チャンピオンズリーグのグループステージのパフォーマンスは感銘的だった。この考えを持ってチームが今季後半戦に挑めば、我々はバイエルン・ミュンヘンで常にあり続ける。何事も可能だ」

また、新たな役職に関する重圧に関して質問を受けると、カーン氏は現役時代と同様に強気な姿勢を貫いている。

「バイエルンに所属するというのはそういうものだ。私は14年間ここに所属していたし、重々承知しているよ。期待の高さがどれほどのものかは知っている。したがって、私にとってはさほど問題ではない」

「バイエルンの偉大な監督はかつてこう言った。『バイエルンで契約書にサインをした者は自分が何をしたいかを自覚する必要がある』。これはかなり的を射た表現ではないかと思っている」

カールスルーエでプロキャリアをスタートさせたカーン氏は1994年にバイエルンに加入。8度のリーグ優勝や6度のDFBカップ、チャンピオンズリーグ優勝も果たし、史上最も成功したGKの一人に数えられている。

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