「責任感を持って蹴った」ラストキッカーとなった札幌DF進藤亮佑が感じた川崎Fとの差《YBCルヴァンカップ》
2019.10.26 23:41 Sat
ルヴァンカップ史に残る白熱の決勝戦となった2019シーズン。北海道コンサドーレ札幌のDF進藤亮佑は悔しい気持ちで一杯だろう。
26日、川崎フロンターレとの決勝に臨んだ札幌は、10分に菅大輝のゴールで先制。しかし、前半アディショナルタイムに阿部浩之、後半終了間際に小林悠にゴールを許し、敗戦濃厚となった。
そんな中、後半アディショナルタイムには深井一希が起死回生のヘディングシュートを決めて延長戦へ。互いに1点ずつを決めた試合はPK戦に突入した。
5人ずつを蹴り1人ずつが失敗して迎えた6人目。先行の川崎Fは長谷川竜也がしっかり決めると、札幌は進藤がペナルティスポットへと向かった。
「緊張感は当然あって、キッカーは自信あるやつが蹴れという感じだったので」と進藤はPK戦に突入する前の状況を語った。そして、「決勝という舞台でPKを蹴るというのは人生でも1回あるかどうかだと思う」とチャレンジすることを選択した。そして失敗が許されない状況でボールをセットし、川崎Fのサポーター目掛けていざボールを蹴る。「そこは強い気持ちで、間違いなく蹴る瞬間はプレッシャーあっても責任感を持って蹴りました」と自分のサッカー選手としての経験として、シュートを放った。
PKのシーンを振り返った進藤は「コースは決めていなかったです。もっと、良いコースに蹴るか、逆を突く必要はあったかなと思います。良いコースに蹴らないといけなかったですね」と冷静に答えた。普段からPKを蹴ることはほとんどないだけに、強い気持ちを持ちながらも、経験のなさが出たとも言える。
それでも、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が来てからの札幌の変化は凄まじい。若手の台頭だけでなく、チームとしての戦い方のシフトも成功。昨シーズンはリーグ5位という結果を残し、今年はカップファイナルに到達した。
進藤は試合全体を振り返り「強いチームに対してチームとして勝つチャンスは何度もあったと思いますけど、そういうところまでチームとしてきていると思うので、自信を持ってもいいと思います」とシーソーゲームになった展開で、勝てるチャンスに近づいたパフォーマンスを評価した。
しかし、「ただ、最後はPKで1点差。そこの差は思っている以上にあるし、僕らの悪い時間帯やポストに当たるシーンもありました。後半とか前半はショートカウンターで失点してもおかしくないシーンはありました。結果としてスコアは同点でしたけど、相手次第では差が開いていく可能性はあったと思います」と、結果として準優勝に終わっただけでなく、川崎Fとの実力差を感じるシーンがあったと分析。チームに力がついてきたことを実感しながらも、タイトルホルダーとの差を感じていた。
また、「そこは反省して、精度を上げて行かないと。自分たちのミスからのピンチ。僕が取られたところから流れが悪くなった」と試合の流れにはミスが関与していたと考えている。「結果論ですけど、そういったところはあるので、個人としてはコンサドーレというチームはちょっとしたところですけど、勝利に値しなかったのかなと。僕もそういうプレーはできていなかったと思います」と勝利には足りないものがあるとコメント。タイトルを獲れるのか、獲れないのかの差は、ディテールの部分であることを感じているようだ。
ただ、チームのここまでの成長と、決勝でのパフォーマンスについては誰しもが認めるところだろう。進藤も「ルヴァンカップの決勝の中でもトップクラスのエキサイティングな試合だと思います」と一定の手応えを口にし、「そういった試合を経験できたのは、選手としても人間としても成長させてくれると思います」と良い経験に繋げることを語った。しかし、何もまだなし得ていない。「ただ、そこで、そういった試合で勝者になるためには、チームとしても個人としても足りないと思うので、精度の部分もそうですけど、勝者のメンタリティなどはまだまだ足りないと思います」とこの敗戦を糧に、より一層の成長への意気込みを語った。
