西村先発のCSKAモスクワ、後半に大量5失点を喫しアウェイで大敗…《EL》

2019.09.20 06:12 Fri
Getty Images
FW西村拓真の所属するCSKAモスクワは19日、ヨーロッパリーグ(EL)グループH第1節でルドゴレツと対戦し、1-5で大敗した。西村は54分までプレーした。
PR
昨季ロシア・プレミアリーグを4位で終えたCSKAモスクワが、予選2回戦から勝ち上がったルドゴレツの本拠地に乗り込んだ一戦。CSKAモスクワは[3-1-4-2]の布陣を採用。西村は2トップの一角で先発しELデビューを飾った。
試合が動いたのは11分、ボックス左横で獲得したFKからヴラシッチがクロスを供給すると、これをディヴェエフがヘディングでゴール左に叩き込み、CSKAモスクワが先制した。

先制点で主導権を握りたいCSKAモスクワだったが、15分にピンチを迎える。シシーニョの右アーリークロスがクチャイェフにディフレクトすると、ゴール前に高く上がったボールをマルセリーニョにヘディングで合わせられたが、シュートはGKアキンフェエフの好セーブで難を逃れた。

1点リードで後半を迎えたCSKAモスクワだが、開始早々に同点弾を許す。48分、ヴァンデルソンのループパスでボックス右に抜け出したシシーニョがカットインを仕掛けると、オブリャコフのブロックでこぼれたボールをボックス右手前のヴァンデルソンが強烈なダイレクトシュートでゴールに突き刺した。
同点を許したCSKAモスクワは、50分にもネディアルコフの絶妙なアーリークロスからルコキに押し込まれ、逆転を許すと52分にもヴァンデルソンの左クロスをボックス右のケセルにボレーシュートを決められた。

2点を追うCSKAモスクワは、53分に西村とジャカ・ビヨルを下げてチャロフとアフメトフを投入する2枚替えを敢行。

しかし、再びスコアを動かしたのはホームチーム。69分、ボックス左深くでパスを受けたネディアルコフの折り返しをケセルが左足のダイレクトシュートで流し込み、4点目。

さらにCSKAモスクワは72分、ボックス内でGKアキンフェエフがマルセリーニョを倒してPKを献上すると、これをケセルに決められた。

結局、CSKAモスクワはそのまま1-5で大敗。西村のELデビューはほろ苦い結果となった。

また、FW久保裕也の所属するヘントは、グループI第1節でサンテチェンヌと対戦し、3-2で勝利した。久保はベンチ入りも出場機会はなかった。

試合が動いたのは開始早々の2分、中盤からのロングパスを左サイドで受けたヤレムチュクがボックス左深くまで切り込みクロスを供給。これは相手GKに弾かれたが、こぼれ球をジョナタン・デビッドが押し込み、ヘントが先制した。

38分にハズリのゴールでサンテチェンヌに追い付かれたヘントだが、43分にドゥポワトルのラストパスをボックス右深くで受けたジョナタン・デビッドががゴールネットを揺らし、勝ち越しに成功。

リードして後半を迎えたヘントは、64分にも右サイドで獲得したFKからオジジャ=オフォエがクロスを供給すると、ファーサイドに走り込んだルスティグの折り返しがペランのオウンゴールを誘い、追加点。

ヘントは74分にオウンゴールで1点を返されたが、1天のリードを守り抜きタイムアップ。ジョナタン・デビッドの2ゴールなどで逃げ切ったヘントが、EL白星スタートを決めた。

