「一人ひとりが機能するために考えてくれた」森保監督、J1最終節から中2日での勝利を評価《E-1選手権》
2019.12.11 09:00 Wed
10日、E-1サッカー選手権2019が開幕。中国代表vs日本代表が行われ、1-2で日本が勝利した。
Jリーグ組でメンバーを構成する中、東京オリンピック世代の選手も含めたフレッシュな顔ぶれとなった日本は、29分にFW鈴木武蔵、70分にDF三浦弦太がゴールを決める。試合終了間際に1点を返されたものの、2-1で勝利。白星スタートを切った。
試合後、森保一監督は試合を振り返り、明治安田生命J1リーグ最終節からわずか3日で迎えながら勝利を飾った選手たちを称えた。また、3バックシステムにも手応えを示した。
◆森保一監督(日本代表)
「まずは強敵の中国との初戦を、相手も強いですし、初戦ということもあって非常に難しい試合でしたけど、勝ち点3を掴み取ることができて良かったと思います。応援してくださる方々に勝利を届けられて良かったと思います」
「Jリーグが終わって短い時間で、ほとんどトレーニングができないなか、選手たちがメンタル的にもフィジカル的にも短い時間の中で、チームとして機能するために、一人ひとりがチームのために考えてくれたことで勝利できたと思います」
「まずチームとして機能するという部分で、練習回数は少なく、昨日のシャドートレーニングと今日のミーティングで3バックをトライしたなか、停滞する時間があったり、ミスも出ましたけど、そこもミスがあって当たり前だということを捉えながら続けてプレーしてくれて、3バックでの連携・連動は時間を追うごとにチームとしてスムーズになったなと思います。おっしゃられた通り、得点の場面では良さが出たと思っています」
──FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)はゴールこそ奪ったものの、プレー全体ではチームのアクセントになれていない。迷っている印象も受けているが
「彼はこれまでの代表活動で得点は奪ってなかったが、今日は得点を執ることができて、個人として良くなかったこと、プレーもスムーズになったと思っています。攻撃の部分では得点を取ってもらうことや相手の背後に出ていくことが彼の一番良いところだと思っています」
「しかしながら、今日はシャドーでプレーをしてもらい、スペースがない中でアクセントになってくれたと思います。ただ、良くなかった部分もあったと思いますけど、そこは改善してもらいながら、彼の良さであるゴールを向かうことでやっていってほしいです。ディフェンスのところでは、センターバックとサイドバックに対して、ボールを追いかけてくれて守備にも貢献してくれたと思います」
──中国代表のリー・ティエ監督について
「彼は42歳ですし、非常に若くして中国代表というチームを率いることになって、中国の指導者を引っ張っていく人物だと思っています。もちろん、彼の選手としての経歴も輝かしいものがありますし、選手からの信頼もあります。中国サッカー界からの信頼も厚いと思います」
「彼がクラブチームで指揮する部分も情報として収集したが、今日の戦い方の形ではなく、いろいろな戦術を使いこなせる素晴らしい監督だなと思います。今日の戦いの中で、我々が勝ったから、そのようなことを聞かれているのかもしれないですけど、どちらが勝ってもおかしくなかったと思っています。これからも刺激し合って、より成長させていけるようにと思っています」
──3バッグはより戦術理解度が求められるシステム。その中で、MF森島司(サンフレッチェ広島)は普段からやっていることもあり持ち味を発揮できた。3バックを採用した理由は?
「3バックも4バックもできる選手を招集されてもらい、このE-1を戦いたいなと思っていました。これまでの代表活動の中で3バックも試してきましたけど、4バックの方が選択することが多かったです」
「(普段)3バックで戦っている選手も多いですし、そういう経験値を生かしながら、我々が戦うオプションとして、3バックをやっていくということで決めました。これから先、A代表として、4バックと3バックの両方を状況に応じてできるようにしておこうと思っています」
──交代選手が2人。さらに両者、70分以降であった理由は?
