吉田麻也ら不在のDF陣に…植田直通「僕が必ず引っ張っていきたいと思う」《キリンチャレンジカップ2019》

2019.11.19 09:40 Tue
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寡黙で世間に浸透しているセルクル・ブルージュのDF植田直通だが、アジアでの厳しい戦いを乗り越え心境の変化があったのかもしれない。

14日に敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のキルギス代表戦にスタメン出場した植田。メンバーが入れ替わるベネズエラ戦に向けて、「繋ぎたい気持ちはみんなは持っているし、崩し切って相手に勝ちたいです。ベネズエラのコンディションも良くて、準備をして来ていると思うのでそう簡単に行く試合にはならないと思います。けど、そういう相手にこそ通じればこれから先もっともっと上のレベルの相手とやっても戦えるようになってくると思います」と、コメントした。
だが、その一戦に向けてDF吉田麻也(サウサンプトン)やDF長友佑都(ガラタサライ)、さらにはDF酒井宏樹(マルセイユ)とキルギス戦で4バックを組んだ選手がヨーロッパに帰国。それでも、「DFラインでは僕が必ず引っ張っていきたいと思います。自分が分かっていることも多いと思うので、そういうところはわからない選手にも、あまり出ていない選手にも僕が喋っていければいいなと思います」と積極的にコミュニケーションをとり、経験のあるDFリーダーに手を挙げた。

その中で、コンビを組む可能性があるDF進藤亮佑(北海道コンサドーレ札幌)やDF荒木隼人(サンフレッチェ広島)に対して「まだ大人しい感じがあるし、もっともっと積極的にいかないと行けないとは思います」と促した。また、「せっかくこの舞台に来たならば、思い切りやれるようなプレーをして欲しいです。全部を出し切れるようなパフォーマンスをできるように僕も力になりたいと思うし、そういう手伝いができればいいなと思います」と新戦力をサポートすることを約束した。

2015年に日本代表に初選出された植田だが、初出場となったのはそれから2年後の2017年。「ここまで来るのは長かったような時期もありましたけど、1つ1つの時間を無駄にしてほしくないと思います。こういった経験が大事になってくると思うので、もっともっと積極的にやってほしいなと思います」と自身の実体験をもとに初招集となった選手に向けて言及した。
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