PR
関連ニュース

元ロシア代表MFジャゴエフが33歳で現役引退…今季ギリシャで国外初移籍も度重なる負傷で決断

元ロシア代表MFアラン・ジャゴエフ(33)が現役引退を決断した。 今年9月にギリシャのPASラミアへ加入したジャゴエフは新天地で2試合に出場。しかし、キャリアを通じて苦しんだ負傷により、21日に双方合意の下で契約を解除。さらに、このタイミングでの現役引退を発表した。 「プロフットボーラーとしてのキャリアに終止符を打つことにした。残念なことに、ラミアではわずか2試合に出場しただけで、その後ハムストリングの負傷で2週間離脱した。そこから回復したものの、グループトレーニングに入る直前に左ふくらはぎの肉離れを起こした。過去5年間、何度もケガに苦しんできた。だから、突然この決断を下したんだ。それで、もう十分だと決心した。精神的にも肉体的にも大変だった」 「僕はすぐに監督とラミアの経営陣の双方にこのことを伝えた。彼らは『もう一度頑張ろう』と言ってくれた。その言葉にとても感謝しているけど、すべては自分で決めた」 「人生はここで終わらない、フットボールもここで終わらない。僕はそのような方向に考えを持っているんだ」 10代の頃からロシア国内で将来を嘱望される逸材として注目を集めたジャゴエフは、2007年にクリリヤ・ソヴェトフからCSKAモスクワに加入。国内屈指の名門では公式戦395試合に出場して77ゴール93アシストと活躍。3度の国内リーグ優勝、4度の国内カップ優勝などに貢献した。 その後、2022年夏にルビン・カザンに完全移籍し、今シーズン途中からラミアで国外リーグに初挑戦していた。 また、2008年にデビューを飾ったロシア代表では通算59試合に出場。2度のワールドカップとユーロ2012に出場。卓越した戦術眼とテクニックを武器に一時は背番号10を着用し、新皇帝といった愛称も持っていた。 2023.11.22 06:45 Wed

アルゼンチンの大型FWガイチが1年レンタルでトルコへ!

スュペル・リグのチャイクル・リゼスポルは14日、CSKAモスクワから元アルゼンチン代表FWアドルフォ・ガイチ(24)の1年レンタルを発表した。 東京オリンピックのアルゼンチン代表でもプレーしたガイチ。サイズは190cmを誇り、アルゼンチンでは珍しく大柄のストライカーは2020年夏にサン・ロレンソからCSKAモスクワに移籍した。 そこからベネヴェント、ウエスカ、そして昨季途中からヴェローナにそれぞれレンタル。今季からCSKAモスクワに戻ってプレーを続けたが、この夏のトルコ行きを決断した。 なお、チャイクル・リゼスポルは今季のスュペル・リグでここまで5位につけている。 2023.09.15 11:10 Fri

CSKAモスクワの重鎮DFマリオ・フェルナンデスがゼニトへ移籍

ゼニトは17日、元ロシア代表DFマリオ・フェルナンデス(32)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までの1年となるが、1年の延長オプションが付帯している。 母国ブラジルのグレミオで台頭したフェルナンデスは、2012年にCSKAモスクワに完全移籍。以降はロシア屈指の名門で長らく右サイドバックの主力を担い、ここまで公式戦328試合10ゴール46アシストという数字を記録。3度のロシア・プレミアリーグ制覇など6つのタイトル獲得に貢献した。 さらに、2016年にはロシア国籍を取得し、ロシア代表としても通算33試合に出場していた。 昨年には心身に渡る蓄積疲労からの回復、生まれ故郷のブラジルで家族との時間を過ごすことを目的に、キャリアの一時中断を決断。その後、今年1月にCSKAモスクワからインテルナシオナウへの1年間のレンタル移籍の形でキャリアを再開していた。 当初は古巣帰還が既定路線と見られていたが、ゼニトでロシアでのキャリアを再開することになった。 2023.07.17 19:51 Mon

