【J1ピックアッププレビュー】残留か、優勝か…望みを繋ぐ勝ち点「3」を掴むのは《浦和vs川崎F》
2019.11.05 11:45 Tue
5日、明治安田生命J1リーグ第32節の浦和レッズvs川崎フロンターレが埼玉スタジアム2002で行われる。
浦和のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝進出を受け、大きく前倒して開催されることになったこの一戦。過密日程となる浦和にとっては正念場、対する川崎Fにとっても大事な一戦となる。
◆残留に向けた過密日程3戦目〜浦和レッズ〜
前述の通り、浦和にとってはアジア王者を懸けた大事な戦いが待っており、その影響で前倒して開催となる一戦。しかし、目標とは裏腹に、残留という大きな使命を背負う一戦となる。
過密日程の初戦となった10月29日のサンフレッチェ広島戦は、後半にオウンゴールを与えて1-1のドロー。1日に中2日で行われた鹿島アントラーズ戦は、1-0と敗戦。そして、中3日での川崎F戦と上位との3連戦となった。
混沌とする残留争いにおいても、この試合を終えると2試合消化が多くなる状況。降格圏の17位・松本山雅FCとの勝ち点差は現時点で「6」となっており、敗れれば下位チームに勇気を与えることとなる。
さらに、前節の鹿島戦では大槻毅監督が新ルール初適用となるレッドカードで退席処分となり、今節は指揮を執ることができない。苦しい状況で迎える苦境。チーム力を発揮して、ホームで勝利を収め、アウェイでのACL決勝第1戦へ準備したい。
◆3連覇へわずかな望みを懸けて〜川崎フロンターレ〜
対する川崎Fは、YBCルヴァンカップ決勝を戦った埼スタに10日ぶりに戻ってくる。前節は広島との上位対決で苦しみながらも2-1と勝利。4位に浮上し、わずかながら優勝の可能性を残している。
首位の鹿島とは勝ち点差「8」。3位の横浜F・マリノスとは勝ち点差「7」と簡単ではない差があるが、ここで浦和を叩き、上位3チームへのプレッシャーをかけておきたい所。敗れれば、3連覇の夢が潰える可能性が高く、しっかりと勝ち点3を奪いたい。
しかし、そんな川崎Fに悲報が。前節の広島戦で、先発出場していたMF中村憲剛が負傷交代。左ヒザ前十字じん帯損傷と診断され、今季が終了した。カップ制覇から1週間、誕生日から2日後の悲報となったが、チームはここでこそバンディエラのために1つになる時だろう。
浦和よりも1日休みが少ない中での試合。それでも、出場停止3選手が復帰し、カップを掲げた埼玉の地で、優勝への望みを繋げたい。。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆浦和レッズ[3-4-2-1]
GK:西川周作
DF:森脇良太、マウリシオ、鈴木大輔
MF:宇賀神友弥、柴戸海、阿部勇樹、山中亮輔
MF:マルティノス、柏木陽介
FW:杉本健勇
監督代行:上野優作
出場停止:大槻毅監督
9日にアウェイでのACLを控える浦和。その戦いを考慮し、前節からメンバーを入れ替えると予想する。フル出場した岩波拓也、槙野智章、橋岡大輝、エヴェルトンは温存と予想する。指揮官不在の中、ACL決勝に匹敵する大事な一戦に臨む。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
GK:新井章太
DF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:田中碧、大島僚太
MF:家長昭博、脇坂泰斗、阿部浩之
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
出場停止:なし
対する川崎Fは、出場停止だった谷口彰悟、車屋紳太郎、家長昭博が復帰すると予想。1トップにはレアンドロ・ダミアンが入ると予想する。トップ下のポジションには、ルヴァンカップでも先発した脇坂泰斗が起用されるだろう。
【注目選手】
◆GK西川周作(浦和レッズ)
浦和の注目選手はGK西川周作だ。前節は過密日程を考慮し、福島春樹が先発。これにより、連続フルタイム出場が途絶え、チームも敗れた。ACLとJ1残留という両極端な目標を掲げて戦う浦和だが、この1戦も負けられない試合だ。久々に試合を外から見た西川が、失点が続く守備陣をどうリードするか。守護神の活躍で4試合ぶりの勝利を目指す。
◆MF脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
川崎Fの注目選手はMF脇坂泰斗だ。チームのバンディエラが今季絶望となる中、同じトップ下のポジションに入ると予想される脇坂。悔しい思いをした埼スタのピッチで、輝くチャンスが訪れた。ルヴァンカップでは後半早々にピッチを後にしたが、今回は最後までチームの攻撃を司れるか。逆転優勝のキーマンともなり得る脇坂に注目だ。
◆残留か、優勝か
浦和にとってはJ1残留へ、川崎Fにとっては3連覇&ACL出場を懸けた大事なゲームとなる。
前述の通り、浦和にとっては安全圏にいるとは言えない状況で2試合多く消化することとなる。ここで勝ち点を積み上げられなければ、一気に下位に転落し、残り2試合を危険な状況で戦うことになる可能性もある。
一方の川崎Fもギリギリの状況は同じだ。今節勝ち点を積み上げられなければ、上位3チームが揃って勝利することで優勝の可能性が消滅する。一方で、今節勝ち点3を積み上げれば、1試合消化が多い状況となるが、勝ち点差5で首位の鹿島戦を迎えることとなる。
