【J1ピックアッププレビュー】大観衆集まる日産スタ、戴冠は15年ぶりか、初めてか《横浜FMvsFC東京》
2019.12.07 10:12 Sat
7日、明治安田生命J1リーグ最終節の横浜F・マリノスvsFC東京が日産スタジアムで行われる。
ここまでリーグ戦37試合を戦ってきた両チーム。勝ち点差3で迎えた最終節の順位は、首位と2位。優勝を懸けたシーズンラストマッチとなる。
◆ホームで15年ぶりの戴冠へ〜横浜F・マリノス〜
アンジェ・ポステコグルー監督が率いて2シーズン目の横浜FM。攻撃的なサッカーに変貌を遂げる過程にあった今シーズンも、前半戦は不安定さを見せていた。
前半戦は9勝3分け5敗の3位という成績だったが、後半戦は圧倒的な強さを披露。シーズン初となる3連敗はあったものの、16勝1分け3敗の圧倒的な成績で猛追した結果、首位に立った状態で最終節を迎えた。
今シーズンの強みは、圧倒的な破壊力を見せる攻撃陣。加えていうならば、どこからでも得点が取れるという強みを持っていることだろう。
エリキ、仲川輝人、マテウスという3本の矢に対し、マルコス・ジュニオールがアクセントをつける前線は相手DFを常に翻弄し続ける。スピード、テクニックの両面を持ち合わせ、あっという間にゴールを奪うカウンターの切れ味は抜群だ。
90分間目を離せない展開となる一戦。圧倒的な攻撃力で優勝への花道を飾りたい。
◆初のリーグタイトルへ〜FC東京〜
対するFC東京は、勝ち点差3で2位で最終節を迎えた。直接対決で勝利すれば勝ち点で並べる状況だが、得失点差が「7」と離れており、4点差で勝利しなければいけないという高いハードルが待っている。
それでもFC東京にとっては光が見えるデータもある。昨シーズンは味の素スタジアムで5-2と勝利、日産スタジアムでも0-1で勝利を収めている。さらに、今シーズンも味の素スタジアムでは4-2で勝利を収めており、現在リーグ戦3連勝。長谷川健太監督とポステコグルー監督の対戦では、全勝中だ。
さらに、横浜FM相手に今シーズン4得点を奪った唯一のチームがFC東京だ。4点差勝利という難しいミッションだが、不可能な話ではないと自信をもって臨めるだろう。
しかし、この大事な一戦に向けて不安材料も。右サイドバックで出場を続けたDF室屋成が累積警告で出場停止。さらに、前節の浦和レッズ戦でFWディエゴ・オリヴェイラが足を痛めて欠場。加えて、FW永井謙佑が右肩を脱臼し万全の状態ではない。チームを支えてきた2トップを欠いての試合となる可能性もあるが、それでも4点差をつけて逆転初優勝を目指す。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
GK:朴一圭
DF:松原健、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン
MF:喜田拓也、マルコス・ジュニオール、渡辺皓太
FW:仲川輝人、エリキ、マテウス
監督:アンジェ・ポステコグルー
出場停止:扇原貴宏
中盤を支えてきた扇原貴宏が出場停止。代役は夏に加入した渡辺皓太となるだろう。その他は、万全のメンバーと行きたいところだが、前節に頭部を痛めたマルコス・ジュニオールが出場できるか不透明。欠場の場合は、和田拓也がボランチに入り、渡辺が1つ前になるだろう。
◆FC東京[4-4-2]
GK:林彰洋
DF:オ・ジェソク、渡辺剛、森重真人、小川諒也
MF:三田啓貴、橋本拳人、髙萩洋次郎、東慶悟
FW:田川亨介、永井謙佑
監督:長谷川健太
出場停止:室屋成
右サイドバックのレギュラーであった室屋成が出場停止、チーム得点王のディエゴ・オリヴェイラが負傷欠場と厳しい台所事情。永井謙佑も脱臼した肩の状態がどう響くか。何れにしても最低でも4点を奪わなければいけない。
【注目選手】
◆FW仲川輝人(横浜F・マリノス)
