【J1ピックアッププレビュー】優勝か、残留か…思いが強いのは《鹿島vs浦和》

2019.11.01 11:50 Fri
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©︎J.LEAGUE
1日、明治安田生命J1リーグ第30節の鹿島アントラーズvs浦和レッズが県立カシマサッカースタジアムで行われる。

現在首位に立つ鹿島と、残留争いとAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇の両輪で戦いを続ける浦和。どちらにとってもこの試合で勝ち取れる勝ち点が持つ意味は大きい。

フライデーナイトに行われる一戦。今季4度目の対戦となる両者、果たして勝ち点3を掴むのは。

◆3年ぶりの王者へ負けられない戦い〜鹿島アントラーズ〜

前節、残留を争う松本山雅FCとの一戦は、苦戦を強いられ1-1のドロー。この結果、FC東京とは勝ち点で並びながらも、得失点差で首位の座を守った鹿島。

その後に行われた天皇杯では、Jリーグ勢を倒し続けてきたHonda FC相手に1-0で辛勝。9月25日の天皇杯、横浜F・マリノス戦以来、公式戦6試合は複数得点が奪えていない。

しかし、相次いで離脱していた主力選手が復帰。YBCルヴァンカップ決勝の影響で1週間リーグ戦がなかったことで、戦力が整った。

残された5試合は、どこも癖のある相手。浦和に始まり、川崎フロンターレ、サンフレッチェ広島と上位を争う2チーム、さらにヴィッセル神戸、そして名古屋グランパスと実力を秘めたチームだ。しかし、全てに勝てば優勝はほぼ間違いない。

リーグ戦では8戦負けなしの状況だけに、鹿島らしさを出して、このままフィニッシュしたいところだ。

◆二足の草鞋を履くも負けられない戦い〜浦和レッズ〜

対する浦和は、全く異なる状況。チームにとって、20年ぶりのJ2降格がチラつくシビアな戦いが強いられている。

順位は9位と安全圏にいるような印象を与えるが、勝ち点は「36」。昇格プレーオフ圏にいる16位の湘南ベルマーレとの勝ち点差は「5」、自動降格圏となる17位の松本山雅FCとは勝ち点差「7」の状況だけに、予断を許さない。

さらに浦和を悩ませるのは過密日程だ。アジア王者まであと一歩のところまできた浦和だが、その影響で10月29日に広島と対戦し1-1のドロー。中2日でこの鹿島戦、さらに中3日で川崎F戦、中4日でACL決勝第1戦と続く。

J1残留を早々に決めるためには、勝ち続けるしかない状況。さらにアジア王者へ弾みをつけるためにも、勝利を積み重ねたいところだ。

浦和にとっては正念場を迎える11月。そのスタートを気持ちよく切りたいところだろう。

【予想スタメン&フォーメーション】
◆鹿島アントラーズ[4-4-2]
©️CWS Brains, LTD.

GK:クォン・スンテ
DF:永木亮太、ブエノ、チョン・スンヒョン、町田浩樹
MF:遠藤康、三竿健斗、レオ・シルバ、白崎凌兵
FW:伊藤翔、土居聖真
監督:大岩剛
出場停止:なし

ケガで戦列を離脱していたブエノ、三竿健斗、レオ・シルバが復帰。大事での主力の復帰は大きなアドバンテージとなる。得点源のセルジーニョは不在となるが、中盤の安定感が増すことで前線も機能するだろう。複数得点にも期待したい。

◆浦和レッズ[3-4-2-1]
©️CWS Brains, LTD.

GK:福島春樹
DF:森脇良太、岩波拓也、マウリシオ
MF:宇賀神友弥、柏木陽介、柴戸海、山中亮輔
MF:マルティノス、汰木康也
FW:杉本健勇
監督:大槻毅
出場停止:なし

中2日でのリーグ戦となり、コンディション面を最優先して考えるだろう。前節の広島戦からは大幅にメンバー変更すると予想される。広島戦から続けて先発するメンバーは岩波拓也のみと予想する。控え選手の奮起に期待したいところだ。

【注目選手】
◆MF三竿健斗(鹿島アントラーズ)
Getty Images

鹿島の注目選手は三竿健斗をピックアップ。9月中旬に負傷してから約1カ月半ぶりに復帰することが濃厚だ。ケガ人が続々と戻ってくる中でも、チームの屋台骨である三竿の復帰は多くの効果をもたらせるはず。守備での安定感に加え、前線をサポートする役割も期待だ。相棒のレオ・シルバも復帰が濃厚なだけに、バランスを取り戻す舵取り役に期待だ。

◆FW杉本健勇(浦和レッズ)
Getty Images

浦和の注目選手はFW杉本健勇を挙げたい。期待され今季加入した杉本だが、ここまではリーグ戦の先発が5試合、途中出場14試合という結果に。さらに、ゴールも2と期待に応えているとは言えない状況だ。しかし、チームが二足の草鞋を履くことで、チャンスが巡ってきた。満身創痍の興梠慎三にばかり頼ることもできず、残留を争う中での大事な一戦で、リーグ戦「3」ゴール目を決められるか。

◆立場は違えど、“勝たなければいけない”試合
どちらのチームにとっても、この一戦は負けられない一戦。いや、勝たなければいけない一戦と言ってもいいだろう。

FC東京、横浜FMに追いかけられている鹿島としては、勝ち点を取りこぼすこと=優勝から遠ざかると考えても良い。ここまま滞りなく頂点にい続けることが求められる。

一方の浦和は、上位陣との対決が続くだけに、J1残留に向けても勝ち点をしっかりと積み上げたいところだ。しかし、ネックなのは金曜開催の試合。ここまで6試合を金曜日に戦い、全て敗れている状況だ。最後のフライデーナイトに花火を打ち上げたいところだろう。

昨年のアジア王者の鹿島、そして一昨年のアジア王者であり今年もアジア王者になろうとしている浦和の一戦。互いの意地がぶつかり合う大事な一戦を制するのはどちらになるのか。埼玉スタジアム2002で行われた試合は1-1のドローとなっているだけに、決着もつけたいだろう。

鹿島vs浦和は1日の19時00分にキックオフを迎える。
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