「60分ごろから選手の交代のことは考えていましたけど、結果的にはあの交代になりました。今回、試合をするにあたって、今日先発した選手たちもサッカーという部分では練習を1回もできずに試合をしたなかで、少しでも試合の中で修正しながらスムーズになっていくということを見ていきたいなと思っていましたし、選手もそういうトライをしてくれました」
「スムーズに行きだしたところで、また新たな選手を入れるという部分では、少し時間を遅らせても良いのかなと思いました。3枚目も使おうと思っていましたけど、最後に失点したところで、それまでやってきた連携・連動を以ってそのまま最後までやらせるという判断をしました」
Jリーグ組でメンバーを構成する中、東京オリンピック世代の選手も含めたフレッシュな顔ぶれとなった日本は、29分にFW鈴木武蔵、70分にDF三浦弦太がゴールを決める。試合終了間際に1点を返されたものの、2-1で勝利。白星スタートを切った。
◆森保一監督(日本代表)
「まずは強敵の中国との初戦を、相手も強いですし、初戦ということもあって非常に難しい試合でしたけど、勝ち点3を掴み取ることができて良かったと思います。応援してくださる方々に勝利を届けられて良かったと思います」
「Jリーグが終わって短い時間で、ほとんどトレーニングができないなか、選手たちがメンタル的にもフィジカル的にも短い時間の中で、チームとして機能するために、一人ひとりがチームのために考えてくれたことで勝利できたと思います」
──3バックシステムへの手応えは? 特に、先制シーンでは良さが出たと思われるが
「まずチームとして機能するという部分で、練習回数は少なく、昨日のシャドートレーニングと今日のミーティングで3バックをトライしたなか、停滞する時間があったり、ミスも出ましたけど、そこもミスがあって当たり前だということを捉えながら続けてプレーしてくれて、3バックでの連携・連動は時間を追うごとにチームとしてスムーズになったなと思います。おっしゃられた通り、得点の場面では良さが出たと思っています」
──FW鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)はゴールこそ奪ったものの、プレー全体ではチームのアクセントになれていない。迷っている印象も受けているが
「彼はこれまでの代表活動で得点は奪ってなかったが、今日は得点を執ることができて、個人として良くなかったこと、プレーもスムーズになったと思っています。攻撃の部分では得点を取ってもらうことや相手の背後に出ていくことが彼の一番良いところだと思っています」
「しかしながら、今日はシャドーでプレーをしてもらい、スペースがない中でアクセントになってくれたと思います。ただ、良くなかった部分もあったと思いますけど、そこは改善してもらいながら、彼の良さであるゴールを向かうことでやっていってほしいです。ディフェンスのところでは、センターバックとサイドバックに対して、ボールを追いかけてくれて守備にも貢献してくれたと思います」
──中国代表のリー・ティエ監督について
「彼は42歳ですし、非常に若くして中国代表というチームを率いることになって、中国の指導者を引っ張っていく人物だと思っています。もちろん、彼の選手としての経歴も輝かしいものがありますし、選手からの信頼もあります。中国サッカー界からの信頼も厚いと思います」
「彼がクラブチームで指揮する部分も情報として収集したが、今日の戦い方の形ではなく、いろいろな戦術を使いこなせる素晴らしい監督だなと思います。今日の戦いの中で、我々が勝ったから、そのようなことを聞かれているのかもしれないですけど、どちらが勝ってもおかしくなかったと思っています。これからも刺激し合って、より成長させていけるようにと思っています」
──3バッグはより戦術理解度が求められるシステム。その中で、MF森島司(サンフレッチェ広島)は普段からやっていることもあり持ち味を発揮できた。3バックを採用した理由は?
「3バックも4バックもできる選手を招集されてもらい、このE-1を戦いたいなと思っていました。これまでの代表活動の中で3バックも試してきましたけど、4バックの方が選択することが多かったです」
「(普段)3バックで戦っている選手も多いですし、そういう経験値を生かしながら、我々が戦うオプションとして、3バックをやっていくということで決めました。これから先、A代表として、4バックと3バックの両方を状況に応じてできるようにしておこうと思っています」
──交代選手が2人。さらに両者、70分以降であった理由は?
「60分ごろから選手の交代のことは考えていましたけど、結果的にはあの交代になりました。今回、試合をするにあたって、今日先発した選手たちもサッカーという部分では練習を1回もできずに試合をしたなかで、少しでも試合の中で修正しながらスムーズになっていくということを見ていきたいなと思っていましたし、選手もそういうトライをしてくれました」
「スムーズに行きだしたところで、また新たな選手を入れるという部分では、少し時間を遅らせても良いのかなと思いました。3枚目も使おうと思っていましたけど、最後に失点したところで、それまでやってきた連携・連動を以ってそのまま最後までやらせるという判断をしました」
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