横浜FMの注目選手は、日本代表にも初選出されたFW仲川輝人だ。今シーズンここまで積み上げてきた得点は15。決して多いとは言えないが、得点ランキングではトップタイに立っている。コンスタントに得点を決めてきた仲川は現在3戦連発中。チームを加速させる4戦連発で優勝を掴み、代表活動にも弾みをつけたい。
◆MF髙萩洋次郎(FC東京)
FC東京の注目選手は、MF髙萩洋次郎だ。得点源であるディエゴ・オリヴェイラを欠くことになるなか、2トップには永井と田川の快足コンビが並ぶと予想。彼らを生かすチャンスメーカーとして、髙萩がどこまで働けるかが逆転優勝の鍵だ。サイドに入る東慶悟とともにチャンスをどこまで多く作れるか。J1優勝経験者としてもその力を発揮したい。
◆大観衆の前で最後に笑うのは
優勝を争う2チームが最終節で戦うことはそう多くない。4点差勝利という大きな壁がFC東京には立ちはだかるも、不可能な数字ではない。立ち上がりからテンションの高い試合となるだろう。
この2シーズンでスタイルを変貌させた横浜FMは、これまで貫いてきた攻撃的な姿勢は崩すことなく、最終節のホームサポーターの前でも披露するだろう。
一方、失うものがなくリスクを冒して挑めるFC東京も、スピードを生かした攻撃を披露。4点を奪うために攻撃的に臨むはずだ。
両チームの矛と盾がどのようなパフォーマンスを見せるのか。J2最終節の柏レイソルvs京都サンガF.C.が13-1という衝撃的なスコアとなっただけに、不可能は何もないことが証明されている。
横浜FMかFC東京か。優勝を争い続けてきた2チームのラストマッチは、7日の14時にキックオフを迎える。
ここまでリーグ戦37試合を戦ってきた両チーム。勝ち点差3で迎えた最終節の順位は、首位と2位。優勝を懸けたシーズンラストマッチとなる。
◆ホームで15年ぶりの戴冠へ〜横浜F・マリノス〜
アンジェ・ポステコグルー監督が率いて2シーズン目の横浜FM。攻撃的なサッカーに変貌を遂げる過程にあった今シーズンも、前半戦は不安定さを見せていた。
前半戦は9勝3分け5敗の3位という成績だったが、後半戦は圧倒的な強さを披露。シーズン初となる3連敗はあったものの、16勝1分け3敗の圧倒的な成績で猛追した結果、首位に立った状態で最終節を迎えた。
今シーズンの強みは、圧倒的な破壊力を見せる攻撃陣。加えていうならば、どこからでも得点が取れるという強みを持っていることだろう。
エリキ、仲川輝人、マテウスという3本の矢に対し、マルコス・ジュニオールがアクセントをつける前線は相手DFを常に翻弄し続ける。スピード、テクニックの両面を持ち合わせ、あっという間にゴールを奪うカウンターの切れ味は抜群だ。
90分間目を離せない展開となる一戦。圧倒的な攻撃力で優勝への花道を飾りたい。
◆初のリーグタイトルへ〜FC東京〜
対するFC東京は、勝ち点差3で2位で最終節を迎えた。直接対決で勝利すれば勝ち点で並べる状況だが、得失点差が「7」と離れており、4点差で勝利しなければいけないという高いハードルが待っている。
それでもFC東京にとっては光が見えるデータもある。昨シーズンは味の素スタジアムで5-2と勝利、日産スタジアムでも0-1で勝利を収めている。さらに、今シーズンも味の素スタジアムでは4-2で勝利を収めており、現在リーグ戦3連勝。長谷川健太監督とポステコグルー監督の対戦では、全勝中だ。
さらに、横浜FM相手に今シーズン4得点を奪った唯一のチームがFC東京だ。4点差勝利という難しいミッションだが、不可能な話ではないと自信をもって臨めるだろう。
しかし、この大事な一戦に向けて不安材料も。右サイドバックで出場を続けたDF室屋成が累積警告で出場停止。さらに、前節の浦和レッズ戦でFWディエゴ・オリヴェイラが足を痛めて欠場。加えて、FW永井謙佑が右肩を脱臼し万全の状態ではない。チームを支えてきた2トップを欠いての試合となる可能性もあるが、それでも4点差をつけて逆転初優勝を目指す。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆横浜F・マリノス[4-3-3]
©CWS Brains, LTD.
GK:朴一圭
DF:松原健、チアゴ・マルチンス、畠中槙之輔、ティーラトン
MF:喜田拓也、マルコス・ジュニオール、渡辺皓太
FW:仲川輝人、エリキ、マテウス
監督:アンジェ・ポステコグルー
出場停止:扇原貴宏
中盤を支えてきた扇原貴宏が出場停止。代役は夏に加入した渡辺皓太となるだろう。その他は、万全のメンバーと行きたいところだが、前節に頭部を痛めたマルコス・ジュニオールが出場できるか不透明。欠場の場合は、和田拓也がボランチに入り、渡辺が1つ前になるだろう。
◆FC東京[4-4-2]
©CWS Brains, LTD.
GK:林彰洋
DF:オ・ジェソク、渡辺剛、森重真人、小川諒也
MF:三田啓貴、橋本拳人、髙萩洋次郎、東慶悟
FW:田川亨介、永井謙佑
監督:長谷川健太
出場停止:室屋成
右サイドバックのレギュラーであった室屋成が出場停止、チーム得点王のディエゴ・オリヴェイラが負傷欠場と厳しい台所事情。永井謙佑も脱臼した肩の状態がどう響くか。何れにしても最低でも4点を奪わなければいけない。
【注目選手】
◆FW仲川輝人(横浜F・マリノス)
Getty Images
横浜FMの注目選手は、日本代表にも初選出されたFW仲川輝人だ。今シーズンここまで積み上げてきた得点は15。決して多いとは言えないが、得点ランキングではトップタイに立っている。コンスタントに得点を決めてきた仲川は現在3戦連発中。チームを加速させる4戦連発で優勝を掴み、代表活動にも弾みをつけたい。
◆MF髙萩洋次郎(FC東京)
Getty Images
FC東京の注目選手は、MF髙萩洋次郎だ。得点源であるディエゴ・オリヴェイラを欠くことになるなか、2トップには永井と田川の快足コンビが並ぶと予想。彼らを生かすチャンスメーカーとして、髙萩がどこまで働けるかが逆転優勝の鍵だ。サイドに入る東慶悟とともにチャンスをどこまで多く作れるか。J1優勝経験者としてもその力を発揮したい。
◆大観衆の前で最後に笑うのは
優勝を争う2チームが最終節で戦うことはそう多くない。4点差勝利という大きな壁がFC東京には立ちはだかるも、不可能な数字ではない。立ち上がりからテンションの高い試合となるだろう。
この2シーズンでスタイルを変貌させた横浜FMは、これまで貫いてきた攻撃的な姿勢は崩すことなく、最終節のホームサポーターの前でも披露するだろう。
一方、失うものがなくリスクを冒して挑めるFC東京も、スピードを生かした攻撃を披露。4点を奪うために攻撃的に臨むはずだ。
両チームの矛と盾がどのようなパフォーマンスを見せるのか。J2最終節の柏レイソルvs京都サンガF.C.が13-1という衝撃的なスコアとなっただけに、不可能は何もないことが証明されている。
横浜FMかFC東京か。優勝を争い続けてきた2チームのラストマッチは、7日の14時にキックオフを迎える。
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