「メンバーだけを見ると強い」神戸…その歴史を動かした酒井高徳が意識したこと《天皇杯》
2020.01.01 23:00 Wed
ヴィッセル神戸にとって、2020年元日は歴史的な1日として後世に語り継がれるに違いない。そんなチームの歴史を動かした原動力の1人がDF酒井高徳だ。
2019シーズン途中、2012年からプレーしたドイツでのキャリアにひと区切りをつけ、神戸に入団した酒井。ドイツで磨きをかけた攻守にわたる強度の高いプレーだけでなく、主将を務めた経験を生かしたコミュニケーション能力を遺憾なく発揮して、加入から半シーズンながら神戸で大きな存在感を解き放った。
その酒井は神戸を初の栄冠に導いた試合後、「自分の役割に関して言うと、守備のところで貢献することが一番だと思って、ここに来た」と加入当時を振り返ると、こう続けた。
「神戸は点が取れるチーム。それができれば、(古橋)亨梧や、ダビド(・ビジャ)、アンドレス(・イニエスタ)だったり、単純にメンバーだけを見ると、強いのはわかっていたので、僕は本当に言いたいことや伝えたいことよりも守備を安定させることを意識した」
「あとはすごく緩さが垣間見えた。特に、前半戦は。『なんでそこで寄せないの?』、『なんでそこでフリーにさせるの?』っていうところで、自分が行くことにより、『行かなきゃいけないんだ』というのを少しでもわからせようという思うを常々抱いてプレーした」
「そのなかで、トーマス(・フェルメーレン)を含め、左サイドが安定したのがチームにとってすごく大きかったと思う」
また、トルステン・フィンク監督から試合後、「ドイツ語ができるので、ダイレクトでコミュニケーションが取れるというのは大きかった」と類稀なコミュニケーション能力を絶賛された酒井は、「すぐ伝えられるのは大きなこと」と話し始め、次のようにその重要性を説いた。
「個人としても監督の思っていることを理解して、体現するのは選手にとって大事なことで、監督にとっても必要とする人材だと思う。そこは僕が喋れるので、周りにうまく伝えていきたい」
昨夏、アジアNo1クラブを目指す神戸での新たな挑戦をスタートさせ、その7年半ぶりの日本凱旋からわずか半年でドイツでの経験をタイトル獲得という結果に結びつけた酒井。その視線はすでに来シーズンに向いている。
2019シーズン途中、2012年からプレーしたドイツでのキャリアにひと区切りをつけ、神戸に入団した酒井。ドイツで磨きをかけた攻守にわたる強度の高いプレーだけでなく、主将を務めた経験を生かしたコミュニケーション能力を遺憾なく発揮して、加入から半シーズンながら神戸で大きな存在感を解き放った。
「神戸は点が取れるチーム。それができれば、(古橋)亨梧や、ダビド(・ビジャ)、アンドレス(・イニエスタ)だったり、単純にメンバーだけを見ると、強いのはわかっていたので、僕は本当に言いたいことや伝えたいことよりも守備を安定させることを意識した」
「あとはすごく緩さが垣間見えた。特に、前半戦は。『なんでそこで寄せないの?』、『なんでそこでフリーにさせるの?』っていうところで、自分が行くことにより、『行かなきゃいけないんだ』というのを少しでもわからせようという思うを常々抱いてプレーした」
「だから、僕は加入時に自分がやろうとしたこと、自分がイメージしたことをピッチで表現できたのがみんなにとって、すごく良かったのかなと思う。でも、みんながそういうポテンシャルを持っているとわかっていて、ただ単にそういうスイッチを入れる人がいないんだろうなと」
「そのなかで、トーマス(・フェルメーレン)を含め、左サイドが安定したのがチームにとってすごく大きかったと思う」
また、トルステン・フィンク監督から試合後、「ドイツ語ができるので、ダイレクトでコミュニケーションが取れるというのは大きかった」と類稀なコミュニケーション能力を絶賛された酒井は、「すぐ伝えられるのは大きなこと」と話し始め、次のようにその重要性を説いた。
「個人としても監督の思っていることを理解して、体現するのは選手にとって大事なことで、監督にとっても必要とする人材だと思う。そこは僕が喋れるので、周りにうまく伝えていきたい」
昨夏、アジアNo1クラブを目指す神戸での新たな挑戦をスタートさせ、その7年半ぶりの日本凱旋からわずか半年でドイツでの経験をタイトル獲得という結果に結びつけた酒井。その視線はすでに来シーズンに向いている。
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