23歳で主軸としてプレーし、今季は攻撃面でもチームを助けている進藤。この敗戦をキッカケに、より高いレベルへと自信を持って自らを導いてもらいたいものだ。
26日、川崎フロンターレとの決勝に臨んだ札幌は、10分に菅大輝のゴールで先制。しかし、前半アディショナルタイムに阿部浩之、後半終了間際に小林悠にゴールを許し、敗戦濃厚となった。
5人ずつを蹴り1人ずつが失敗して迎えた6人目。先行の川崎Fは長谷川竜也がしっかり決めると、札幌は進藤がペナルティスポットへと向かった。
「緊張感は当然あって、キッカーは自信あるやつが蹴れという感じだったので」と進藤はPK戦に突入する前の状況を語った。そして、「決勝という舞台でPKを蹴るというのは人生でも1回あるかどうかだと思う」とチャレンジすることを選択した。そして失敗が許されない状況でボールをセットし、川崎Fのサポーター目掛けていざボールを蹴る。「そこは強い気持ちで、間違いなく蹴る瞬間はプレッシャーあっても責任感を持って蹴りました」と自分のサッカー選手としての経験として、シュートを放った。
しかし、進藤が蹴ったシュートは、GK新井章太の正面に。シュートはキャッチされ、川崎Fのルヴァンカップ優勝が決定した。
PKのシーンを振り返った進藤は「コースは決めていなかったです。もっと、良いコースに蹴るか、逆を突く必要はあったかなと思います。良いコースに蹴らないといけなかったですね」と冷静に答えた。普段からPKを蹴ることはほとんどないだけに、強い気持ちを持ちながらも、経験のなさが出たとも言える。
それでも、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が来てからの札幌の変化は凄まじい。若手の台頭だけでなく、チームとしての戦い方のシフトも成功。昨シーズンはリーグ5位という結果を残し、今年はカップファイナルに到達した。
進藤は試合全体を振り返り「強いチームに対してチームとして勝つチャンスは何度もあったと思いますけど、そういうところまでチームとしてきていると思うので、自信を持ってもいいと思います」とシーソーゲームになった展開で、勝てるチャンスに近づいたパフォーマンスを評価した。
しかし、「ただ、最後はPKで1点差。そこの差は思っている以上にあるし、僕らの悪い時間帯やポストに当たるシーンもありました。後半とか前半はショートカウンターで失点してもおかしくないシーンはありました。結果としてスコアは同点でしたけど、相手次第では差が開いていく可能性はあったと思います」と、結果として準優勝に終わっただけでなく、川崎Fとの実力差を感じるシーンがあったと分析。チームに力がついてきたことを実感しながらも、タイトルホルダーとの差を感じていた。
また、「そこは反省して、精度を上げて行かないと。自分たちのミスからのピンチ。僕が取られたところから流れが悪くなった」と試合の流れにはミスが関与していたと考えている。「結果論ですけど、そういったところはあるので、個人としてはコンサドーレというチームはちょっとしたところですけど、勝利に値しなかったのかなと。僕もそういうプレーはできていなかったと思います」と勝利には足りないものがあるとコメント。タイトルを獲れるのか、獲れないのかの差は、ディテールの部分であることを感じているようだ。
ただ、チームのここまでの成長と、決勝でのパフォーマンスについては誰しもが認めるところだろう。進藤も「ルヴァンカップの決勝の中でもトップクラスのエキサイティングな試合だと思います」と一定の手応えを口にし、「そういった試合を経験できたのは、選手としても人間としても成長させてくれると思います」と良い経験に繋げることを語った。しかし、何もまだなし得ていない。「ただ、そこで、そういった試合で勝者になるためには、チームとしても個人としても足りないと思うので、精度の部分もそうですけど、勝者のメンタリティなどはまだまだ足りないと思います」とこの敗戦を糧に、より一層の成長への意気込みを語った。
23歳で主軸としてプレーし、今季は攻撃面でもチームを助けている進藤。この敗戦をキッカケに、より高いレベルへと自信を持って自らを導いてもらいたいものだ。
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