残留への思いが勝るか、優勝への思いが勝るか。両者の意地がぶつかり合う一戦。浦和vs川崎Fは、5日の18時30分にキックオフを迎える。
浦和のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝進出を受け、大きく前倒して開催されることになったこの一戦。過密日程となる浦和にとっては正念場、対する川崎Fにとっても大事な一戦となる。
◆残留に向けた過密日程3戦目〜浦和レッズ〜
前述の通り、浦和にとってはアジア王者を懸けた大事な戦いが待っており、その影響で前倒して開催となる一戦。しかし、目標とは裏腹に、残留という大きな使命を背負う一戦となる。
過密日程の初戦となった10月29日のサンフレッチェ広島戦は、後半にオウンゴールを与えて1-1のドロー。1日に中2日で行われた鹿島アントラーズ戦は、1-0と敗戦。そして、中3日での川崎F戦と上位との3連戦となった。
混沌とする残留争いにおいても、この試合を終えると2試合消化が多くなる状況。降格圏の17位・松本山雅FCとの勝ち点差は現時点で「6」となっており、敗れれば下位チームに勇気を与えることとなる。
さらに、前節の鹿島戦では大槻毅監督が新ルール初適用となるレッドカードで退席処分となり、今節は指揮を執ることができない。苦しい状況で迎える苦境。チーム力を発揮して、ホームで勝利を収め、アウェイでのACL決勝第1戦へ準備したい。
◆3連覇へわずかな望みを懸けて〜川崎フロンターレ〜
対する川崎Fは、YBCルヴァンカップ決勝を戦った埼スタに10日ぶりに戻ってくる。前節は広島との上位対決で苦しみながらも2-1と勝利。4位に浮上し、わずかながら優勝の可能性を残している。
首位の鹿島とは勝ち点差「8」。3位の横浜F・マリノスとは勝ち点差「7」と簡単ではない差があるが、ここで浦和を叩き、上位3チームへのプレッシャーをかけておきたい所。敗れれば、3連覇の夢が潰える可能性が高く、しっかりと勝ち点3を奪いたい。
しかし、そんな川崎Fに悲報が。前節の広島戦で、先発出場していたMF中村憲剛が負傷交代。左ヒザ前十字じん帯損傷と診断され、今季が終了した。カップ制覇から1週間、誕生日から2日後の悲報となったが、チームはここでこそバンディエラのために1つになる時だろう。
浦和よりも1日休みが少ない中での試合。それでも、出場停止3選手が復帰し、カップを掲げた埼玉の地で、優勝への望みを繋げたい。。
【予想スタメン&フォーメーション】
◆浦和レッズ[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:西川周作
DF:森脇良太、マウリシオ、鈴木大輔
MF:宇賀神友弥、柴戸海、阿部勇樹、山中亮輔
MF:マルティノス、柏木陽介
FW:杉本健勇
監督代行:上野優作
出場停止:大槻毅監督
9日にアウェイでのACLを控える浦和。その戦いを考慮し、前節からメンバーを入れ替えると予想する。フル出場した岩波拓也、槙野智章、橋岡大輝、エヴェルトンは温存と予想する。指揮官不在の中、ACL決勝に匹敵する大事な一戦に臨む。
◆川崎フロンターレ[4-2-3-1]
©️CWS Brains, LTD.
GK:新井章太
DF:マギーニョ、奈良竜樹、谷口彰悟、車屋紳太郎
MF:田中碧、大島僚太
MF:家長昭博、脇坂泰斗、阿部浩之
FW:レアンドロ・ダミアン
監督:鬼木達
出場停止:なし
対する川崎Fは、出場停止だった谷口彰悟、車屋紳太郎、家長昭博が復帰すると予想。1トップにはレアンドロ・ダミアンが入ると予想する。トップ下のポジションには、ルヴァンカップでも先発した脇坂泰斗が起用されるだろう。
【注目選手】
◆GK西川周作(浦和レッズ)
Getty Images
浦和の注目選手はGK西川周作だ。前節は過密日程を考慮し、福島春樹が先発。これにより、連続フルタイム出場が途絶え、チームも敗れた。ACLとJ1残留という両極端な目標を掲げて戦う浦和だが、この1戦も負けられない試合だ。久々に試合を外から見た西川が、失点が続く守備陣をどうリードするか。守護神の活躍で4試合ぶりの勝利を目指す。
◆MF脇坂泰斗(川崎フロンターレ)
Getty Images
川崎Fの注目選手はMF脇坂泰斗だ。チームのバンディエラが今季絶望となる中、同じトップ下のポジションに入ると予想される脇坂。悔しい思いをした埼スタのピッチで、輝くチャンスが訪れた。ルヴァンカップでは後半早々にピッチを後にしたが、今回は最後までチームの攻撃を司れるか。逆転優勝のキーマンともなり得る脇坂に注目だ。
◆残留か、優勝か
浦和にとってはJ1残留へ、川崎Fにとっては3連覇&ACL出場を懸けた大事なゲームとなる。
前述の通り、浦和にとっては安全圏にいるとは言えない状況で2試合多く消化することとなる。ここで勝ち点を積み上げられなければ、一気に下位に転落し、残り2試合を危険な状況で戦うことになる可能性もある。
一方の川崎Fもギリギリの状況は同じだ。今節勝ち点を積み上げられなければ、上位3チームが揃って勝利することで優勝の可能性が消滅する。一方で、今節勝ち点3を積み上げれば、1試合消化が多い状況となるが、勝ち点差5で首位の鹿島戦を迎えることとなる。
残留への思いが勝るか、優勝への思いが勝るか。両者の意地がぶつかり合う一戦。浦和vs川崎Fは、5日の18時30分にキックオフを迎える。
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