モナコ、ロシア代表MFゴロビンとの契約を2026年まで延長

モナコは27日、ロシア代表MFアレクサンドル・ゴロビン(26)との契約を2026年6月30日まで延長したことを発表した。 新契約にサインしたゴロビンは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「ASモナコでキャリアを続けることができ、とても嬉しく思っていますし、クラブからこのような評価をいただいたことに感謝したい。チームは今年もリーグ戦で好調なので、できるだけ高い順位でシーズンを終え、目標を達成するために貢献し続けたいと思っているよ」 CSKAモスクワの下部組織出身のゴロビンは、2015年にトップチームデビューを飾ると、2018年に母国で開催されたロシア・ワールドカップ(W杯)で印象的なパフォーマンス披露し、同年の夏にモナコへ完全移籍。 多彩なキックと攻撃センスに加え、豊富な運動量を兼ね備える万能型MFは、モナコでも主力としてこれまで公式戦166試合に出場し23ゴール32アシストをマーク。今シーズンも公式戦35試合に出場し6ゴール7アシストを記録するなど主力として活躍している。 2023.02.28 07:47 Tue

元名古屋のFWジョーが現役引退…2018年のJ1得点王もサウジアラビアのクラブを5日で退団しキャリア終了

かつて名古屋グランパスでもプレーした元ブラジル代表FWジョー(35)が、現役引退を発表した。 わずか5日でサウジアラビアのアル・ジャバラインを退団したことが話題になっていたジョーだが、ブラジル『ラジオ365』のインタビューで引退を明言した。 「僕は20年以上サッカーに捧げてきた。全てのクラブに感謝している」 「このインタビューで直接伝えたいことは、今の時点でジョーはプロサッカーのキャリアを終わらせ、プライベートな生活でも、もちろんサッカーの世界でも継続して行くことを伝えたい」 「サッカーは僕にとって多くの扉を開き、多くの人と出会った場所でもある。今はピッチの外でサッカーに関わりたい」 プロキャリアを終えるとしたジョー。同じインタビューでは、アル・ジャバラインをわずか5日で退団した理由も語った。 「現地に到着してみたら、クラブはプロの選手を迎えるに十分な体制が整備されていなかった。アラブの街で、とても閉鎖的だった」 「社長と話をし、契約を解除して戻ってきた。8日ほど滞在したかな」 そして今後についても言及。「これまで経験してきたことを考えると、実業家の道を辿ることになると思う」とコメント。マネジメントなどを含めてサッカー界に携わるとした。 コリンチャンスでキャリアをスタートさせたジョーは、CSKAモスクワへと移籍しヨーロッパのキャリアをスタート。その後、マンチェスター・シティ、エバートン、ガラタサライでプレー。2011年7月にインテルナシオナウへと移籍し母国へと戻る。 アトレチコ・ミネイロへの移籍を経て、UAEのアル・シャバブへと完全移籍すると、当時爆買いで一世を風靡した中国の江蘇蘇寧へと移籍。その後、コリンチャンスへと戻ると、2018年1月に名古屋へと加入する。 名古屋ではJリーグ1年目に24ゴールを記録し得点王に。チームのJ1残留に大きく貢献すると、2019年はケガの影響もあり6ゴールに終わることに。その後、コロナ禍になったことを受け、チームに無断で帰国。その後、名古屋との契約があるにも関わらずコリンチャンスと契約。国際サッカー連盟(FIFA)の紛争解決室に委ねられる事態に発展。名古屋への賠償金支払いが命じられることとなった。 そのジョーはコリンチャンスの後にセアラーへと移籍。2023年1月25日にアル・ジャバラインへと加入したが、5日後の30日に契約を解除していた。 キャリアを通じてはカンピオナート・ブラジレイロ・セリエAで196試合53ゴール22アシスト、J1で65試合30ゴール12アシスト、プレミアリーグで48試合6ゴール6アシストなどを記録。公式戦通算574試合で188ゴール66アシストを記録していた。 また、ブラジル代表としても20試合に出場し5ゴールを記録。2008年の北京オリンピックにも出場し、6試合で2ゴールを記録していた。 2023.02.27 13:10 Mon
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly