「両方の国を愛している」飛躍中のチェルシーFWエイブラハムの選択は

2019.10.03 11:20 Thu
Getty Images
チェルシーのFWタミー・エイブラハムが、代表チームについてコメントした。イギリス『BBC』が伝えた。
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チェルシーのアカデミー出身のエブラハムは、2018-19シーズンはアストン・ビラへレンタル移籍。チャンピオンシップ(イングランド2部)で躍動すると、公式戦42試合で26ゴールを記録し、チェルシーへと復帰していた。
今夏の移籍市場で選手補強が禁止されたチェルシーは、フランク・ランパード監督を招へい。そのランパード監督は、プレシーズンマッチからエイブラハムを起用すると、プレミアリーグでも開幕から6試合の先発を含む全7試合で起用して来た。

エイブラハムは、その起用に応え、第3節のノリッジ戦で2ゴールを記録すると、第4節のシェフィールド・ユナイテッド戦でも2ゴールを記録。さらに、第5節のウォルバーハンプトン戦ではハットトリックを達成するなど、目覚ましい活躍を見せていた。

そんなエイブラハムには、イングランド代表も招集を検討。10月のユーロ2020予選のメンバーに呼ぶことを考える中、自身のルーツでもあり父親の母国でもあるナイジェリア代表も招集を検討しており、選択を迫られることとなった。
すでにイングランド代表の世代別代表を経験し、A代表でもフレンドリーマッチ2試合に出場しているエイブラハム。自身の中での代表チームの見解を語った。

「僕はまだ決断していない。クラブに集中しているよ」

「両方の国が望んでくれることは、常に名誉を感じる。僕は両方の国を愛しているし、チェルシーでは明らかに正しいことをしている。僕にはその時が来るだろう」

「僕は異なる文化背景で育った地域から来ている。ナイジェリアが巨大な国であることは十分に認識しているよ」

また、エイブラハムを起用し目覚ましい成長を目の当たりにしているランパード監督もコメント。エイブラハムの決断に口出しすることはないと語った。

「タミーは人生のあらゆることと同じように、この状況を処理している。熱意、幸福、仕事への意欲を持って取り組んでいる」

「最高のものになりたいと思っているし、それが国際的にも認められたということだ。私は毎日言っている。このことは彼自身の決断であり、次の決断はガレス・サウスゲイトに対するものだとね。私はどうすべきかを彼に伝えたいとは思っていない」

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